興居島の船踊り

更新日:2012年3月1日

興居島(ごごしま)(ふな)踊り」について

興居島の船踊り

文化財の区分

愛媛県指定無形民俗文化財

指定(登録)年月日

昭和39年3月27日 指定(無形文化財)
昭和52年1月11日 指定替え

所在地及び所有者(管理者)

松山市由良町 小冨士文化保存会

解説

 船越和気比売神社の秋の祭礼に神輿の海上渡御に供奉して演じられる芸能(風流)である。この踊りの起源は明白ではないが、島の伝承によると、むかし内海にその威をふるった伊予水軍の勇士が、遠く転戦して凱旋するごとに、戦いの模様を留守の家族に演じてみせたのが、氏神の祭礼行事となり、伝承されたという。
 当日は、伝馬船をもやって舞台を設け、歌舞伎や新作の舞踊などを演じる。演目は、「伊予水軍」「大阪城夏の陣」「先代萩」「太功記」「曽我兄弟」などで、大太鼓と拍子木に合わせた立ち回りがある。同時に、船のヘサキではボンデン踊りといって、氏子の中泊、軒島、由良、門田の4集落が奉納することになっていた。櫂伝馬は、瀬戸内海地域に広く祭礼行事として行われるが、豪快勇壮な船踊りは、独自な地方芸能として極めて珍しい存在である。

※開催は毎年10月の第一土曜日

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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