光化学オキシダント(光化学スモッグ)
更新日:2024年12月10日
光化学オキシダント(光化学スモッグ)とは
自動車の排出ガスや工場からのばい煙などに含まれる窒素酸化物や炭化水素などが、太陽の強い紫外線によって光化学反応を起こして生じる有害な物質(オゾンやアルデヒドなど)のことを光化学オキシダントといい、その光化学オキシダントが大気中に拡散されずに留まり、空がかすんで、白くもやがかかったような状態のことを「光化学スモッグ」が発生しているといいます。
発生しやすい条件
光化学スモッグは、4月から9月にかけて、つぎの気象条件がそろったときに発生しやすくなります。
- 日差しが強い
- 気温が高い
- 風が穏やか
注意報発令条件
1時間値が0.12ppm以上で、気象条件からみて、汚染の状態が継続すると認められる場合に、注意報が発令されます。
大気の汚染状態を確認したいとき
愛媛県大気汚染常時監視テレメータシステム(外部リンク)(外部サイト)から県内における光化学スモッグ注意報の発令状況について確認できます。
環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)(外部リンク)(外部サイト)から全国の大気汚染状況について確認できます。
健康への影響
- 目の痛み、ちかちかする
- のどの痛み
- 体がだるい
- 頭が痛い
被害を受けたら
- 目がちかちかしたり、痛いときは、水道水で洗眼する。
- のどに痛みを感じたときは、うがいをする。
- 洗眼やうがいをしても良くならないとき、呼吸困難やけいれんがあるときには、医師の診断を受ける。
健康被害を受けた方は、松山市保健所健康づくり推進課(TEL911-1817)へ連絡してください。
光化学オキシダントの発生を抑えるためにできること
光化学オキシダント発生の原因の一つにVOC(揮発性有機化合物)があります。VOCは常温で蒸発しやすく空気中で気体になる物質の総称で、工場・事業場からだけでなく家庭からも排出されています。家庭から排出されるVOCの例として、塗料やスプレー、自動車の排気ガスがあります。日々の生活の中で、なるべく水性塗料や低VOC製品の使用を心掛けることや、エコドライブに努めることで光化学オキシダント抑制につながります。
お問い合わせ
環境指導課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館4階
電話:089-948-6442
FAX:089-934-1812
E-mail:kankyok@city.matsuyama.ehime.jp
