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都市企業委員会『史跡と都市公園が調査した城山公園の保存・活用について』

更新日:2018年1月15日

調査期間

平成28・29年度

テーマ選定の経緯

 松山城は道後温泉と並ぶ松山市の大切な観光資源であり、いにしえより松山のシンボルとして市民に愛され続けてきました。堀之内を含む城山全体は国から史跡に指定され、文化財が21棟も残っており、後世に引き継ぐべく宝です。
 平成28年4月に発生した熊本地震では、市民生活に甚大な被害をもたらすと同時に、貴重な文化財にも大きな被害をもたらし、中でも国が指定する特別史跡である熊本城が史上かつてない壊滅的な被害を受けたことは記憶に新しく、この熊本地震を踏まえ、史跡を確実に保存し、後世に引き継ぐことの難しさを改めて痛感したところです。堀之内は、これまで市営スポーツ施設などを移転し、史跡公園として整備され、中心市街地で市民が都市公園で集い憩える緑豊かなセントラルパークとして利用されています。
 今後、史跡を適切に保存し、多くの市民により親しまれるよう活用しながら、次世代へ確実に継承していくこと、また、国の史跡と都市公園が調和した市民に親しまれる公園が求められていることを鑑み、当委員会の閉会中の調査研究テーマを「史跡と都市公園が調和した城山公園の保存・活用について」と決定し、調査研究を進めていくこととなりました。

市への主な提言事項

松山城石垣の耐震・防火対策について

●現状調査の徹底
平成13年の芸予地震後から現在までの石垣の状態を確認し、崩落、せり出し、隙間の発生等がないか、定期的に検査を実施し、常に現状の把握に努めること。

●震災等で石垣が崩落した際に復元できる対策を
地震等で石垣が崩れ、バラバラになった場合でも、測量や写真等により事前に記録を作成しておくなど、震災等で石垣が崩れるようなことがあっても、適切に復元できる準備をしておくこと。 

●石垣の文化財としての保全とともに、市民の安全性確保に留意すること 熊本地震のような直下型の大地震が発生した場合の、石垣への影響を具体的に想定することは極めて困難であり、また、石垣は当時の土木技術を体現する貴重な文化財であることから、耐震対策には制約が多いと思われるが、文化庁や史跡松山城跡整備検討専門委員等の指導も得ながら、石垣の文化財としての価値の保全ならびに土木建築物としての安全性の確保を両立させるとともに、産業経済部とも連携し、天守をはじめとする建造物の耐震・防火対策、防火対策としての周辺樹木の管理、災害発生時の警報システムや避難計画の確立等に努め、人的被害の予防や減少対策に取り組むこと。

市民参加による城山公園の保存・活用

●市民が直接参加できる手法での維持管理の機会を
城山公園の整備や修理に限定した寄附を募ったり、整備や修理の現地見学会等を開催し、その時しか見ることのできない工事中の風景を実際に体感していただいたりするなど、産業経済部とも連携し、市民自らが整備や修理に関わることを実感でき、より身近に城山公園を感じてもらえるようにすること。 
●記憶に残る魅力ある都市公園づくり
訪れた方へのおもてなしとして、公園内の維持管理等のスタッフが武士や忍者の衣装を着て一緒に記念撮影するなど、産業経済部とも連携し、人々の記憶に残る、魅力ある公園づくりに努めること。

城山公園(堀之内地区)2期整備の早期着手について

●第2期整備エリアでの具体的整備手法の検討
第2期整備エリアは、江戸時代に三之丸御殿など、かなりの範囲に主要な藩政施設が存在していたことから、「調査・検討を必要とする区域」とされているが、遺構の保存状況を確認する中で、文化庁や史跡松山城跡整備検討専門委員等の指導を得ながら、具体的な整備手法の検討をしていくこと。
●スケジュールの検討とともに、整備中の景観の配慮を
平成22年に第1期整備が終了し、かなりの年数が経過しているが、現地は雑草が生い茂り、プレハブが丸見えになっている等、市民や観光客から見て、景観面で問題がある。整備については、今後の具体的なスケジュールを検討するとともに、例えばストリートアートのような建物の疑似看板を設置するなど景観に配慮すること。

お問い合わせ

市議会事務局
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館5階
電話:089-948-6652
E-mail:gikai@city.matsuyama.ehime.jp

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