中島グリーンスローモビリティの実証運行
更新日:2024年9月19日
環境と人にやさしいモビリティの普及に向けて、中島地域でグリーンスローモビリティの実証運行を行っています。
グリーンスローモビリティとは
グリーンスローモビリティ(通称グリスロ)は、時速20km未満で公道を走ることができる電動車です。
「ゆっくり」「安全」「環境にやさしい」「小型」「開放感たっぷり」という特徴があり、高齢化が進む地域内交通の確保や、観光資源となる新たな観光モビリティの展開など、地域が抱える様々な課題解決と低炭素型モビリティの普及を同時に進められることから、多様な活用が期待されています。
中島地域での活用
令和3年3月に、4人乗りのグリスロ3台を、中島地域に導入しました。
現在、観光客等への貸し出しを実施し、各種イベントにも活用しています。
活用先
- 社会福祉法人 島寿会(特別養護老人ホーム 姫ヶ浜荘)【令和3年4月~】
車両1台を貸し出し、施設利用者の皆さんのおでかけや送迎などに活用しています。
実際に乗った方からは、「開放的で気持ちいい」「みんなとおでかけできて良かった」「長生きして良かった」や、施設の職員の方からは「運転する側も楽しい」などの声をいただいています。
- well being愛媛キックオフカンファレンス【令和3年6月5日】
愛媛の健康経営やSDGsの取組を連携・推進していくために設立される「well-being愛媛」のキックオフカンファレンスの開催にあたり、松山市SDGs推進協議会の取組等を説明し、実際にグリスロに乗車いただきました。
- 中島中学校【令和3年6月18日】
中島中学校の皆さんでグリスロ試乗体験を実施しました。
中島中学校では、総合学習の時間で中島の環境について学んでおり、授業の一環として、再生可能エネルギーを「創る・貯める・賢く使う」取組について市職員から説明を受け、中島総合文化センターの太陽光パネルと電気自動車の充電設備を見学し、実際にグリスロに乗車いただきました。
中島の自然の魅力やグリスロの走行時の静かさ、開放感を体感するとともに、電気自動車が非常用電源として活用できることを学びました。
ほしふるテラス
- ほしふるテラス姫ケ浜【令和3年7月19日~】
島内の宿泊施設「ほしふるテラス姫ケ浜」で、グリスロの貸し出しをしています。
開放的な車両のため、風や波の音など島の自然の魅力を五感で味わうことができます。
また、車両を貸し出すにあたって、松山市SDGs推進協議会 スマートアイランドモデル分科会のメンバーである三井住友海上火災保険株式会社様と、グループ会社であるMS&ADインターリスク総研株式会社様のご協力のもと、車両の貸し出し手順や走行ルートの危険箇所などを確認するリスクアセスメントを実施しました。
この調査をもとに、リスクの軽減対策や対応マニュアルの作成を行い、安全・安心に走行しています。
- 中島中学校寄宿舎「青潮寮」体験入寮【令和3年8月6日】
中島中学校の寄宿舎「青潮寮」の体験入寮イベントで、中島の自然環境やスマートアイランドの取組について在校生から説明を受け、実際にグリスロに乗車いただきました。
グリーンスローモビリティ試乗の様子
- 中島地区防災訓練【令和3年10月3日・10日】
中島の東地区・西地区でそれぞれ実施している防災訓練で、グリスロの展示・試乗を行いました。
防災訓練では、島内の防災士の方や住民の方が訪れ、2日間で計150名ほどの方々が参加しました。
避難訓練やAED取扱訓練などとあわせて、地球温暖化の現状やSDGs、電気自動車の防災面での有用性などを講演し、島内で活用している電気自動車とともにグリスロを展示して、実際に島民の方々にグリスロを試乗いただきました。
また、西地区の訓練ではトヨタカローラ愛媛株式会社様にご協力いただき、超小型電気自動車C+podを用いた給電デモを行いました。
東地区防災訓練の様子
C+podの給電デモの様子
- 中島B&G海洋センター【令和3年10月31日 ほか】
「B&G中島海洋クラブ」の活動でグリスロを活用し、島の自然を体感しながら島内を周りました。
- 子どもたちの第2のふるさとづくりモニターツアー【令和3年11月6日・7日】
関係人口の創出やSDGsの観点から、松山市の自然や文化などに触れ、子どもたちが成長し「また帰ってきたくなる旅」を目指して企画された『子どもたちの第2のふるさとづくりモニターツアー』で、プログラムの1つとしてグリスロを活用いただきました。
- THE BONDS【令和3年11月19日~令和4年6月】
島内の宿泊施設「THE BONDS」で宿泊客の方のレンタルや送迎に活用いただきました。
お問い合わせ
環境モデル都市推進課
〒790-8571 松山市二番町四丁目7-2 別館3階
電話:089-948-6459