石手寺二王門 1棟

更新日:2021年4月27日

石手寺二王門(いしてじにおうもん)」について

石手寺二王門 1棟

文化財の区分

国宝(建造物)

指定(登録)年月日

昭和27年11月22日 指定

所在地

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。松山市石手2丁目9-21 石手寺(外部サイト)
連絡先:石手寺 (電話番号089-977-0870)

解説

 石手寺は真言宗豊山派の古刹で、四国八十八か所51番札所である。寺伝によれば聖武天皇の神亀5年(728)年に勅宣によって大領・越智玉澄が伽藍を創建したという。
 この二王門は、『伊予古蹟志』に、河野通継が文保2年(1318年)に建立したとの記事が見られる。三間一戸楼門、屋根は入母屋造、二軒(ふたのき)、本瓦葺で、二階の床は張らない。建築様式は和様で、円柱上の三手先の腰組で回縁を支え、中備(なかぞなえ)として正・背面には蟇股(かえるまた)を、側面には間斗束(けんとづか)を置く。軒も同様に三手先で受けられるが、この中備はすべて間斗束となる。軒の反りや張りをはじめ、建物全体の均整はよく、全国の楼門の中でも屈指の優れた作品と評価され、なかんずくその蟇股は、鎌倉期の特徴を備えた傑作との名声を博している。門の左右室には、運慶一門の作と伝えられる金剛力士の逞しい立像が安置される。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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