愛媛県教育会館
更新日:2021年5月12日
「愛媛県教育会館」について
文化財の区分
国登録文化財(建造物)
指定(登録)年月日
平成15年7月1日 登録
所在地及び所有者(管理者)
松山市北持田町131‐1(外部サイト) (一財)愛媛県教育会館維持財団
連絡先:一般財団法人愛媛県教育会館維持財団(電話番号089-941-9667)
解説
昭和8年(1933年)愛媛県教育会総会で、県内教職員研修の場を目的とする愛媛県教育会館の建設を満場一致で可決した。選ばれた地は松山城東の電車通りに近い場所で、毎年春の市が開催されたり、時には第22連隊の演習などに使用されていた。
建物は、昭和12年(1937年)の建築で、木造3階建、鉄板葺、愛媛県技師・浅香了輔の設計によるもので、縦長の上げ下げ窓など洋風意匠を基調とし、和風装飾を組み合わせる昭和前期に特徴的な意匠をもつ。
木材は主として栂や桜が使用され、玄関を入ると広い階段を通して2階講堂に通じている。1階は事務所、役員室、貴賓室、会議室、食堂兼応接室。3階には張り出し桟敷、教育参考室、図書閲覧室が設けられている。
総工費は76,419円で、当時県内約6,000人の教職員が毎月棒給の千分の一5年にわたって分納、その他松山市と温泉郡に住む教員の特別寄附などによって賄われた。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603