水防法の改正に伴う内水浸水想定区域図の公表

　近年、全国的に内水氾濫により甚大な被害が発生していることを踏まえ、平成27年に水防法が改正されました。
　この改正により「内水氾濫により相当な損害を生じるおそれ」がある地区として、主に地下街等が発達した地区について、下水道の水位により浸水被害の危険をあらかじめ地下街利用者に周知する「水位周知下水道」を指定する制度が創設されました。

　水防法の改正に基づき、松山市では「水位周知下水道」の指定に向けた検討として、松山市駅前地下街（通称：まつちかタウン）周辺を対象に想定最大規模降雨（1時間最大130mm）における浸水シミュレーションを実施し、内水浸水想定区域図を作成しましたので公表します。今後はこの内水浸水想定区域図を基に、「水位周知下水道」の指定に向けて調整、検討を進めてまいります。

・まつちかタウン周辺について、水防法の規定により定められた想定最大規模降雨（1時間最大130mm）による雨水出水想定区域（以下、「内水浸水想定区域」という。）及び浸水した場合に想定される水深を表示しています。

・この内水浸水想定区域図は令和3年3月末時点のまつちかタウン周辺地区の下水道整備状況を勘案して、想定最大規模降雨に伴う雨水出水（以下、「内水氾濫」という。）による浸水の状況をシミュレーションにより予測したものです。

・このシミュレーションの実施にあたっては河川の氾濫や高潮等を考慮していません。また。河川の増水状況や雨の降り方、土地利用の形態変化などにより、浸水範囲や深さ変わる可能性がありますのでご注意ください。