石手寺訶梨帝母天堂 1棟

更新日:2021年4月27日

石手寺訶梨帝母天堂(いしてじかりていもてんどう)」について

石手寺訶梨帝母天堂 1棟

文化財の区分

重要文化財(建造物)

指定(登録)年月日

昭和28年3月31日 指定

所在地及び所有者(管理者)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。松山市石手2丁目9-21 石手寺(外部サイト)
連絡先:石手寺(電話番号089-977-0870)

解説

 三重塔の奥の一隅に位置するこの小社は、鎌倉時代後期、河野一族が勧請した十六王子社の遺構とも考えられる。一間社流見世棚造(いっけんしゃながれみせだなづくり)、桧皮葺。
 組物や妻飾の懸魚(げぎょ)に優れた技法を見せ、特に正面の水引貫上の蟇股(かえるまた)は、国宝・二王門と手法を同じくし、これと同時期の創建とする根拠となっている。

 訶梨帝母天は別名鬼子母神ともいい、この社前には、今も中世の修法の名残が受け継がれて、安産を祈願する人々が丸い小石を供えるなどの信仰が寄せられている。
 寺院の中にありながら、県下最古の神社建築の遺構として貴重な建物である。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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