水素エネルギーの利活用

更新日:2022年5月9日

水素エネルギーとは

 私たちが不自由なく生活していくためにはエネルギーが必要不可欠です。しかし、エネルギーを生み出すために、石油や石炭などの化石燃料を燃やすと二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因になってしまいます。
 水素は、燃やして熱エネルギーとして使ったり、水素と酸素の化学反応で熱エネルギーや電気を発生させ車や船などで利用されています。その際に“水”しか発生しないことから、地球にやさしいエネルギーとして注目されています。また、国が令和3年10月に策定した「第6次エネルギー基本計画」では、2030年度の電源構成のうち、水素・アンモニア発電が1%程度占めることを見込んでおり、今後水素エネルギーの利活用が期待されています。

水素の特徴

(1)軽い
 水素ガスは他の空気に比べて軽いため、大気中にすぐに拡散します。
(2)無尽蔵に存在する
 水素は水の電気分解から生み出すことが可能であり、水は地球の表面積の約7割を占めていることから地球上にたくさん存在します。
(3)貯蔵できる
 電気を蓄電池に貯めるとしだいに目減りしますが、水素は長期間貯めておくことが可能なため、エネルギーを効率的に利用できます。太陽光などの自然エネルギーは天候に左右されてしまいますが、水素に変換してタンクに貯めておけば必要な時に使えます。

水素エネルギーの普及に向けた本市の取組

 水素エネルギーの需要が見込めるFCV等のモビリティの普及を目指し、令和3年3月31日付けで、「水素ステーション導入に向けた分科会」が発足しました。
 松山市内の水素インフラ整備に向け、産・学・官・金が連携し、協議を進めています。

  • 環境フェア

 令和3年12月に開催した環境フェアで、FCV(燃料電池自動車)やFCフォークリフトの展示、水素エネルギー体験・展示コーナーの設置、水素について理解を深めるステージイベントなどを行いました。

  • 水素船「ハイドロびんご」の見学会

 令和4年3月に松山市SDGs推進協議会の「水素ステーション導入に向けた分科会」の活動で、水素で動く旅客船「ハイドロびんご」と水素で動く車「MIRAI」の見学会を実施しました。

  • FC(燃料電池)バスイベント

 令和2年11月に四国経済産業局と連携し、水素で走るFCバスの展示会及び試乗会を開催しました。

 燃料電池システムやFCVの導入補助を行っています。

お問い合わせ

環境モデル都市推進課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館3階

電話:089-948-6459

E-mail:kankyou-m@city.matsuyama.ehime.jp

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