かしこく医療費を節約しましょう!
更新日:2024年10月3日
皆さまの安心を守るために
- 国民健康保険(以下、国保)は、私たちの健康と生活を支えてくれる大切な制度です。
- 医療機関で皆さまが支払っているのは、医療費の一部であり、残りの医療費は保険者である松山市が負担しています。この財源は、皆さまからの保険料や税金などで賄われています。
- 近年、医療費の増加傾向が続いています。ちょっとした心がけで節約できる医療費があります。
- これからも安心して医療が受け続けられるよう国保制度の安定的な運営にご理解いただき、適正受診・適正服薬にご協力をお願いします。
(松山市国保の運営概況についてはこちらをご覧ください。)
医療費節約の10のポイント!!
1.診療所や病院を適切に使いましょう
- 診療所・クリニックは、日常的な病気やケガなどに幅広く対応し、大病院は高度な医療や救急医療などに対応しています。
- 診療所からの紹介状なく大病院を受診すると、初診で7,000円(歯科は5,000円)以上の特別料金が加算されます。
- 「かかりつけ医」は、病歴や健康状態などを把握して健康管理全般のアドバイスをしてもらえるお医者さんのことです。
- 突然の重病や緊急の場合を除き、気になることがある時は、まずは「かかりつけ医」を受診するようにしましょう。
2.休日や夜間の受診は控えましょう
- 休日や夜間など診療時間外の受診は通常料金のほかに、時間外の割増料金が加算されます。
- また、軽い症状にも関わらず休日や夜間に病院を受診すると、緊急性の高い重症患者の治療に支障をきたすことがあります。
- 受診する際には、緊急の場合を除き、平日の診療時間内に受診することができないか、もう一度考えてみましょう。
〔参考リンク〕
3.重複受診(はしご受診)はやめましょう
- 重複受診(はしご受診)とは、同じ病気で複数の医療機関を受診することです。
- はしご受診は、医療費の増加だけでなく、検査や投薬も重複することにより、体にも余分な負担がかかります。
- 現在受けている治療に不安があるときなどは、まずかかりつけ医に相談してみましょう。
4.リフィル処方箋を活用しましょう
- 「リフィル処方箋」とは、症状が安定している患者に対し、医師が可能と判断した場合に発行される、繰り返し使用することができる処方箋のことです。
- 1枚の処方箋で最大3回まで、病院を受診することなく、薬局で処方薬を受け取ることができるため、通院回数や、病院受診にかかる時間や費用を節約できます(ただし、新薬や麻薬・向精神薬、湿布薬など一部のお薬は処方できません)。
- 現在、定期的に通院されている方は、リフィル処方が可能となる場合がありますので、かかりつけ医や薬局に相談してみましょう。
【分割調剤について】
長期処方されるお薬が、家庭などで保存が困難であったり、服薬状況を考慮して、薬剤師のサポートが必要と医師が判断した場合、処方箋に書かれた日数分の調剤を、最大3回まで分けることができます。
◎リフィル処方や分割調剤が可能かどうかは、かかりつけ医やかかりつけ薬局(薬剤師)にご相談ください。
5.「ポリファーマシー」という言葉をご存じですか?
- 服用するお薬の種類が増え、飲み合わせが悪いお薬や同じ成分のお薬を重複して服用してしまうことにより、副作用が起こったりお薬を飲めなくなったりする状態をポリファーマシー(多剤服用)といいます。
- 高齢になると、服用するお薬の数が多くなるため、ポリファーマシーが起きやすくなります。
- お薬を飲んでいて、「いつもと違うな」と感じることはありませんか?
- お薬の疑問や困っていることがあれば、必ずお医者さんや薬剤師さんへ相談しましょう。
- 松山市国保では、対象者となる皆さまへ「服薬情報のお知らせ」をお送りしています。お薬の内容を見直す場合に活用してください。
- ポリファーマシーや「服薬情報のお知らせ」について詳しくはこちらをご覧ください。
6.かかりつけ薬局を持ちましょう
- 処方されたお薬を自己判断で加減したり、飲み忘れや飲みづらいなどの理由でお薬が残ったりしていませんか?
- 複数の薬局へ行くのではなく、気軽に相談できる薬局(薬剤師)を一つ決めておき、お薬について分からないことや困っていることは、かかりつけ薬剤師に相談してみましょう。
【アドバイス】お薬手帳を活用しましょう
- お薬は飲み合わせによって副作用が生じることもあります。自分の病気や飲んでいるお薬について知ってもらえるよう、「お薬手帳」は1冊にまとめ、受診時に必ずお医者さんや薬剤師さんに見せましょう。
7.ジェネリック医薬品(後発医薬品)を活用しましょう
- ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ有効成分、品質・効き目・安全性が同等であると国から認められたお薬で、開発費が抑えられるため、新薬と比べて低価格です。
- 松山市国保では処方薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合に自己負担額が一定以上軽減される方を対象にジェネリック医薬品差額通知を行っています。
- ジェネリック医薬品に切り替えれば、皆さまの自己負担額の軽減だけでなく、保険制度の健全な運営にもつながります。
- ジェネリック医薬品への変更を希望する場合は、まずお医者さんや薬剤師さんへ相談しましょう(患者さんの状態や症状、薬の種類によっては変更できない場合もあります)。
- ジェネリック医薬品について詳しくはこちらをご覧ください。
【アドバイス】マイナポータルを活用しましょう
- マイナンバーカードを健康保険証として利用登録している人は、マイナポータルからジェネリック医薬品に切り替えた場合の差額を確認することができます。
- マイナンバーカードの健康保険証利用について詳しくはこちらをご覧ください。
- 詳細はマイナポータルの「よくあるご質問」(外部サイト)などからご確認ください。
8.「医療費のお知らせ」を活用しましょう
- 松山市国保では、受診した医療機関や日数、かかった医療費の額などを記載した「医療費のお知らせ」を世帯ごとに発行しています。
- ご自身の医療機関のかかり方や医療費を見直していただき、健康管理や適正受診にご活用ください。
- 「医療費のお知らせ」について詳しくはこちらをご覧ください。
9.セルフメディケーションに取り組んでみませんか?
- セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体の不調は自分で手当てすることです。
- 具体的には、天候不順や仕事の疲れなどによるちょっとした体調不良の際に、市販薬(OTC医薬品)などを上手に使って、自分自身で健康の維持や病気の予防・治療にあたることです。
- 一部のOTC医薬品の購入費用については、一定の条件のもとで所得控除を受けることができます(セルフメディケーション税制)。
- セルフメディケーションについて詳しくはこちらをご覧ください。
10.定期的に健診を受けましょう
- 特定健康診査(※)やがん検診などを定期的に受けて、自分の健康状態を把握し、疾病などの早期発見・早期治療に努め、健康管理を心がけましょう。
※特定健康診査は、40~74歳の人が対象となる国が定めた年1回の健診です。必ず受診しましょう。 - 国保がん検診受けようキャンペーン実施中。詳しくはこちらをご覧ください
お問い合わせ
保険給付・年金課 保健事業担当(5番窓口)
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館3階
電話:089-948-6375 FAX:089-934-2631
E-mail:hokenkyufunenkin@city.matsuyama.ehime.jp