愛媛大学附属中学校講堂(旧 旧制松山高等学校講堂)
更新日:2021年5月12日
「愛媛大学附属中学校講堂(旧 旧制松山高等学校講堂)」について
文化財の区分
国登録文化財(建造物)
指定(登録)年月日
平成10年9月2日 登録
所在地及び所有者(管理者)
松山市持田町1丁目5番22号(外部サイト) 国立大学法人愛媛大学
連絡先:国立大学法人愛媛大学附属中学校(電話番号089-913-7841)
解説
大正8年(1919年)に設立された旧制松山高等学校の講堂で、章光堂と呼ばれていた。
建物は、大正11年(1922年)の建築で木造2階建、屋根は日本瓦葺き、正面はギリシャ・ローマ時代のトスカナ様式の8本の円柱からなる車寄せと、左右対称に設けられた塔で飾られている。外壁はドイツ下見板張り(下見板の張り方の一種で横目地になっている)で、縦長の上げ下げ式窓が整然と並ぶ。
1階は8.5mの吹き抜けとなっており、コの字型の2階ギャラリーは20本の白い柱で支えられ、手摺りと相俟って見事な幾何学模様をなしている。
昭和25年(1950年) 新制愛媛大学文理学部の講堂、昭和38年(1963年) 附属中学校の講堂となり、現在も入学式・卒業式・音楽会等の学校行事に使用されている。
造形の規範となっている建物として、松山市内では初めて、国の登録有形文化財登録原簿に登載された。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603
