忽那家文書(百十三通) 九巻
更新日:2021年5月25日
「忽那家文書 (百十三通) 」について
文化財の区分
重要文化財(古文書)
指定(登録)年月日
平成21年7月10日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市堀之内 個人蔵
解説
忽那氏は忽那諸島を統治した豪族である。平安時代末期に忽那島の開発領主として登場し、鎌倉時代になると幕府から地頭職に補任され、その後「建武の新政」前後には後醍醐天皇側に属し、さらに南北朝時代には南朝方として瀬戸内海を縦横に活躍した。
「
「忽那島 相伝之証文」巻一は、元久2年(1205年)から建武2年(1335年)までの33通の文書、巻二は、建武2年(1335年)から元中8年(1391年)までの40通、巻三は、応永21年(1414年)から天文元年(1532年)までの40通の文書からなる。海の武士団をしての性格を持つ数少ない武家の文書であり、また室町・戦国時代の伊予の豪族・河野氏や南北朝の幕府との関係やその動向がうかがえる貴重な中世史料である。
※1 附 絹本著色藤原親賢像 一幅、 文書箱 一合
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603