総務理財委員会『議場改修について』

更新日:2015年3月23日

調査期間

平成24年度・25年度

テーマ選定の経緯

 本市の議場は、築50年を経過し経年による劣化・老朽化が顕著であります。
加えて、近年の議会改革に応じた機能充実が求められています。平成14年7月に市庁舎別館(議会棟)の建物耐震改修工事を完了し、その後、議場改修工事についても、理事者提案がなされましたが、合意には至らず実施されておりません。また、今後、高い確率で発生が予測される南海地震・東南海地震に備えた議場の防災・減災対策の強化は急務であります。
 平成22年6月に設置された地域主権検討特別委員会において、改革項目の一つとして「賛否のボタン集計システムの導入」等議場改修について協議を進めてきましたが、議会内部だけではなく、理事者とともに専門的・集中的な取り組みが必要であるとの認識のもと、同特別委員会から当委員会に議論する場が委ねられたことから、閉会中の調査研究テーマを「議場改修」と決定し、調査研究を行いました。

市への主な提言事項

具体的な議場等改修項目及び改修スケジュールについて

  • 議場の天井について現時点では、崩落の危険性はありませんが、より安全性を高めるための補強を行うこと。
  • 音響設備の老朽化対策を行うこと。
  • 議場出入口及び傍聴席出入口の外側に、「会議中」や「休憩中」といった会議の状況を表示する機器を設置すること。
  • 議場の内装について、床面クロスを目に優しい明るい色に貼りかえ、さらに、議長席背面塗装及び議場壁面、録音室議場面クロスについては、床面クロスの色と調和する色に変更すること。
  • 議場内の段差を解消し、議場内のバリアフリー化を行うこと。
  • 傍聴席の勾配を緩やかにするなど安全面に配慮するとともに、現在3列ある席を2列にするなど、ゆったりと座れる席に改修すること。
  • 演台を自動昇降装置付書見台に変更すること。
  • 採決結果が瞬時に表示できる電子採決システムの導入及び発言残時間を表示する大型ディスプレイ2台を設置すること。
  • 第3・第4委員会室における委員会開催時に使用可能なマイク設備を導入すること。
  • これらの改修スケジュールについて、財政状況等を勘案しながら今後、5年以内に、これら9点の改修等が完結するよう計画的に実施すること。

理事者からの進捗状況報告(要約)

具体的な議場等改修項目について

  • 天井補強については、安心して審議いただくためにも早急に対応すべき工事と判断し、補強工事に着手する。(工事完了済み)
  • 現在の音響設備は、1986年製(28年経過)であり、経年劣化による機器の故障が想定されるとともに、今後メーカーからの部品供給が困難になることから、議会事務局とも協議を重ねながら、音響設備の仕様等を決定し導入を図る。
  • 議場等出入口に「会議中」表示の点灯と消灯により状況を示す機器を導入する。
  • 議場の床面クロス及び壁面の色については、研究の上、複数の案を提示し仕様を決定し改修する。
  • 議場内のバリアフリー化については、床面クロスとの兼ね合いがあるため、内装改修工事にあわせて行う。
  • 傍聴席については、市民に安全に安心して利用していただくために勾配を緩やかにし、2列に改修する。なお、勾配を緩やかにすることで傍聴席の最前列では30センチメートル以上床が上がるため前面に視野を遮らない材料で転落防止を講じる。
  • 昇降式演台の設置については、議会事務局と協議しながら仕様を決定し、導入を図る。
  • 賛否のボタン集計システムの導入については、議会事務局やシステム担当部門と協議し、最適な電子採決システム及び大型ディスプレイの導入について、費用対効果を勘案しながら検討する。
  • 委員会室へのマイクシステムの導入については、議会事務局と協議しながら最適なマイクシステムの導入を図る。(導入済み)

改修スケジュールについて

  • 財政状況を勘案しながら、平成30年度までに改修工事が完了するよう年次計画を作成したい。

お問い合わせ

市議会事務局

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館5階

電話:089-948-6652

E-mail:gikai@city.matsuyama.ehime.jp

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