円明寺八脚門 1棟

更新日:2021年5月6日

円明寺(えんみょうじ)八脚門(やつあしもん)」について

円明寺八脚門

文化財の区分

愛媛県指定有形文化財(建造物)

指定(登録)年月日

昭和31年11月3日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 円明寺は、真言宗智山派、四国八十八か所53番札所である。寺伝によれば、天平年間(729年~749年)に、僧行基によって近くの勝岡の地に七堂伽藍が創建されたという。その後兵火により荒廃し、寛永10年(1633年)にこの地に居住していた須賀専斎重久によって現在地に再興されたという。
 八脚門の建物は、三間一戸、一重、入母屋造、一軒疎垂木(ひとのきまばらだるき)、本瓦葺である。基礎は切り石を据え、柱は円柱で柱頭にのみ(ちまき)を付け、頭貫・台輪を通してその上の出組の斗きょうで軒を支え、柱間の中備には間斗束(正面のみ蓑束)を置く。室町時代の作とみられ、頭貫先端の木鼻の彫刻文様や組物の造りには古式が見られるが、その後再興時に改修の手が加えられ、創建時とは変容したことが推定される。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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