鹿島のシカ

更新日:2021年4月30日

鹿島(かしま)のシカ」について

鹿島のシカ

文化財の区分

愛媛県指定天然記念物

指定(登録)年月日

昭和23年10月28日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 北条港に近接して海上に浮かぶ鹿島は、周囲1.5km、高さ114mの小島であるが、当時は全島400種の植物が繁茂し、ことに周囲はクロマツ内部の楠を主としてヤマモ、カゴノキ、タブノキ、カカツガユなどの暖帯植物林としてこの付近における代表的な樹林を形成しているほかに景勝の地としても知られている。
 この島には古くから野生の鹿が生存しており、小島のため食物の不足などもあって時に消長あり、過去鹿守りを置いてこの野生鹿に餌を与えたこともあった。
 この鹿は九州屋久島に属するもので、普通の鹿より小型、精かんで人に慣れにくく、角が三つまたを越えてわかれないなどの特徴がある。市では落石による鹿の事故の防止、島の樹木の保護、鹿の繁殖育成などの見地から昭和35年(1960年)8月25日許可を受けて、その一部をさく内に入れ保護飼育を行なっている。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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