伊佐爾波神社算額 22面

更新日:2012年3月1日

伊佐爾波神社算額(いさにわじんじゃさんがく)」について

文化財の区分

愛媛県指定有形民俗文化財

指定(登録)年月日

平成17年12月27日 愛媛県指定
(昭和55年 1月17日 松山市指定、県の指定により解除)

所在地及び所有者(管理者)

松山市桜谷町 伊佐爾波神社

解説

 算額とは、和算の掲額を言う。和算はわが国独自の数学で、その問題・図・解答およびそれを導く最終計算式等を記し、額として神社、仏閣に奉掲したものである。数学の難問が解けたこと、今後の術上達の奉謝・祈願の意味や代表的問題の周知および流派の顕示等の目的から奉掲したものである。
 現存する算額の最古のものは、栃木県佐野の星宮神社の天和3年(1683年)の額であったが、焼失した。伊佐爾波神社には、22面の算額が残っており、享和3年(1803年)を最古に、江戸時代後期から明治年間のものが多い。中でも珍しいのは、昭和21年(1937年)の算額である。このように一社に多数の算額が集中的に現存しているのは、全国的にも例のないことである。この神社の算額は、関考和(~1708年)が考案した関流数学であり、愛媛の和算発達史を知るうえにも貴重な文化財である。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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