短刀 1口 銘 国弘作

更新日:2012年3月1日

「短刀 銘国弘(くにひろ)作」について

短刀  銘 国弘作

文化財の区分

重要文化財(工芸品)

指定(登録)年月日

大正7年4月8日 指定

所在地及び所有者(管理者)

松山市堀之内 東雲神社

解説

筑前左一派国弘の作で、作風は次のとおりである。
 長さ  29.3cm、反り0.5cm
 形状 平造、三ツ棟、重ね薄く、平肉少なく、ふくら枯れ、強い姿である
 地鉄 板目流れごころ、やや肌たち、地沸(じにえ)よくつく
 刃文 直刀(すぐは)調に足よく入り小沸よくつく、裏二重刃交じる
 鋩子(ぼうし) 表は尖りごころ、裏は小丸にかえる
 (なかご)   生ぶ、栗尻、目釘孔2、鑢目切

 国弘は、相州(相模国・神奈川県)正宗十哲左文字の流れをくむ筑前国(福岡県)の左一派の名工である。この短刀には、護摩箸(ごまはし)梵字(ぼんじ)の彫物があり、「国弘作」の銘が刻してある。
 南北朝時代の作で、松山藩主松平(久松)家の奉納になるものと伝えられている。東雲神社の御祭神は天穂日命、菅原道真公、息長福玉命、奇足玉命で、息長福玉命は藩祖久松定勝の神号である。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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