絹本著色 弘法大師像 1幅

更新日:2012年3月1日

絹本著色(けんぽんちゃくしょく) 弘法大師(こうぼうだいし)像」について

絹本著色弘法大師像

文化財の区分

愛媛県指定有形文化財(絵画)

指定(登録)年月日

昭和40年4月2日 指定

所在地

松山市太山寺町 太山寺

解説

 弘法大師・空海(774年~836年)は、讃岐の善通寺に生まれ、15歳の時上京、20歳で出家、31歳で入唐、恵果(けいか)に師事し金剛・胎蔵の灌頂(かんじょう)をうけ、密教の教典・儀軌(ぎき)・仏具を相承して帰国、真言宗を開創する。高雄山、東大寺、東寺、高野山などに住し、また、諸国を行脚し教化の生涯を送り、今に至るまで崇敬された。即身成仏義・十住心論等の著書も多く、三筆としてその墨跡も有名である。承和2年(834年)3月高野山で入滅した。

 この画像は、右手に金剛杵を逆手でとり、左手は数珠をとって膝上に置くという通例の像容である。縦113センチメートル、横118センチメートルの絹地に描かれたもので、鎌倉時代中期以前の作といわれる。
 弘法大師像で、鎌倉時代のものは珍しく、当地での仏教文化の受容と庇護を考える上で、貴重な高僧像である。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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