総務理財委員会『スポーツコンベンションを通じたスポーツ振興について』

更新日:2016年2月4日

調査期間

平成26年度・27年度

テーマ選定の経緯

 本市では、スポーツや健康を切り口とした交流人口の拡大を図ることを目的に、プロスポーツ支援事業や、スポーツをキーワードとし、新たなビジネスチャンスなどと連携させ、地域経済の活性化につなげていく「スポーティングシティまつやま推進事業」の推進に取り組んでいます。
 その結果、毎年プロ野球の公式戦を開催し、また、各種全国大会等の誘致について積極的に取り組むなど一定の実績を上げています。
 そのような中、2017年には、初の単独開催となる「えひめ国体」が、2020年には「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されることから、まずは「えひめ国体」を市民がスポーツに親しみ、スポーツを通じて市民の元気を創造する好機と捉え、県や関係種目団体、関係機関と連携し、スポーツの普及や競技力の向上などを目指すことが求められています。
 そして、選手や観客に対して、地域をあげて、遍路文化によって培われたお接待の心でおもてなしし、全国から訪れる人々との交流を通した地域の活性化を図りながら市全体のスポーツ熱を継続させ、その後の「東京オリンピック・パラリンピック」では、東京だけで完結することなく、事前キャンプ誘致、さらには、ホストシティとして積極的にかかわることが必要であるとの共通認識のもと、閉会中の調査研究テーマを「スポーツコンベンションを通じたスポーツ振興」と決定し、調査研究を行いました。

市への主な提言事項

オリンピック海外チームの事前キャンプ誘致に向けた国際大会の誘致について

  • 東京オリンピックに参加する海外チームの事前キャンプ誘致を成功させるために、愛媛県や各種団体と連携しながら、まずは、国際大会の誘致に向けた事前キャンプ誘致の実現に向けて取り組まれること。
  • 事前キャンプ誘致の受け入れ体制として、「えひめ国体」を機に整備・改修される施設を大いに活用すること。
  • 穏やかな気候、宿泊施設やスポーツ施設の充実、道後温泉本館をはじめとした豊富な温泉など、本市ならではの特色・強み、恵まれた環境を前面に押し出した誘致策を展開すること。

組織体制等の強化について

  • 市総合政策部内はもとより、障がい者スポーツの観点で、保健福祉部の関係部署との連携体制を強化するとともに、愛媛県・各種種目団体等との連携を密にするとともに、郷土出身の有名スポーツ選手への働きかけを検討すること。
  • スポーツ大会・合宿等の開催に対する助成金制度等の充実・周知啓発を図るほか、観光に特化した情報発信の切り口ではなく、キャンプ・合宿・大会誘致に焦点を絞り、スポーツ施設や宿泊施設、スポーツごとの事例紹介、各種支援メニュー等を紹介した情報発信WEBサイトの構築・充実を検討すること。

姉妹都市・友好都市とのスポーツ・文化交流による地域経済の活性化について

  • 友好都市等とのスポーツ交流は、絆が生まれ、「東京オリンピック・パラリンピック」の事前キャンプへ向けたきっかけが出来るため、マラソンをはじめとした、さまざまな競技種目の交流を図り、観光・経済交流へとつなげること。
  • 姉妹都市フライブルクのサッカーチームFCフライブルクと地元の愛媛FCとは、従前から、フレンドシップ協定を結んでいることから、さらなる交流を深め、お互いの地での海外試合・大会の開催につなげるなど、地元プロスポーツを効果的に活用すること。

スポーツを通じた地域コミュニティの活性化について

  • スポーツは人と人との交流及び地域と地域の交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成するものである。本市には多くの高校・大学や企業もあることから、行政が高校・大学や企業、スポーツ団体等との情報共有、連携を図るとともに、地元の大学や企業が有する人材・施設等のスポーツ資源を効果的に活用すること。
  • 東京オリンピック・国際大会などの事前キャンプ誘致や姉妹都市・友好都市とのスポーツ・文化交流、地元プロスポーツチームを活かした取り組みを協働することにより、地域住民のスポーツへの参加意欲を高め、スポーツを通じた地域の活性化につなげていくこと。

お問い合わせ

市議会事務局

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館5階

電話:089-948-6652

E-mail:gikai@city.matsuyama.ehime.jp

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