松山城南隅櫓
更新日:2021年5月10日
「松山城南隅櫓」について
南面外観
文化財の区分
登録有形文化財(建造物)
指定(登録)年月日
令和元年9月10日 登録
所在地及び所有者(管理者)
松山市丸之内(外部サイト) 松山市所有
解説
松山城南隅櫓は、ロ字形平面形の連立式天守 西南隅に建つ二重二階櫓。
小天守と同様に、昭和8年(1933)の放火により焼失したものを、昭和43年 (1968年)5 月27日竣工で復元したもの。
一重目西面に千鳥破風を付け、一階は簓子下見板張、二階は軒裏まで漆喰塗籠で仕上げる。連立の 外側に当たる 西南二面には庇付の石落しを備え、 2 階に 高欄を廻すことが特徴である。 天守中枢部 において隅角部の 構えを形成している。
昭和8年旧国宝指定のために文部省係官による調査が行われたが、松山市は昭和10年松山城天守ほかが旧国宝に指定されたあと、ただちに文部省に依頼して9棟の基本設計を作成してもらっており、この基本設計図と仕様書に基づき復元を行ったことから、幕末に完成した建物を忠実に再現したということができる。
