太山寺二王門 1棟

更新日:2021年4月27日

太山寺(たいさんじ)二王門(におうもん)」について

太山寺二王門 1棟

文化財の区分

重要文化財(建造物)

指定(登録)年月日

明治37年8月29日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 この門は太山寺の参道、一ノ門と山門の中間点にあり、もとは二ノ門をなしていた。三間一戸、単層、入母屋造、疎垂木(まばらだるき)一軒、本瓦葺である。

 組物は和様の疎組(あまぐみ)中備(なかぞなえ)には間斗束(けんとづか)が置かれるが、柱は円柱で上下に(ちまき)をつけ、その下部には石の礎盤を置くなど、禅宗様(ぜんしゅうよう)の手法が強く加えられた折衷様(せっちゅうよう)建物である。文明17年(1485年)に大修理が行われ、さらに細部にも後補の跡が認められる。特に軒を支える組物は正規の軒の二手先ではなく、切目縁(きりめえん)・縁桁が見られ、それを支える腰組の形状を残しているので、この建物は元は楼門であったものを単層に改修したことが考えられる。しかしなお全体に鎌倉時代の特色をよく伝えている。
 門の左右室には金剛力士像が安置される。

 昭和5年(1930年)に解体修理、平成16年には屋根葺替・部分修理が行われた。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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