消化ガス発電
更新日:2022年7月1日
消化ガス発電について
消化ガス発電とは、下水汚泥の処理過程で発生する「消化ガス」を燃料として発電を行うもので、発電した電力は「再生可能エネルギー固定価格買取制度」(FIT)を適用し売電します。下水処理場でFITを適用した売電を行うのは、中四国では初の事例となります。消化ガスは従来から消化タンクの加温用の熱源として一部は利用していましたが、大部分は余剰ガスとして燃焼処理をしていました。これまでも有効活用についてはさまざまな検討をしてきましたが、実現には至っていませんでした。そうした中、平成24年7月に国の「再生可能エネルギー固定価格買取制度」がスタートし、この制度を利用した売電を行うこととなり、発電設備の建設に至りました。
「消化ガス」は「太陽光、風力、水力」などに代表される再生可能エネルギーのひとつである「バイオマス」であり、これを利用した発電設備は、クリーンなエネルギーの活用による、持続可能な低炭素社会の実現に向けて大きな役割を果たすものです。
発電概要
- 設置場所 中央浄化センター(松山市南江戸四丁目1-1)
- 発電出力 ガスエンジン発電機 330キロワット×2台 合計660キロワット
- FIT売電
法定買取期間 20年間(平成27年4月1日より売電開始)
法定買取価格 39円/キロワットアワー(税抜)
- 発電フロー
発電設備の各機器
- 消化ガス供給装置
消化ガスをガスエンジンに必要な圧力に高めるとともに、ガス中の水分を除去します。
- シロキサン除去装置
消化ガス中には「シロキサン」という物質が含まれています。元々はシャンプーや化粧品に使われているシリコーンオイルの元となっているものです。シロキサンが含まれたままの消化ガスを、ガスエンジンで燃焼させると白くて固い結晶となり、エンジン内部に貯まっていき、故障の原因となります。そのため、活性炭を用いて除去するのがこの「シロキサン除去装置」です。
- ガスエンジン発電機ユニット
ガスエンジンと発電機が一体のユニットとして内部に収められています。ユニット1台で330キロワットの発電出力があり、2台のユニットで合計660キロワットの発電を行います。
- 排ガスボイラユニット
ガスエンジンの排気ガスの熱を利用し、蒸気を作るボイラを設置しています。蒸気は消化タンクの加温に利用することができます。電気と熱の両方を生み出すこのようなシステムを「コージェネレーションシステム」といいます。
消化ガス発電の通電式を行いました
平成25年度から建設を行ってきた「中央浄化センター消化ガス発電設備」が完成し、平成27年3月15日(日曜日)に通電式を開催しました。
あいにくの雨にも関わらず、大勢の皆様方にご出席をいただきました。
【参加者】
松山市長、松山市議会議長・副議長、松山市議会環境下水委員、
松山市下水道経営審議会委員、新玉公民館長、新玉地区自治連合会会長、
新玉地区社会福祉協議会会長、生石町・古照・西部の各町内会長・生石町子供会児童と保護者の皆さん
市長あいさつ
議長祝辞
事業経過報告(下水道部長)
発電設備起動スイッチオン
くす玉を割ってくれた生石町子供会のみなさん
発電設備の説明
お問い合わせ
下水浄化センター
〒790-8571 愛媛県松山市南江戸四丁目1-1
電話:089-922-2855