鍵谷カナ頌功堂
更新日:2024年9月6日
「鍵谷 カナ頌功堂 」について
文化財の区分
国登録文化財(建造物)
指定(登録)年月日
平成13年8月28日 登録
所在地及び所有者(管理者)
松山市西垣生町(外部サイト) 長楽寺
解説
伊予絣の創設者、鍵谷カナの功績を讃え、昭和4年(1929年)に、伊予織物同業組合が建設、鉄筋コンクリート造りで、8本のエンタシスをもつ柱が本瓦葺の八角屋根を支えている。中央に頌功碑を納める。
カナの遺徳を偲び、命日である5月28日に、地域の人々によって鍵谷祭が開かれ、絣織物や古くからの絣柄の展示、小中学生の俳句の発表、句碑巡りなどが行われている。
鍵谷カナ 天明2年(1782年)~元治元年(1864年)
伊予郡垣生村今出(松山市西垣生町)生まれ、長じて同村小野山藤八に嫁し、当時農家の副業であった伊予結城(伊予縞)という縞木綿の生産に従事していた。
享和年間(1801年~1804年)に、わら屋根に使った古竹にできた縄目の跡にヒントを得て、新しい絣模様を織る方法を発案した。伊予絣の考案者である。墓は長楽寺(西垣生町)にあり、愛媛県の史跡に指定されている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603
