松山城筒井門

更新日:2022年7月25日

「松山城筒井門(つついもん)」について

文化財の区分

 登録有形文化財(建造物)

指定(登録)年月日

 令和4年6月29日 登録

所在地及び所有者(管理者)

 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。松山市丸之内(外部サイト) 松山市所有

解説

 筒井門は、松山城本丸下段に位置する本丸最大の門で一重櫓門。
 昭和24年(1949年)の放火により焼失したものを、昭和46年 (1971年)3月竣工で復元したもの。
 石垣に挟まれる脇戸付櫓門で、上階は東続櫓と西続櫓に接続する。外観は簓子下見板張(ささらこしたみいたば)りに軒裏まで漆喰塗籠で仕上げる。正面に当たる南壁は矢や鉄砲に備えた太鼓壁となっており、矢狭間、鉄砲狭間を配するほか、門扉の直上の床にはスリットを開け、門扉に取り付いた敵を攻撃する構えとなっている。
 内部は、天井を張らず、小屋の構造材、屋根の垂木・野地板が現しとなっていて、先述の攻撃の構えとともに、武装建築の勇壮さをよく表している。
 放火によって焼失した松山城築城当初のものと思われる建造物を、木造で既存資料に基づき忠実に再建した意義は大きく、松山城の藩政時代の姿を物語る貴重な遺構ということができ、国土の歴史的景観に寄与している。

お問い合わせ

文化財課

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

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