ヒトパピローマウイルス感染症の定期予防接種

更新日:2024年4月18日

平成9年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた女子の方はキャッチアップ接種の対象となります。キャッチアップ接種ができるのは、令和7年3月31日までです。それ以降に接種した場合、全額自己負担になります。詳細は「キャッチアップ接種について」の欄をご参照ください。

公費接種の対象となる接種回数は、3回(自費で接種した回数も含む)と決められています(9価ワクチンを15歳未満で接種開始した場合は2回でも可)。規定回数を超えて接種した場合は、超えた分は全額自己負担となりますので、過去の接種歴を十分確認するなどご注意ください。母子手帳等を紛失していて接種歴が分からない場合は、松山市の下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

ヒトパピローマウイルス感染症とは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

子宮頸がんとは

 子宮頸がんは、子宮の頸部という出口付近にできる“がん”で、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。多くの場合、性的接触によって感染すると考えられています。
 日本では、毎年約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年約2,900人の女性が亡くなっています。患者さんは20代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。
 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種することで、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染及び前がん病変の予防をすることができます。ただし、ワクチンの接種により完全に子宮頸がんの発症を予防できるわけではないので、ワクチン接種に加え、早期発見のために子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要です。
 ※ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの予防接種は、平成25年4月から定期接種になりました。その後、平成25年6月14日付の厚生労働省通知により、積極的な勧奨を差し控えていましたが、 令和3年11月26日付の厚生労働省通知で、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの個別勧奨が再開されることになりました。

9価HPVワクチンを公費で接種できるようになりました

 定期接種として公費で受けられるHPVワクチンは、これまで2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)の2種類でしたが、令和5年4月から9価ワクチン(シルガード9)も公費で受けられるようになりました。

9価HPVワクチンについて

 HPVにはいくつかの種類(型)がありますが、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPVの感染を予防することができます。

9価HPVワクチンの2回接種対象年齢について

 小学校6年生の学年から、15歳の誕生日の前日までに1回目の接種を行えば、2回で接種を完了することができます。2回接種の有効性は3回接種と比較して同等であるとされています。

これまでに、2価または4価のHPVワクチンを1回または2回接種した方へ

 原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。

 進学等の理由により、愛媛県外の医療機関で定期予防接種またはキャッチアップ接種を受けることを希望する場合は、 事前に手続きが必要です。事前に手続きされていない場合、接種費用は全額自己負担となりますのでご注意ください。

キャッチアップ接種について

 積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方に公平な接種機会を確保するため、従来の定期予防接種の対象年齢を超えてヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を受けることができます。
※松山市外で受けられる方は下記のお問合せ先までご連絡ください。
愛媛県外で受けられる方は事前に手続きが必要です。事前に手続きを行わない場合、接種費用が全額自己負担になりますのでご注意ください。

キャッチアップ接種の対象者

(1)松山市に住民登録がある
(2)【令和4年度】平成9年4月2日から平成18年4月1日までの間に生まれた女子
   【令和5年度】平成9年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた女子
   【令和6年度】平成9年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女子
以上を満たし、HPVワクチンの接種を過去に合計3回受けていない方が対象となります。

キャッチアップ接種の期間

 令和4年4月1日から令和7年3月31日までの 3年間

キャッチアップ接種の回数

 最大3回
 ※1回又は2回接種した後に長期間経過している場合、1回目からやり直すことなく、1回接種したことがある方は残り2回、2回接種したことがある方は残り1回の接種を受けることができます。

定期予防接種について

定期予防接種の対象者

松山市に住民登録のある、小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
※標準的な接種年齢:中学1年生相当年齢
※平成9年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた女子の方はキャッチアップ接種の対象となります。詳細は「キャッチアップ接種について」の欄をご参照ください。

予防接種の受け方

予防接種は委託医療機関で受けます。予約をしてから接種に行ってください。
※松山市外で受けられる方は下記のお問合せ先までご連絡ください。
愛媛県外で受けられる方は事前に手続きが必要です。事前に手続きを行わない場合、接種費用が全額自己負担になりますのでご注意ください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは3種類あります

ワクチンの種類

2価(サーバリックス) 4価(ガーダシル) 9価(シルガード)
接種回数 3回 3回 2回または3回(15歳までに1回目の接種を行えば、2回で接種を完了することができる)
接種間隔

1月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から5月以上、かつ2回目から2月半以上あけて3回目を接種する。
標準的には、2月の間隔をおいて2回接種した後、1回目から6月あけて3回目を接種する。

1月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目から3月以上あけて3回目を接種する。
標準的には、2月の間隔をおいて2回接種した後、1回目から6月あけて3回目を接種する。

【2回接種する場合(15歳までに1回目の接種が必要)】
初回から2回目までの接種間隔は最低5月以上とする。
標準的には、初回から6月あけて2回目を接種する。
【3回接種する場合】
1月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目から3月以上あけて3回目を接種する。
標準的には、2月の間隔をおいて2回接種した後、1回目から6月あけて3回目を接種する。

接種方法 筋肉内接種

筋肉内接種

筋肉内接種
効果 HPV16/18型の感染とそれによる前がん病変の予防 HPV16/18型の感染とそれによる前がん病変の予防、HPV6/11型の感染とそれによる尖圭コンジローマの予防

HPV16/18/31/33/45/52/58型の感染とそれによる前がん病変の予防、HPV6/11型の感染とそれによる尖圭コンジローマの予防

製造販売元

グラクソ・スミスクライン(株) MSD(株) MSD(株)

松山市の委託医療機関

※一覧のHPV(子宮頸がん)に「〇」の付いている医療機関で実施しています。

接種費用

 無料
※対象年齢外の方や規定回数(最大3回。自費で接種した回数を含む。)を超えて接種された方は全額自己負担になりますのでご注意ください。

持って行く物

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証等

 ※予診票等は医療機関にあります。

HPVワクチンの効果

 サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
 シルガード9はHPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
 HPVワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人ががんにならなくてすみ、約20人の命が助かる、と試算されています。
 松山市の接種対象者となる年齢の女性人口(キャッチアップ接種対象者含む)は約3万7千人ですので、この試算に基づくと、3万7千人全員がワクチンの接種を受けた場合、約260人ががんにならなくてすみ、約74人以上の命が助かることになります。

HPVワクチンのリスク

 HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
 まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
 因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状を含めて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約9人、シルガード9では約8人です。
 このうち、報告した医師や企業が重篤*と判断した人は、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約5人、シルガード9では約7人です。
 *重篤な症状には、入院相当以上の症状などが含まれていますが、報告した医師や企業の判断によるため、必ずしも重篤でないものも重篤として報告されることがあります。

ワクチン接種後に現れる可能性のある症状
発生頻度 2価ワクチン
(サーバリックス)
4価ワクチン
(ガーダシル)
9価ワクチン
(シルガード)
50%以上 疼痛*、発赤*、腫脹*、疲労 疼痛* 疼痛*
10~50%未満 掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など 紅斑、腫脹* 腫脹*、紅斑*、頭痛
1~10%未満 じんましん、めまい、発熱など 頭痛、そう痒感*、発熱 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感*、発熱、疲労、内出血など
1%未満 知覚異常*、感覚鈍麻、全身の脱力 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、硬結*、出血*、不快感*、倦怠感など 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血*、血腫*、倦怠感、硬結*など
頻度不明 四肢痛、失神、リンパ節症など 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など 感覚鈍麻、失神、四肢痛など

*接種した部位の症状。

予防接種健康被害救済制度について

 極めてまれですが、予防接種を受けた方に重い健康被害を生じる場合があります。
 HPVワクチンに限らず、日本で承認されているすべてのワクチンについて、ワクチン接種によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、法律に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
 その際、「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も救済の対象とする」という日本の従来からの救済制度の基本的な考え方にそって、救済の審査を実施しています。
 予防接種による健康被害についてのご相談は、松山市の下記のお問い合わせ先にご連絡ください。

令和4年3月31日までに接種した新規ウインドウで開きます。任意接種費用の払い戻しについて

  HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、定期予防接種の機会を逃し、対象年齢を過ぎてHPVワクチン(2価又は4価)を任意接種(自費)で受けた方に対し、令和4年3月31日までに接種した任意接種費用の一部又は全部を払い戻す制度があります。

 ワクチンを受けた後は、体調に変化がないか充分に注意してください。
 もしも、気になる体調変化があった場合は、まず接種を受けた医療機関に相談しましょう。

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お問い合わせ

保健予防課 予防接種担当
〒790-0813
愛媛県松山市萱町六丁目30番地5 松山市保健所1階
電話:089-911-1858  FAX:089-923-6062
E-mail:hokenyobou@city.matsuyama.ehime.jp

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