南海トラフ巨大地震が発生した際の海面変動と津波について
更新日:2024年4月26日
南海トラフ巨大地震とは
高知県沖の海底には、陸側のユーラシアプレートの下に海側のフィリピン海プレートが沈み込むことでできた「南海トラフ」が東西に広くのびています。
南海トラフ沿いではプレート同士が沈み込むことでひずみが蓄積し、ひずみが100~200年の間隔で開放されることで地震が繰り返し発生しています。この地震のことを「南海トラフ巨大地震」といい、海底を震源とするため海面変動や津波を伴います。
直近の昭和南海地震から70年以上経過していることから、今後30年以内に70~80%の確率で発生すると想定されています。
海面変動について
南海トラフ巨大地震が発生すると、地盤が隆起・沈降することで海面に流れが生じ、海面変動が起こるとされています。愛媛県が行った地震被害想定調査では、地震が発生すると県内全域が沈下し、±20cmの海面変動が約4~10分後(北条港5分・堀江港6分・松山港6分・中島港8分)に発生するよう予測されています。
この海面変動で堤防を越えるようなことは想定されていませんが、海辺にいる人は足をとられるなど危険ですので、揺れを感じたら直ちに避難してください。
津波について
南海トラフ巨大地震が発生した場合、松山市(由良港)には最大3.9mの津波(条件が最も悪い満潮時の海面高1.8mと最も高い津波高2.1mの合計)が、約3時間後に到着すると予測されています。
津波が発生した場合などは、気象庁がテレビ、ラジオ、スマートフォンを通じて緊急速報を周知するとともに、本市も防災行政無線、松山市ホームページ、防災メール、LINEなどを活用してお知らせしますので、十分な警戒と速やかな避難をお願いします。
また、まつやま総合防災マップには、津波災害計画区域や最大浸水深を掲載していますので、平常時から確認しておきましょう。
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お問い合わせ
危機管理課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館5階
電話:089-948-6793