糖尿病の合併症を予防するために

更新日:2021年3月18日

糖尿病をそのままにしておくと(糖尿病のこわさ)

  • 糖尿病予備群や軽度の糖尿病の段階では、自覚症状がないため自分自身で気が付かないまま病気が進行し、糖尿病性腎症糖尿病網膜症糖尿病神経障害などの合併症を引き起こします。
  • 現在、新規透析導入者の原因の1位は糖尿病性腎症で約4割を占めており、糖尿病網膜症についても、成人(20歳から74歳まで)の失明原因の上位となっています。
  • 糖尿病を放置した結果、透析治療への移行や失明が引き起こってしまうと、長期の治療を余儀なくされ、経済面を含め心身ともに大変な負担となります(透析が必要になると、1年間で約500万円の医療費が必要になると言われています)。
<糖尿病の3大合併症>

1.外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。糖尿病性腎症(外部サイト)

糖尿病性腎症の初期はほとんど自覚症状がありません。進行するとむくみ・貧血・高血圧などを伴い、最後は人工透析が必要になります。人工透析の原因疾患の第1位が糖尿病性腎症で、糖尿病の増加に歯止めがかからないわが国では毎年1万人以上の患者さんが人工透析を始めるに至っています。

2.外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。糖尿病網膜症(外部サイト)

網膜症は目の網膜に起きる障害で、そのほとんどは糖尿病が原因となっていて糖尿病網膜症と呼ばれます。高血糖の状態が長く持続すると、目の網膜に広がっている毛細血管が傷害され(糖尿病性細小血管症)やがては失明することになります。

3.外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。糖尿病神経障害(外部サイト) 糖尿病が悪化すると動脈硬化が進行して足先の血液循環が悪くなり、さらに免疫力の低下が加わって感染による炎症をまねき、足先が壊疽(組織が腐って死ぬこと)を起こすことがあります。しかし同時に神経障害が起きているために苦痛を感じず、壊疽を進行させてしまうことで下肢切断にいたる例も少なくありません。

糖尿病が与えるその他の影響

  • 動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞、脳血管疾患を引き起こすリスクを高めることや、アルツハイマー病の発症にも関与していることが指摘されているなど、様々な影響を与えます。

糖尿病患者による糖尿病患者のためのパンフレット(厚生労働省)

糖尿病の合併症を予防するために

特定健康診査を受診しましょう

  • 松山市の国民健康保険に加入している方は、糖尿病の危険度を知るための検査が含まれている特定健康診査を年度に1回受診することができますので、ぜひご自身の値を確認してください。

健康診査結果によっては、医療機関を受診しましょう

  • 健康診査結果が以下の表に示す受診勧奨判定値以上であった場合は医療機関を受診し、早期の段階で治療に取り組むことが大切です。
受診勧奨判定値(厚生労働省基準)
 検査項目 内容 基準値

保健指導
判定値

受診勧奨
判定値

HbA1c
(NGSP値)

ヘモグロビンがブドウ糖とくっついている割合

5.5%以下 5.6~6.4% 6.5%以上
尿糖 尿中の糖の量 - + ++

内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を予防しましょう

  • 内臓脂肪が増えすぎると、血糖値のコントロールに必要なインスリンの働きが悪くなり、通常よりたくさんのインスリンが必要になりますが、インスリンの量には限りがあります。
  • 食事・運動などの生活習慣を改善し、メタボを解消することでインスリンの無駄遣いを防ぐことができます。
  • 多すぎる内臓脂肪は、糖尿病だけでなく高血圧や狭心症、心筋梗塞、脳血管疾患を引き起こすリスクを高めます。
  • 特定保健指導の対象となった方は、ぜひ受けましょう。
  • 詳しくは下記の健康づくり推進課のホームページをご参照ください。

糖尿病重症化予防事業

  • 松山市では、糖尿病性腎症による新規人工透析導入者数を抑制するために、平成28年度から糖尿病重症化予防事業を実施しています。

お問い合わせ

国保・年金課 保健事業担当(6番窓口)
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館3階
電話:089-948-6375 FAX:089-934-2631
E-mail:kokuhonenkin@city.matsuyama.ehime.jp

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