久保家住宅主屋ほか4棟が国の有形文化財(建造物)に登録されます
更新日:2022年11月10日
発表内容
内容
文化審議会は、令和4年11月18日(金曜日)に開催する文化庁文化審議会文化財分科会の審議と議決を経て、松山市道後湯之町に所在する「久保家住宅主屋」「久保家住宅離れ」「久保家住宅待合」「久保家住宅表門及び塀」「久保家住宅仕切門及び塀」の計5棟の建造物を国の有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申しました。
後日、官報告示を経て、松山市内の登録有形文化財(建造物)は、合計34件になる予定です。
答申日
令和4年11月18日(金曜日)
答申された有形文化財
1.種別 登録有形文化財(建造物)
2.名称 久保家住宅主屋(くぼけじゅうたくおもや) 1棟
久保家住宅離れ(くぼけじゅうたくはなれ) 1棟
久保家住宅待合(くぼけじゅうたくまちあい) 1棟
久保家住宅表門及び塀(くぼけじゅうたくおもてもんおよびへい)1棟
久保家住宅仕切門及び塀(くぼけじゅうたくしきりもんおよびへい)1棟
3.特徴など
伊佐爾波神社参道に面する開業医の屋敷です。主屋は寄棟造り桟瓦葺きの平屋建てで、元
は檜皮葺きの切妻造りの玄関に鳳凰の懸魚(げぎょ)を構え、玄関脇に茶室があり、東側に
続き間座敷、西側に内向きの諸室が置かれています。離れは敷地の北東隅に建ち、二階建て
で一階は元は薬品庫として使用されており、二階は続き間座敷として主屋座敷の庭を見わた
せます。参道沿いを改修し、現在は店舗として利用されています。待合は敷地の北西隅に位
置し、表門と主屋茶室まで飛石(とびいし)でつながり、節丸太を使った造りで茶室への空
間を演出しています。表門は切妻造りの腕木門で、抑制の効いた意匠とし、表門から両脇に
延びる塀は鼠漆喰仕上げ腰板張りで、参道沿いの落ち着いた屋敷構えを形成しています。仕
切門は主屋の玄関側と座敷の庭側を分ける腕木門です。全体が道後の町並みにふさわしい近
代和風の邸宅で、歴史的景観に寄与していると評価されました。
4.所有者 個人所有
5.所在地 松山市道後湯之町919-1 ほか
報道機関の皆さんへのお願い
●現地取材は、所有者が個別で対応します。
●希望する場合は、所有者へ取り次ぎますので文化財課までご連絡ください。
【文化財課】 電話 089-948-6891
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お問い合わせ
課名:教育委員会事務局文化財課
所在地:松山市三番町六丁目6番地1
課長:二宮 仁志
担当執行リーダー:岸見 泰宏
電話:089‐948‐6891
E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp