土砂災害に備えましょう
更新日:2024年9月12日
近年、全国的に、集中豪雨による土砂災害が多発しており、各地で甚大な被害を及ぼしています。
土砂災害はひとたび発生すれば、道路の寸断や建物被害だけでなく、人命にかかわる危険性があります。
市民の皆様には、お住まいの地域が土砂災害の発生するおそれのある区域に含まれているか、防災マップ等でご確認いただき、土砂災害の前兆現象や避難のポイントなどの正しい知識を身につけ、土砂災害に備えていただきますようお願いします。
土砂災害防止法に基づく「土砂災害(特別)警戒区域」の指定状況
土砂災害防止法に基づき愛媛県が指定する「土砂災害警戒区域」は、令和4年12月現在、松山市内で1,432箇所、「土砂災害特別警戒区域」は1,197箇所指定されています。
松山市内の土砂災害(特別)警戒区域の指定箇所については、愛媛県ホームページをご参照ください。
・愛媛県ホームページ「土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域」(外部サイト)
土砂災害の前兆現象
土砂災害には「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」という3つの種類があり、これらが発生するときには、多くの場合、何らかの前兆現象が現われます。
大雨の時には特に注意していただき、前兆現象に気づいたら、周囲の人にも知らせ、いち早く安全な場所に避難することが大事です。
また、前兆現象が見られない場合でも、不安を感じるときは早めの自主避難をお願いします。
がけ崩れの様子
がけ崩れの前兆現象
(がけ崩れとは、急な斜面が、突然崩れ落ちる現象です。)
- がけから小石がパラパラと落ちてくる。
- がけから水が湧き出ている(流れてくる水が濁る場合も注意)。
- がけから異様な音・地鳴りが聞こえる。
- がけにひび割れができる。
土石流の様子
土石流の前兆現象
(土石流とは、山や谷の土砂が大雨などでくずれ、水と混じってどろどろになり、ものすごい勢いでふもとに向かって流れていく現象です。)
- 山鳴りがする。
- 立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる。
- 急に川の流れが濁り、流木が混じり始める。
- 降雨が続くのに川の水位が下がる。
- 腐った土の匂いがする。
地すべりの様子
地すべりの前兆現象
(地すべりとは、割合ゆるい傾きの斜面が、広い範囲にわたって、すべり落ちていく現象です。)
- 井戸や沢の水が濁る。
- 地面がひび割れ・陥没する。
- 亀裂や段差が発生する。
- がけや斜面から水が噴き出す。
- 地鳴り・山鳴りがする。
- 樹木が傾く。
※上記イラストの出典元:「NPO法人 土砂災害防止広報センター」から資料提供
土砂災害に備えるために
1.お住まいの地域が、土砂災害(特別)警戒区域に含まれているか確認する。
- 土砂災害(特別)警戒区域は、市内各所に点在しています。お住まいの地域が土砂災害(特別)警戒区域に含まれているかを知ることが、土砂災害に備える第一歩ですので、まずは防災マップや市のホームページなどでご確認ください。
- まつやま総合防災マップ
- えひめ土砂災害情報マップ(外部サイト)
2.雨が降り始めたら、雨量や気象情報に注意する。
- 土砂災害は、主に台風や長雨、集中豪雨などにより、地盤がゆるむことによって発生します。
- 雨が降り始めたら、雨雲の動きや気象情報などに十分注意していただき、テレビやラジオ、インターネットなどから、積極的に情報収集をお願いします。
- 気象庁 キキクル(外部サイト)
3.大雨時や土砂災害警戒情報が発表されたら、早めに避難する。
- 大雨等で土砂災害の発生に不安を感じる場合や、「土砂災害警戒情報」が発表された場合は、速やかに安全な場所へ避難するほか、斜面と反対側にある強固な建物の2階以上に緊急避難するなど、早めの避難をお願いします。
- 「土砂災害警戒情報」は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市が避難指示などを発令する際の判断や、住民の自主避難の参考となるよう、愛媛県と松山地方気象台が共同で発表します。土砂災害から自らの安全を確保するための重要な情報ですので、「早めの避難」を判断する目安としてください。
- 体の不自由な方や高齢者の方など、避難に時間を要する方は、特に早めの避難を心がけるようお願いします。
- 市から避難指示等を発令する場合には、防災行政無線をはじめ、車両広報や緊急速報メール、さらにはテレビやラジオなど、さまざまな手段を活用し、速やかに市民の皆様に周知することとしています。避難勧告等の発令基準や伝達方法については、次のページをご覧ください。
- 愛媛県ホームページ「土砂災害警戒情報について」(外部サイト)
- えひめ土砂災害危険度情報(外部サイト)
お問い合わせ
危機管理課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館5階
電話:089-948-6794