都市企業委員会『老朽化に伴う浄水施設の再構築について』

更新日:2020年2月6日

調査期間

平成30・令和元年度

テーマ選定の経緯

 本市の水道事業においては、高度経済成長期に集中的に整備した水道施設の老朽化が進んでおり、計画的に施設更新を進めることが重要な課題です。今後の施設更新に当たっては、施設の統廃合や規模の見直しなどを検討することはもとより、水道料金収入の減少が見込まれる中にあって必要な市民サービスを安定的に継続していくための効率的な水道事業経営が求められます。
 そこで、今後、更新時期を迎える主要な浄水場について、全面リニューアルを行う際に、官民連携や新技術の活用による維持管理コストの削減などが重要な観点になると思われることから、当委員会の閉会中の調査研究テーマを「老朽化に伴う浄水施設の再構築について」と決定し、調査研究を進めていくこととなりました。

市への主な提言事項

将来を見据えた浄水施設の更新について

 (1)施設の最適化の検討
 施設の集約及びダウンサイジングとともに、各浄水場の特徴を踏まえライフサイクルコストが低減できる最適な浄水処理方法を検討していくこと。
 また、災害対応力を強化するとともに、自然環境に配慮しエネルギー消費の低減が図れる施設整備に努めること。

 (2)有利な財源の選択
 施設の更新に当たっては、持続可能な経営基盤維持の観点から適正な水道料金の検討及び有利な財源の選択に努めること。

 (3)更なる経営改善
 上下水道の組織統合やRPA導入等による更なる経営改善に努めること。

官民連携手法の活用について

 (1)官民連携手法の検討
 DBO方式をはじめとする官民連携手法について、効率、コスト、資金調達等の観点はもちろん、各浄水場の特徴を踏まえ、本市水道システム全体の施設管理の最適化が図れるよう、検討していくこと。

 (2)チェック体制の充実
 官民連携の活用に当たっては、水道事業の責任主体である行政のチェック体制をより充実させること、及び今後も継続して行政職員の技術の継承や人材育成に努めること。

水道施設更新に向けての広報の充実について

 (1)より分かりやすい情報発信
 いつでもどこでも蛇口をひねるとおいしい水が飲めるために、多くの費用と労力をかけて市民の安全・安心を支えている現状を、もっと市民に広く、分かりやすく伝える手法を検討していくこと。

 (2)市民に親しまれ愛される施設づくり
 施設見学を充実したり、水の出前授業などを活用等することで、市民に親しまれ愛される施設づくりに一層の努力を求める。

お問い合わせ

市議会事務局

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館5階

電話:089-948-6652

E-mail:gikai@city.matsuyama.ehime.jp

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