庚申庵

更新日:2021年4月30日

庚申庵(こうしんあん)」について

文化財の区分

愛媛県指定記念物(史跡)

指定(登録)年月日

昭和24年9月17日 指定
平成13年1月11日 所有者変更

所在地及び所有者(管理者)

解説

 栗田樗堂(1749年~1814年)は、松山の松前町酒造業豊前屋後藤昌信の三男である。明和2年(1765年)酒造業廉屋栗田家代7代をつぎ、町方大年寄として活躍した。この間樗堂は、俳諧に傾倒し、名古屋の俳人加藤暁台に教えを受け、蕉風復興運動に尽くした。小林一茶とも親交があり、寛政7年(1795年)春には樗堂をたずねている。
 庚申庵は、寛政12年(1800年)樗堂が52歳の時、松山城西方の味酒郷に造った草庵で、ここでもっぱら俳諧の道に精進した。もと青面金剛の小祠があり、古老が古庚申と呼んでいたこの地に、庚申の年に建てたので、庚申庵と名付けられたという。樗堂はその後、安芸国御手洗島に移り、文化11年(1814年)に66歳で没した。
 現在、庚申庵は公有化され、平成12年(2000年)から3ヶ年をかけて復元、往時の姿をよみがえらせている。建物の南側には風雅な庭園があり、例年4月末に咲くノダフジの花は見事である。

お問い合わせ

松山市庚申庵史跡庭園

〒790-0814
愛媛県松山市味酒町2丁目6-7

電話:089-915-2204

E-mail:info@koushinanclub.com

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