大宝寺本堂 1棟、附 厨子1基、棟札1枚
更新日:2024年9月6日
「大宝寺本堂 」について
文化財の区分
国宝(建造物)
指定(登録)年月日
昭和28年3月31日 指定
所在地及び所有者(管理者)
解説
大宝寺は真言宗豊山派、大宝年間(701年~704年)越智玉興による創建と伝えられる。本堂の建物は、桁行(正面)3間、梁間4間、一重、寄棟造り、
この本堂には内部に四本の柱が建つが、それらは外周の柱と一線に通らないという特徴を持っている。このため柱間隔は6通りに分類されるが、1尺=0.3090mの尺度を用いると、これらは、7.0、7.5、8.0、9.5、10.0、13.0尺という規則的な尺度で構成されていることが判かる。この尺度は、従来の定説では江戸時代の中期に出現したとされ、又四郎尺と呼ばれてきたが、それが鎌倉時代初期のこの本堂に用いられていたことは、改めて関係方面の注目を集めるようになっている。
堂内の厨子は寛永8年(1631年)の作。正面3間、軒唐破風付、
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