松山城北隅櫓
更新日:2024年3月6日
「松山城北隅櫓」について
北面外観
文化財の区分
登録有形文化財(建造物)
指定(登録)年月日
令和元年9月10日 登録
所在地及び所有者(管理者)
松山市丸之内(外部サイト) 松山市所有
解説
松山城北隅櫓は、ロ字形平面形の連立式天守西北隅に建つ二重二階櫓。
小天守と同様に、昭和8年(1933年)の放火により焼失したものを、昭和43年(1968)5月27日竣工で復元したも の 。
一重目西面に千鳥破風を付け、一階は簓子下見板張、二階は軒裏まで漆喰塗籠で仕上げる。 外観、構造ともに南隅櫓と同規模同形式で、天守北 西面の構えを左右対称に整えるとともに、多層建築が連なる重厚な天守景観を形成している。
昭和8年旧国宝指定のために文部省係官による調査が行われたが、松山市は昭和10年松山城天守ほかが旧国宝に指定されたあと、ただちに文部省に依頼して9棟の基本設計を作成してもらっており、この基本設計図と仕様書に基づき復元を行ったことから、幕末に完成した建物を忠実に再現したということができる。
