(実施報告)俳都松山宣言2016~十七音が景色を変える~

更新日:2016年11月21日

俳都松山に梅沢富美男さんがやって来た!!&俳句対局頂上決戦!!

平成28年10月29日、松山市総合コミュニティセンターキャメリアホールにて「俳都松山宣言2016~十七音が景色を変える~」を開催しました。
集まった約980人の観客が俳句トークショーと、即興で俳句を作る即吟力を競う「俳句対局」を楽しみました。

第1部 俳句トークショー「俳句と出会ってからというもの」

俳優の梅沢富美男さんをゲストに迎え、俳都松山大使・夏井いつきさんと司会のやのひろみさんの3人で俳句トークを繰り広げました。

松山市内で俳句ポストを目にした梅沢さん。「やっぱり松山といえば俳句のまち。俳句を作りやすい、俳句が浮かぶ街並みですね。」と松山の印象を語ります。

「夏井先生とこうして同じレベルで俳句についてお話するなんて、とんでもないことだ。」と一度は出演を躊躇したという梅沢さん。「プレバト!!」(毎日放送)の収録では、出演者と夏井さんはそれぞれ別のスタジオで収録し、本番では直接顔を合わせることはないそうです。「台本もリハーサルもなく、本番まで何を言われるかわからないからプレッシャーがかかるんですよ。」と梅沢さん。


たくさんの来場者に驚く梅沢さん

「頬紅き少女の髪に六つの花」梅沢富美男

梅沢さんが番組に初登場で見事「才能あり」の1位に輝いた句。

夏井さん「『六つの花』(雪の異称)という季語を使ったことに、梅沢さんは俳句を嗜んでいらっしゃる方だなと思いました。まさかそんな方にババア呼ばわりされる日が来るとは。」
梅沢さん「愛のあるババアですよ。」

初めて作るにあたって俳句の勉強をした梅沢さん。「『六つの花』『うどんげの花』というのは台詞で芝居でもよく使うんですよ。それが季語だということを知らなかった。私のヒット曲『夢芝居』やいろいろなヒット曲が七五調。一番日本人が耳にするリズムなんです。俳句の五七五調は耳あたりが良いんですね。」と語ります。

俳優として長年培ってきたものが俳句にも通ずるとわかり、梅沢さんが秀句をたくさん作られることに会場も納得します。


芝居の経験が俳句へとつながります

「梅沢富美男名人への道」

梅沢さんが恥ずかしがる中、「プレバト!!」で梅沢さんが初登場した時から現在までの軌跡がVTRで紹介されます。
梅沢さんは「私は芸能界で一番初めの夏井先生のお弟子さんですから。」と宣言。「俳都松山宣言で一番弟子宣言」を頂き、会場が大いに盛り上がります。
番組の効果もあってか最近町を歩くと「俳句のおじさん」と呼ばれるという梅沢さん。「私、小さい子や学生さんにとっても人気があるんですよ。」と話すと、夏井さんとやのさんが一斉に「自分で言うか!」と突っ込みます。


やのひろみさんの軽妙な進行で話がはずみます

「ライン引き残してつるべ落としかな」梅沢富美男

「名人らしいいろいろな手練手管が入っていますね。『ライン引き』を動詞と読むか名詞と読むかで意味が変わってきます。」と夏井さん。

動詞の場合:秋の陽が「つるべ落とし」で早く暮れてしまいラインを引かないといけないのに、引き残してしまうという運動会の前日の夕暮れの句。
名詞の場合:運動会が終わった後、日が暮れたグランドに「ライン引き」だけがぽつんと残っている句。

夏井さん「俳句は意味を二つ持って存在するところが往々にしてあるんです。そういう時に読み手がどっちの意味に読んであげるのがこの作品にとって幸せなのかと考えて、意識を持って私はこう読んであげたいと決めるわけです。この句の場合運動会当日を軸にして、前と後ろを語っているなら本物だなと思いましたが、このおっちゃん絶対わかってないなと思いました。」

梅沢さんは「言葉の意味はわかっているつもりなんです。言葉尻って芝居で大事なんです。台詞の七五調のリズムを言葉として俳句に当てはめているので、どうしてもこういうところで間違えてしまう。」と反省しきり。

「俳句は、一文字の使い方が難しいですね。」とやのさん。
夏井さんは「俳句がありがたいのは、日本語を共通項として使っているので、一文字の違いを説明した時に、出演者もテレビを見ている人も納得して下さる。俳句が日本語でできているという当たり前のことのおかげだと思うんです。」


俳句については辛口先生に頭が上がりません

梅沢さんは、「俳句を始めて言葉も覚えるし、台詞の滑舌が良くなった。」と言われます。多忙を極める中でも時間を見つけては句作に取り組まれています。句の提出締め切りに間に合わないからと、舞台の休憩中に提出したこともあるそうです。
「テレビ局のロビーで句を書き溜めたノートを見せられた時は嬉しかった。」と夏井さん。やのさんに促され、常に持っているという俳句や季語などを書き溜めたノートを披露してくださいました。
最近では「名人らしい句を作らなくては。」との考えから難しい言葉を並べ,夏井さんに見透かされてしまい降格されたと梅沢さん。
「忙しくても俳句を作るのは楽しい。俳句が好きだから。」と語ります。


俳句ノートを披露する梅沢富美男さん

「父に似た男と暮らす蜆汁」夏井いつき

梅沢さんが夏井さんの句集で衝撃を受けた一句として紹介。
梅沢さんのお嬢さんが婚約し、父親として寂しさも感じる中でこの句を読み、「娘が俺に似た男と暮らすと思うと嫌だな。これを夏井先生が書いた。私が今悩んでいる事とこの句がマッチングした。俳句ってこういうところがありますよね。」
夏井さんは「誰かの経験や過去と、自分の現在がヒットする時があります。」「そうやって自分を慰めているんでしょうね。」と娘を嫁がせる梅沢さんの心境に寄り添います。
この句に出会ったことで起こった心の化学反応、「癒し」にもなる俳句の魅力の一つを目の当たりにし、会場はあたたかい雰囲気に包まれました。


夏井先生の俳句に癒されました

「俳句を広めるお手伝いならしますよ。」と言う梅沢さんに、夏井さんとやのさんは「梅沢さんがされていることがすでに俳句を広めることになっています。」と梅沢さんを讃えます。
梅沢さんが一生懸命に俳句を作っている姿が、私たちと一緒、私達も頑張ろうと励まされます。

第2部 俳句対局第二回松山市長杯

俳句対局とは、囲碁や将棋のように向かい合い、制限時間内に俳句を作り合って即吟力を競う勝負です。目の前で俳句が生まれる緊張感と高揚感を味わえます。夏井いつきさんによる実況解説付きです。今回は、夏目漱石没後100年を記念し、席題句に全て夏目漱石の俳句を使用しました。


夏井いつきさんと家藤正人さんがルール説明。対局では3句を6分以内で作ります。

選手

第一回松山市長杯
優勝者片野瑞木さん

博物館明治村トーナメント
優勝者工藤惠さん

新宿トーナメント
優勝者北大路翼さん

松山大会優勝者
穂積天玲さん

審査員

高野ムツオさん
鳥居真里子さん
星野高士さん
岸本尚毅さん

第一試合

抽選の結果、第一試合は、工藤惠さんと穂積天玲さんの対戦です。
「予想外の展開で愛知で優勝し、自分でもビックリしました。がんばります。」と工藤さん。「緊張していますが、平常心でがんばります。」と穂積さん。それぞれ意気込みを語ります。

席題句は夏目漱石「この夕野分に向いて分れけり」
「分」という字が季語も含め2カ所にある難しい句を引き当てた穂積さん。工藤さんは、これに動揺しつつも「分度器」という言葉に置き換えるなど、工藤さんらしく暮らしの中に新鮮な発見のある句を詠みます。対してロマンチックな季語を用いて絵画のような3句を作った穂積さん。第一試合は僅差0.5点差で工藤さんが勝利しました。

第一試合の結果
手番 名前 俳句点 残り時間 時間点 合計 勝敗
先手 工藤 惠 20.25 2分22秒 0 20.25
後手 穂積 天玲 19.75 2分34秒 0 19.75
第一試合の内容 席題句「この夕野分に向いて分れけり」
作者 俳句 点数 高野 鳥居 星野 岸本 減点
工藤 惠 分度器を母に教わる夏の朝 5.75 6 6 6 5 0
穂積天玲 教室に静かな水面沈丁花 6.00 5 8 4 7 0
工藤 惠 真昼間の金魚教室に初恋 8.00 8 8 8 8 0
穂積天玲 行間に秋の雲めく離れ方 7.00 8 7 5 8 0
工藤 惠 行間を読めない夫蝉時雨 6.50 7 6 5 8 0
穂積天玲 いろは四十八文字読みて星月夜 6.75 6 7 7 7 0


穂積天玲さんには、地元から応援団が駆けつけました


「火事場のなんとやら…で、私自身も驚くような力を発揮して、楽しい俳句を作りたい。」と工藤惠さん


推敲しながらも笑みがこぼれる和やかな対局


俳句を作る姿が美しいお二人


実況と解説で俳句対局をより楽しめます

「教室に静かな水面沈丁花」穂積天玲さんの1句目

高野先生5点、星野先生4点。それに対して鳥居先生8点、岸本先生7点と審査員の評価が分かれました。

星野先生「これは、あんまりいい句じゃないですね。静かな水面っていうのは教室が静まっているという比喩の句にとりました。意味はわかるけどそこで理解していいのかと、僕は『虚と実』をいうと『実』のある方がいい気がします。教室に静かな時間が流れているというのを水面とおっしゃったと理解しましたけど、そこで理解が私とはそぐわなかった。季題の沈丁花はどこにあるのか、匂いがしてくるのか、匂いがしてくるなら丁子の香とか具体的に言ってもらった方がよかった。」

鳥居先生「星野先生、なんでこのよさをわかってくれないのでしょうか?私はがっかりです。私はこの句を一読した時に、教室に静かな水面って何だろうと一瞬不思議に思いましたが、静かな時間とか、これから授業を受ける時の緊張感とかと受け取りますが、その下に付いてくる沈丁花というものが外から教室に香ってきている。私は、ここは女学校だと思いました。その中に漂う水と女生徒がさらさらと流れるような、水面という「虚」を教室の中に持ってきた。そこに香ってくる沈丁花がぴったり合っていて、この句を読んだ時にとても快い気持ちになりました。」


審査員のみなさんが意見を戦わせることも、俳句対局の魅力の一つです。

第二試合

昨年優勝の片野瑞木さんは、少し緊張の面持ち。美しい着物姿で登場です。
新宿歌舞伎町を本拠地とする北大路翼さんは、独特な雰囲気と感性で会場を魅了します。東京から友人が大勢駆けつけてくれました。
片野瑞木さんからは「年下の殿方に負けたことはない」と勝利宣言が出ました。

席題句は夏目漱石「秋の山南を向いて寺二つ」
「秋の海忘れられないセリフあり」北大路さんは、梅沢富美男さんの「夢芝居」を意識した句を作ると、「楽屋のモニターで対局を観戦している梅沢さんが喜んでいるかも」と夏井さん。
「雪がふるふるアルカロイド系の彼」片野さんの句「アルカロイド系」という聞き慣れない言葉に会場が驚きます。進行の家藤正人さんが検索したところ「天然由来の有機化合物。有毒であるが薬理作用を示し医薬にも用いられる。」
試合を制したのは「忘却の彼方におでんの鍋の底」で審査員全員の高い評価を得た北大路翼さんでした。

第二試合の結果
手番 名前 俳句点 残り時間 時間点 合計 勝敗
先手 片野瑞木 19.5 2分14秒 0 19.5
後手 北大路 翼 21 3分43秒 0 21
第二試合内容 席題句「秋の山南を向いて寺二つ」
作者 俳句 点数 高野 鳥居 星野 岸本 減点
片野瑞木 島の山頂時雨海からやって来る 6.75 6 7 8 6 0
北大路 翼 秋の海忘れられないセリフあり 6.25 7 7 6 5 0
片野瑞木 紅葉かつ散る分厚い忘備録 6.25 7 7 4 7 0
北大路 翼 忘却の彼方におでんの鍋の底 8.00 8 9 7 8 0
片野瑞木 雪がふるふるアルカロイド系の彼 6.50 5 8 5 8 0
北大路 翼 彼女にも銀杏の香を分けてやる 6.75 4 8 7 8 0


「第一回松山市長杯俳句対局」優勝者片野瑞木さん


背中に般若の刺繍が入った着物を着て対局に臨む北大路翼さん


試合は早い展開に


ガッツポーズで喜ぶ北大路翼さん

「雪がふるふるアルカロイド系の彼」片野瑞木さんの3句目

高野先生5点、星野先生5点。それに対して鳥居先生8点、岸本先生8点とこの句もまた審査員の評価が分かれました。

岸本先生「いい点をつけたのは音がいい。らりるれろで効かせてあやしい彼の雰囲気を出していると思いました。」

星野先生「アルカロイド系の彼とか好きなタイプじゃない。韻を踏んでいるだけでとるっていうのはどうだろうか。雪がふるふるっていうリズムはいいなと思ったけど、内容は未だによくわかりませんね。」

高野先生「アルカロイド系。秘密を持った得体のしれない男というのはわかるが、さっぱりイメージができないところが残念だった。」

鳥居先生「むしろイメージできないところが面白い。こういう男だとは、はっきりわからない。雪がふる中に居るのは、私の彼だという女性の心。この句は今日帰っても忘れないと思う。そういう強さをこの句に感じました。」


忌憚のない意見を戦わせます

決勝戦

工藤惠さんと北大路翼さんによる決勝戦。
工藤さんは「奈々さんの分まで頑張りたいと思います。」と博物館明治村トーナメントで決勝を戦った中山奈々さんに勝利を誓います。対する北大路さん、妹分の中山奈々さんを負かした工藤さんには負けられないと意気込むかと思いきや「サッサと勝ちます。」とにんまり。

席題句は夏目漱石の「馬に二人霧をいでたり鈴のおと」
「春の雷鈴音のようにブラ外す」工藤さんが下着を外す音を鈴音に喩え、想像力をかきたてます。
「ブラジャーのギザギザ美しき冬支度」当然のようにその言葉に乗った北大路さんですが、ルール『前句の表記を変えてしまった』により0.5点の減点をとられます。
しかし「人間にからくりのある蔦もみぢ」「流氷や人恋しがり近寄来」で高い評価を得た北大路翼さんが二代目王者に輝きました。

決勝戦の結果
手番 名前 俳句点 残り時間 時間点 合計 勝敗
先手 工藤 惠 19.5 3分42秒 0 19.5
後手 北大路 翼 21.25 2分31秒 0 21.25
決勝戦の内容 席題句「馬に二人霧をいでたり鈴のおと」
作者 俳句 点数 高野 鳥居 星野 岸本 減点
工藤 惠 春の雷鈴音のようにブラ外す 7.25 5 8 8 8  
北大路 翼 ブラジャーのギザギザ美しき冬支度 6.00 6 6 5 9 -0.5
工藤 惠 箸使い美しき人冷奴 6.25 6 6 6 7  
北大路 翼 人間にからくりのある蔦もみぢ 7.75 8 8 7 8  
工藤 惠 からくり人形流されし秋の海 6.00 6 6 5 7  
北大路 翼 流氷や人恋しがり近寄来 7.50 8 8 8 6  


サッサと勝ちます


終始にこやかに対局を楽しみます


真剣な横顔


優勝をかけた一局に会場も緊張


優勝が決まり観客に応える北大路翼さん

表彰

俳句対局第二回松山市長杯は北大路翼さんに贈られました。

「僕的には、ブラジャーの句で反則負けというのが一番面白かったんですが、屍派という看板を背負っていますので負けられないということで本当にほっとしています。ありがとうございました。」


皆さんお疲れさまでした


優勝おめでとうございます


市長杯に喜びのキス

閉会

審査員を代表して高野ムツオ先生のコメント

「かつて江戸時代に『矢数俳諧』という一晩で一人が五千句、一万句作るイベントがあり、一番多く作ったのが井原西鶴でした。ただこのイベントはたぶん数人仲間がいてその中で一晩かかって作っていたんだと思います。ところが、今日のこのイベントは、千人もの観衆の前で、時間を決められ、さまざまな条件を決められ、緊張感といい、その時にひらめく言葉をいかに探して作るかといい、『矢数俳諧』よりもはるかに難しい。今日ここに勝ち上がってきた4人の俳人の方には、大変な敬意を表したいと思います。
俳句というのは、たった十七音です。十七音だからこそ一瞬の間に一瞬の場面を切り取って、その一瞬が今までになかった、この世に存在しなかった世界をここに創出する。こういう現場に皆さんと共に居合わせることができた事をとても私は嬉しく思います。 
松尾芭蕉は「文台引き下ろせば即反故也(ぶんだいひきおろせばすなわちほごなり)」と言っています。机の上で俳句のことをあれこれやるのはいいけれど、それが終わったら俳句は全てごみと同じだよと。これも一つの俳句の精神です。その精神を心に引きながら私たちは俳句をこうして楽しんでいく。昨年も審査しましたけど、今年はもっとすばらしい俳句がたくさん生まれました。たぶん天上で正岡子規は『俺も俳句対局出たかったな』と思っています。『北大路翼は、俺がやっつけてやる。』と悔しがっていると思います。正岡子規さんの分まで皆さんと俳句を楽しんでいきたいと思います。」


正岡子規さんの分まで俳句を楽しみましょう

梅沢富美男さん再び登場!!


「皆さん、すごいじゃないですか!」

俳句対局を観戦した梅沢さん。
「観なきゃよかったと思います。観た後では来年は来られないかなと思います。すごいじゃないですか。ものの2、3分で考えて。私は3日くらいかかるんですから。」
と驚きつつも来年の再会を約束してくださいました。果たして夏井さんとの俳句対局エキシビジョンマッチは実現できるでしょうか。

夏井いつきさんのコメント

「笑いましたね。感心するだけで満足した気がして、全然作ってないのに作ったような心地よい疲れに浸っていませんか。私たちは俳都松山をどう発信していくかということを考えながら、俳句の種蒔きを続けているんですが、俳句の種を蒔く仕事は地味な仕事です。地味な仕事を続けていると、いろいろな人が協力をして下さるようになる。その一人『巨大な協力者』が横にいらっしゃって、俳句の種蒔きを手伝って下さる。俳句甲子園、俳句対局、まる裏俳句甲子園という大人の俳句甲子園もやっております。松山に来ると面白い俳句のイベントがある。そういうことが俳都松山を愛していただくための地道な取り組みなんじゃないかといつも思っております。『俳句に点数をつけるなんていうのは邪道だ』おっしゃる通りです。5点でも8点でもいいんです。でも無理やり点数をつけるところに議論が生まれる。その議論を皆で楽しむ。これが俳句の楽しみ方なんだと、私たちは俳都松山から、そういう俳句の楽しみ方を発信していきます。先ほど高野さんもおっしゃいましたが、絶対正岡子規さんは『羨ましい』と思っていると私も確信しております。
 来年は、もっと面白いことになります、そして恐ろしいことに来年もまた北大路翼が来る。来年にむけてこの恐ろしい日々を楽しんでまいりましょう。」


「またお会いしましょう」

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