渡部家住宅 4棟

更新日:2024年9月6日

「渡部家住宅」について

渡部家住宅 4棟

文化財の区分

重要文化財(建造物)

指定(登録)年月日

昭和45年6月17日 指定

所在地及び所有者(管理者)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。松山市東方町(外部サイト) (一財)重要文化財渡部家住宅保護財団

解説

 渡部家は、天保15年(1844年)に南方村(現・東温市)から松山藩主の意向により3男が入庄屋として分家したことに始まる。以後この地で庄屋を勤めた。現在の住宅は万延元年(1860年)に着工されて慶応2年(1866年)に上棟されている。南には背面に(ひさし)を持つ2階建表門(長屋門)、東に白壁造りの米倉と倉を配し、周囲を土塀でかこっている。主屋は一部2階、入母屋造り、四面庇付、本瓦葺、土間上のみ茅葺(かやぶき)越屋根(こしやね)である。主屋の平面は東西に長い大型直屋(すごや)で、建物を前後にわけて表側を客向き、裏側を内向きの部屋としている。その表裏の境に小間、階段、押入、棚等が設置されている。床壁は土壁に白紙を貼った「はりつけ壁」、神前の間の壁が「ドンデン返し」で裏側の産室(さんべや)に抜ける構造など、一部武家建築様式が加味されている。座敷の欄間や書院、内庭の(かんな)仕上げの梁を幾重にもかけた梁架構などに家の格式がうかがわれる。敷地面積3,095平方メートル、建物延面積661平方メートル、昭和49年から51年(1974年~1976年)にかけて解体修理が施された。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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