坊っちゃん文学賞

更新日:2023年4月25日

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はじめに

「坊っちゃん文学賞」は、市制100周年を機に、近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちやん』に描かれた街という、松山市の豊かな文学的土壌を生かして、新しい青春文学の創造と本市の文化的なイメージを高め、全国にPRするため昭和63年に創設し、受賞後も活躍を続ける作家や人気作品を生み出してきました。
これまで「ことばと文学のまち松山」を一緒に育んでくださった市民の皆様や全国の文学ファンの皆様に感謝するとともに、一人でも多くの皆様にご応募いただき、「坊っちゃん文学賞」をより一層大きく育てていきたいと考えていますので、皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願いします。

第20回坊っちゃん文学賞の作品募集

第20回坊っちゃん文学賞(令和5年度)の作品を募集します。
ここはあなたの「文学の入り口」です。
アイデアとそれを生かした印象的な結末のあるショートショート作品の応募をお待ちしています。

募集期間

インターネットでの応募:令和5年5月1日(月曜日)8時30分から9月30日(土曜日)23時59分まで
郵送での応募:令和5年5月1日(月曜日)から9月30日(土曜日)(必着)まで
募集要項、審査員プロフィールなどの詳細は、下記公式ホームページをご覧ください。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://bocchan-shortshort-matsuyama.jp(外部サイト)
ショートショートは、書く楽しさを感じてもらいやすく、世代を問わず参加できるという、文学の間口を広げる力があります。
俳句と同じく短い言葉で表現する特長を生かし、この賞を「文学の入り口」として、これまで本市が取り組んできた「ことばと文学のまち松山」の魅力をさらに広く発信していきます。

第19回坊っちゃん文学賞の受賞作品

大賞

佳作

第19回坊っちゃん文学賞の受賞者が決定しました

令和5年2月21日(火曜日)に第19回坊っちゃん文学賞の結果発表と表彰式を松山市役所大会議室で開催し、大賞および佳作作品を表彰しました。7,026作品の応募の中から、大賞にはそるとばたあさんの『ジャイアントキリン群』が選ばれました。


大賞を受賞した「そるとばたあ」さん

大賞受賞コメント そるとばたあさん

坊っちゃん文学賞で受賞することを目標にしていたので、大賞を受賞できて大変うれしいです。
この作品は、諦めないで強い相手に立ち向かっていく話です。何かに打ち込んでいる人や結果が出ない人に、考えながら取り組むことで道が切り開けることがあると伝えたいです。ショートショートが大好きなので、読んでくれた人が楽しくなる作品をこれからも書いていきたいです。

審査員総評

審査員長  ショートショート作家 田丸雅智さん

 
大賞作品は、傑作です。言葉遊びをきっかけとして、その先にたくさんのアイデアが作品に込められています。普段、読書をしない人にもぜひ読んでもらいたいです。
応募数が増える中、作品のレベルも上がっています。坊っちゃん文学賞がさらに広がって、受賞作品を多くの人に読んでもらい、受賞者が作家として活躍することを期待しています。

審査員 声優・ナレーター 大原さやかさん

 どれもレベルが高く、創意工夫されていて、本当に素晴らしい作品でした。イメージが色鮮やかに浮かぶものや、その世界の音や空気感が文章から立ち上がってくるような躍動感あふれる作品が多かったので、今回の審査はとても濃密で楽しい時間でした。

審査員 映画監督 山戸結希さん

ショートショートですが、作品を書いている時間はショートではなく、何度も推敲し、長い時間をかけて仕上げたことが伝わってきました。今回の作品は、文章から作品のイメージが鮮やかに浮かんでくるものばかりで感動しました。

アンバサダー コメント

アンバサダー EXILE/GENERATIONS 白濱亜嵐さん

 どれも素敵な話で、心が温かくなるような作品でした。受賞作品をきっかけに、坊っちゃん文学賞に興味を持った方もたくさんいると思うので、頭に思い描いている話を、ぜひ次回の坊っちゃん文学賞で言葉に表してみてほしいです。

大賞
作品名 筆名(よみがな)
大賞 ジャイアントキリン群
(じゃいあんときりんぐん)
そるとばたあ
佳作
作品名 筆名(よみがな)
佳作 嘘つきは透明のはじまり
(うそつきはとうめいのはじまり)
草間 小鳥子
(くさま ことりこ)
佳作 空色ネイル
(そらいろねいる)
内池 陽奈
(うちいけ ひな)
佳作 幻島
(まぼろしじま)
霜月 透子
(しもつき とおこ)
佳作 メトロポリスの卵
(めとろぽりすのたまご)
石原 三日月
(いしはら みかづき)
佳作 野次馬スター
(やじうますたー)
中乃森 豊
(なかのもり ゆたか)
二次審査通過作品(大賞・佳作を除く)
作品名 筆名
カーテンコール 森川夏帆
家族のピース 中乃森豊
形の無い愛のカタチは未来 黒井駿平
雁の絵 睡川眠琉
果物商店 毛内達季
自治体ドラフト 加島開
爪先の庭 音囲薫
呑言症 藤原チコ
忍者お父さん 望月滋斗
日めくり猫 山猫軒従業員・黒猫
ブー子 望月滋斗
フライングペイン 毒島愛倫
身も心もとけちゃう湯 いごと世真
わいふぁい鳥 エビハラ

※作品名の五十音順で並んでいます。

第19回坊っちゃん文学賞の応募状況

募集期間

令和4年5月1日(日曜日)~令和4年9月30日(金曜日)

応募総数

  • 作品数:7,026点
  • 応募者数:3,912名

年代別応募作品数内訳

  • 10代以下:866
  • 20代:1,739
  • 30代:1,232
  • 40代:887
  • 50代:827
  • 60代以上:792
  • 無記入などその他:683

応募方法別作品数内訳

  • WEB:6,247
  • 郵送:779

表彰式(予定)

  • 日程:令和5年2月21日(火曜日)
  • 会場:松山市役所
  • 参加者:審査員、受賞者ほか
  • 内容:あいさつ、受賞者の発表、コメント、記念撮影ほか

【募集終了】第19回坊っちゃん文学賞の作品募集

作品の募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

作品の募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
第19回坊っちゃん文学賞(令和4年度)の作品を募集します。
ここはあなたの「文学の入り口」です。
アイデアとそれを生かした印象的な結末のあるショートショート作品の応募をお待ちしています。

募集期間

インターネットでの応募:令和4年5月1日(日曜日)8時30分から9月30日(金曜日)23時59分まで
郵送での応募:令和4年5月1日(日曜日)から9月30日(金曜日)(必着)まで

募集要項、審査員プロフィールなどの詳細は、下記公式ホームページをご覧ください。


坊っちゃん文学賞は第16回からショートショートの文学賞にリニューアルしました。
ショートショートは、書く楽しさを感じてもらいやすく、世代を問わず参加できるという、文学の間口を広げる力があります。
俳句と同じく短い言葉で表現する特長を生かし、この賞を「文学の入り口」として、これまで本市が取り組んできた「ことばと文学のまち松山」の魅力をさらに広く発信していきます。

ショートショート受賞者の活躍について

第15回ショートショート部門大賞受賞者の塚田浩司さんの初の単著となる「コイのレシピ」が、2022年10月5日にステキブックスから発売されることとなりました。
また、第18回大賞受賞者の椿あやかさんのエッセイが、集英社の「小説すばる8月号」に掲載されました。

著者プロフィール

著者:塚田 浩司
1983年長野県千曲市生まれ。長野県千曲市「柏屋料理店」の7代目当主。「オトナバー」で第15回坊っちゃん文学賞ショートショート部門大賞を受賞。第2回ステキブンゲイ大賞受賞。『5分後に意外な結末』など多くの短編集に作品を寄稿。原作を務めた短編映画「俺の海」がYou Tubeにて公開中。

著者:椿 あやか
東京都出身。神奈川県在住。「月光キネマ」で第18回坊っちゃん文学賞大賞を受賞。現在ショートショートで単著が出せるよう奮闘中。
趣味:読書、お笑い鑑賞、神社仏閣巡り。

【募集終了】「坊っちゃん文学賞 presents 誰でも書けるショートショート講座 in 松山」の参加者を募集します

※「坊っちゃん文学賞 presents 誰でも書けるショートショート講座 in 松山」は終了しました。ご参加ありがとうございました。

目的

第19回坊っちゃん文学賞に多くの方から応募いただくため、審査員長の田丸雅智さんを講師に迎え、ショートショートを書く方法を学ぶワークショップを開催します。ワークショップ内で書いた作品はそのまま「坊っちゃん文学賞」に応募できます。
小説を書いたことがない方や作文が苦手な方、また小学生から大人まで気軽に参加できます。

募集期間

令和4年7月1日(金曜日) ~ 令和4年8月6日(土曜日)
※応募フォームからの応募は、令和4年8月6日(土曜日)23時59分までです。
※往復はがきでの応募は、当日消印有効です。

対象

松山市内在住の小学生以上

定員

各回50名 ※応募多数の場合は抽選です。

応募方法

応募フォームまたは往復はがきで、代表者の住所、氏名、年齢、電話番号、あればメールアドレス、参加人数、希望日、オンライン(Zoom)で開催になった場合の参加の可否を記載し、申し込んでください。
申込者全員に結果をメールまたは郵送などでお知らせします。
【応募フォーム】  外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://logoform.jp/form/ARpd/103931(外部サイト) 
【往復はがき】 〒790-8571 文化・ことば課「坊っちゃん文学賞」係
※ワークショップへの参加は、坊っちゃん文学賞の作品選考に一切影響はありません。

坊っちゃん文学賞 presents 誰でも書けるショートショート講座 in 松山

【日時】 令和4年8月27日(土曜日) 18時30分~20時30分

令和4年8月28日(日曜日) 13時~15時
※両日とも、同じ内容です。

【場所】 松山市民会館 小ホール (松山市堀之内)
【講師】 ショートショート作家
     「第19回坊っちゃん文学賞」審査員長 田丸 雅智(たまる まさとも)さん
【内容】 ショートショートの書き方講座と実践、第19回坊っちゃん文学賞の紹介

注意事項

1.新型コロナウイルス感染症の影響で内容を変更(オンライン(Zoom)での開催)する場合があります。

2.会場開催の際の注意事項

 新型コロナウイルス感染症の感染防止について
 *会場内では必ずマスクの着用をお願いします。
 *咳や発熱など風邪の症状、息苦しさや強いだるさなどがある方は参加をご遠慮ください。

3.オンライン開催の際の注意事項

 *Zoomの使用方法については参加前にご自身にてご確認いただきますようお願いします。
 *講座開催中は、Zoomのビデオの設定をオンにしていただきますようお願いします。
 *ネット回線がつながらないご参加者や操作がうまくいかないご参加者がいらっしゃった場合でも、定刻通り講座を進めさせていだきます。予めご了承ください。  

第18回坊っちゃん文学賞の受賞作品

大賞

佳作

大賞
作品名 筆名(よみがな)
大賞 月光キネマ 椿 あやか
(つばき あやか)
佳作
作品名 筆名(よみがな)
佳作 再配達 知花 沙季
(ちはな さき)
佳作 魚のタトゥー 藤原 あゆみ
(ふじわら あゆみ)
佳作 父の化石頭 中乃森 豊
(なかのもり ゆたか)
佳作 どっちつかズ 石原 三日月
(いしはら みかづき)
佳作 わたしは西瓜が食べられない 伊藤 見桜
(いとう みお)
二次審査通過作品(大賞・佳作を除く)
作品名 筆名
ウチのマッチョ 青葉たつ
片割れ コンドウフミヒロ
蟹光線 河村晃太郎
月曜日の朝に 小郷あゆみ
ジブン・シェアリング 中乃森豊
人工キャラクター 小笠原ともか
田中電鉄 楽市びゅう
人魚かもしれない 椿あやか
光の畑 望月滋斗
夫婦カチンコ 小狐裕介
ブラックホール 花山実生
祭り雨 べんさむ
みかづめ 望月滋斗
もぬける 霜月透子

※作品名の五十音順で並んでいます。

坊っちゃん文学賞を受賞したショートショートの作品集発売

坊っちゃん文学賞を受賞したショートショート作品と受賞者の書き下ろし作品が、『夢三十夜』(学研プラス)に収録されます。

書籍について

【書名】 『夢三十夜』(ゆめさんじゅうや)
【内容】 坊っちゃん文学賞を受賞したショートショート作品
     ショートショート作品受賞者の書き下ろし作品
【規格】 四六判320ページ
【出版社】 株式会社 学研プラス
【定価】 1,100円(税込)
【発売日】 令和3年6月10日(木曜日)

第17回坊っちゃん文学賞の受賞作品

大賞

佳作

第16回坊っちゃん文学賞の受賞作品

大賞

佳作

子規・漱石生誕150年記念 第15回坊っちゃん文学賞 ショートショート部門の受賞作品について

下記のリンク先に受賞作品を公開しています。

第18回までの坊っちゃん文学賞

各回の応募数と大賞
開催年   応募数 大賞作品名 大賞作者 単行本化など
S63~H元 第1回   1,386 『今日もクジラは元気だよ』(改題:キャッチ) 月本  裕 単、電
H2~3 第2回   740 『魚のように』 中脇 初枝 単、文、電
H4~5 第3回   1,057 『土曜日の夜~The Heart of Saturday Night』 光山 明美 単、電
        『ノスタルジア』 巌谷 藍水
H6~7 第4回   1,164 『がんばっていきまっしょい』 敷村 良子 単、文、電
H8~9 第5回   1,037 『映写機カタカタ』 大武 完
H10~11 第6回   910 『マジックドラゴン』 長屋  潤
H12~13 第7回   811 『富士川』 鬼丸 智彦
        『卵の緒』 瀬尾 まいこ 単、文、電
H14~15 第8回   1,008 『三度目の正直』 浅井  柑 単、電
H16~17 第9回   1,067 『ゆくとし くるとし』 大沼 紀子 単、電
H18~19 第10回   1,048 『タロウの鉗子』(改題:はさんではさんで) 甘木 つゆこ 単、電
H20~21 第11回   1,138 『右手左手、左手右手』 ふじくわ 綾
        『なれない』 村崎 えん
H22~23 第12回   1,057 『桃と灰色』 真枝 志保
H24~25 第13回   1,060 『キラキラハシル』 桐 りんご
H26~27 第14回   911 『名もない花なんてものはない』 卯月 イツカ
H28~29 第15回 小説 854 『ルカの麒麟』 鈴川 紗以 単、電
    ショートショート 1,087 『オトナバー』 塚田 浩司
R元 第16回   5,628 『羽釜』 高野 ユタ
R2 第17回   9,318 『ドリームダイバー』 山猫軒従業員・黒猫
R3 第18回   6,952 『月光キネマ』 椿 あやか

※一部の作者については、本人の希望により現在の筆名で記載しています
※単・・・単行本化、文・・・文庫化、電・・・電子書籍化

  • 平成元(1989)年の市制100周年を記念して、昭和63(1988)年から、斬新な作風の青春文学小説の募集を開始しました。全国の多くの市が市制100周年を迎え、記念事業として文学賞を開催する中で、「坊っちゃん文学賞」は自治体文学賞の先駆けとなりました。
  • 審査員は椎名誠氏(審査員長)、早坂暁氏、景山民夫氏、中沢新一氏、高橋源一郎氏の5名で開始しました。平成10(1998)年に景山氏、平成29(2017)年に早坂氏が御逝去されました。
  • 18回・34年にわたって継続し、第4回大賞の「がんばっていきまっしょい」のように映画化やテレビドラマ化される作品も生まれるなど、新人作家の登竜門ともなり、「ことばと文学のまち松山」を代表する取り組みの一つです。平成31(2019)年には第7回大賞の瀬尾まいこさんが『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞されました。
  • 第15回までは2ヵ年事業として実施し、初年度は募集、翌年度は審査・発表を行いました。第16回からはショートショートの文学賞としてリニューアルし、毎年実施しています。
  • 第15回から第17回受賞のショートショート作品を収録した書籍『夢三十夜』が令和3年6月に出版されました。

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お問い合わせ

文化・ことば課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館4階

電話:089-948-6634

E-mail:bunkakotoba@city.matsuyama.ehime.jp

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