エアコンの火災に注意してください!
更新日:2023年6月9日
エアコンでの火災事例が報告されています。
梅雨時季を迎え、さらに猛暑の夏を快適に過ごすため、エアコンの使用が多くなる時季になりました。
同時に、全国的にはエアコンからの火災事例が1年間で最も多く報告される時季でもありますので、火災が発生する主な原因を紹介します。
エアコンの火災原因
不適切な改造、改修による火災
電源コードを延長するため、ほかのコードとねじり接続しエアコンを使用すると、接続部分が接触不良で異常発熱し、火災が発生します。
※エアコン始動時には大きな電流が流れます。不適切な配線処理は異常発熱の原因になります。
電源コード
コードのねじり接続
不適切なエアコン洗浄による火災
エアコン内部を洗浄する際、洗浄液が内部のモーター部分など電気の流れる部分に付着することで、ショートし火災が発生します。
※モーターや基盤、配線に洗浄液が付着すると火災の原因になります。
電源部分への不適切な洗浄例
電源部分の配線類
機器内部に虫などが侵入、内部基盤のショートによる火災
エアコン内部に虫などが侵入し、基盤に接触することによって、ショート、異常発熱し、火災が発生します。
※排水ホースや排水ホースと壁の貫通穴の隙間から、エアコン本体内に侵入した虫や虫の糞がショートの原因になります。
モーターと基盤周辺
排水ホース
火災をふせぐポイント
・電源コードを延長したり、電源コードの断線した部分に不適切な補修を行わない。
・エアコン本体の洗浄を行う際は、エアコンと洗浄液の取扱い説明を確認する。
・排水ホースから虫などが侵入しないよう、排水口にネットを取り付ける。
不安に思ったら専門業者にご相談を
電気製品は使用者自身で改修、改造は行わず、故障だと思ったら必ず専門業者に相談、修理依頼をしてください。
エアコン洗浄は専門業者に依頼することをお勧めします。
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