東野お茶屋跡

更新日:2021年4月30日

東野(ひがしの)お茶屋(あと)」について

東野お茶屋跡

文化財の区分

愛媛県指定記念物(史跡)

指定(登録)年月日

昭和36年3月30日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 松山市の郊外東野4丁目の閑静な地域にある。昭和53年(1978年)に史跡のうちにあった口無池が埋立てられた。
 松山藩松平初代藩主定行の隠居所として、万治元年(1658年)から3年をかけ、裏千家千宗安の設計のもとに庭園と御殿が建造され、寛文元年(1661年)に完成した。記録によると、周囲1里あまりを竹垣で囲み、北門を入ると東西に馬場があり、馬場東詰の中門を入ると御殿があった。御殿の西には壮大な池泉があり、周囲の起伏した地形を利用して、「風呂のお茶屋」「傘のお茶屋」「いろはのお茶屋」等の草庵や安心堂などの小堂が配されていた。御殿は建築から20年後に、「竹のお茶屋」など僅かに残された建物も明治元年(1868年)までに、取りはらわれた。今は琵琶湖を模した池のほとりに観音堂が残存し、周囲の小径は一巡することもできる。観音堂の北方、池畔に「竹のお茶屋」跡がある。池の西南端から吟松庵(弟定政の隠居所)に通じていた、東海道53次の情景を模したという宿駅は、開墾で破壊されたが、周囲の竹林に昔の面影を僅かにしのぶことができる。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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