令和3年8月12日　新型コロナウイルス感染の確認について

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭（市長説明）のみを掲載しています。

• 日時：令和3年8月12日（木曜日）　午後4時30分から
• 場所：本館3階第1会議室
• 記者数：5人

• 新型コロナウイルス感染の確認について

　それでは、新型コロナウイルス感染症の確認についてお知らせします。
　まず、昨日陽性を公表した消防職員の同僚の検査結果は、濃厚接触者2名、接触者2名、合わせて4名の全員が陰性でした。
　昨日は既存事例22名、新規事例19名、合わせて41名の感染を確認し、本市での累計は1,932人になりました。感染された方にお見舞いを申し上げ、また1日も早い回復をお祈りします。
　567例目、会食・職場クラスターの関係では、自宅待機中の従業員1名が陽性になり、感染者の累計は従業員17名、そのほか1名、合わせて18名になりました。次に、568例目、飲食店クラスター9の関係では、そのほか家族など2名が陽性になり、感染者の累計は従業員14名、利用客7名、そのほか家族など14名、合わせて35名になりました。
　次に、新しく二つのクラスターを公表します。
　まず、既存の617例目では、これまでに同じ職場の従業員2名が陽性で、昨日新しく従業員3名、市外の利用客1名の陽性が判明しました。松山市保健所の調査では、マスクの着用や定期的な手指消毒、換気など基本的な感染防止は対策されていたと聞いていますが、職場内の接触で感染が広がったとみて職場内クラスター9としました。この職場は予約を取って利用客にサービスを提供しているため、全ての利用客を把握できているとのことです。現在店側に協力いただき、店側が感染可能期間内に利用した方の健康状態を確認しています。その結果が保健所に提供され次第、必要な方には保健所から個別にご連絡するようにしています。
　次に、新規の651例目は、昨日の検査で同じ学校の生徒4名、学校関係者1名、合わせて5名の陽性を確認しました。生徒4名は同じ部活動に所属しており、松山市保健所の調査では部活動以外の生活の場面でも接触が確認され学校クラスター5としました。この事例の陽性者に既存事例の陽性者と接点がある方がいます。現在は夏休み期間中であるものの、学校内で感染が広がっていないか早期に把握するため、保健所が全力を挙げて調査を進めています。
　昨日の市内の感染確認は、昨日が38名、本日が41名の公表で、松山市では「市中での感染がまん延し、感染リスクが非常に高まっている」状況です。加えて現在の第5波は、感染力が強いデルタ株が主流で、感染のスピードが速く、保健所の調査でも「いつ、どこで感染したのか」感染経路が見えないケースが増えています。

　市民の皆さんにお願いしたいのは、まず基本的な感染防止対策の徹底です。例えばマスクの着用では、顎マスクや鼻出しマスクで話をしている方がいます。またスーパーなどのレジでは、前の方と距離が取れるようほとんどの店舗で線が引かれています。お互いが手を伸ばしても届かない距離、約2メートル離れる必要があると言われています。正しくマスクを着用し、同居のご家族以外とは正しい距離を置く、定期的な手洗いや手指消毒、部屋の換気など基本的な感染防止対策を徹底するようお願いします。
　次に、一人一人が「感染対策期」の要請を実行するようお願いします。一つ、不要不急の外出を自粛、少なくとも5割削減、新型コロナウイルスは人から人へ感染します。外出を避け、人との接触を減らすのが感染の拡大を防ぐのに最も効果的です。二つ、県外からの帰省は延期、中止、三つ、不要不急の県外往来は自粛、四つ、会食は普段から顔を合わせている人と4人以下、おおむね2時間以内、これらを徹底し、市内での感染拡大を集中的に抑え込む必要があります。
　そして1人でも多く、できるだけ早く、ワクチンを接種いただきたいと思います。65歳以上の方の感染が減少しているのはこれまでお知らせしたとおりです。接種が進めば、感染者数や重症化する方が減ると考えられます。発信者が分からないようなうわさに惑わされず、国や自治体の情報を確認してください。最大の警戒と危機感で、これらを徹底するよう市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
　最後に、飲食店への時短要請の協力金の詳細は、現在県と調整を進めており、明日以降準備ができ次第お知らせします。
　以上です。