道後温泉の新しい活性化事業「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」がスタートします

更新日:2021年5月25日

発表内容

目的

 日本最古の歴史といわれる道後温泉では、2014年に道後温泉本館が改築120周年の大還暦を迎えたことを記念し、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」を開催しました。以降、温泉という地域資源にアートを取り入れ道後温泉の魅力を発信しています。
 道後温泉本館は、平成31年1月15日に営業しながら保存修理工事に着手し、令和6年末の完了に向けて順調に進んでおり、令和3年7月15日から後期保存修理期間の営業に移行します。
 令和6年3月までの3年間は、新しい活性化策「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を実施します。観光消費を増やしたり、域内経済循環を広げたりしながら関係人口を築き、人材を育成して持続可能なまちを実現します。
 今年参加するアーティストは、地元愛媛県を拠点に創作活動を行う、世界的美術家の大竹伸朗さん、写真家で映画監督の蜷川実花さん、松山市在住のテクニカルイラストレーター、隅川雄二さんの3人です。大竹さんは、工事で使用する素屋根テント膜の作品を手掛けます。

名称

みんなの道後温泉 活性化プロジェクト

事業企画プロデュース

スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
2014年に道後温泉本館改築120周年の大還暦を記念し、初めて開催したアートイベント「道後オンセナート 2014」を担当した事業者です。その経験と、培われた地元事業者や地元若手クリエイターとの関係、国際的ネットワークを生かしながら、道後地域が一体になって新しいプロジェクトを推し進めます。

令和3年度参加アーティスト

●大竹 伸朗 (おおたけ しんろう) さん
1955年東京生まれ。1980年代初頭より国内外で作品発表を開始。1988年に制作拠点を愛媛県宇和島市に移し、絵画を中心に音や写真、映像を取り込んだ立体作品、他分野の表現者とのコラボレーションやエッセイ・絵本など多彩な作品を展開。直島銭湯「Iラブ(※)湯」(香川県・直島/2009年)、「ドクメンタ (13)」(ドイツ・カッセル/2012年)や日本人にはより馴染みの「ヴェネチア・ヴィエンナーレ」(イタリア・ヴェネチア/2013年)、「ニューニュー」展(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/2013年) での「モンシェリー」、そして、今でも語り継がれる「全景 1955-2006」展(東京都現代美術館/2006年)などの作品はアートファンのみならず多大な影響力を与え続けている。2014年、国内外4カ所で行われた展覧会の功績で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2019年にはパフィオうわじま内、生涯学習センター・ホールの緞帳「のぞき岩」が完成し、宇和島市内の公共施設に大竹作品が初展示された。2019年、東京2020オリンピック公式アートポスターの制作アーティストに選出。東京都現代美術館でのポスター展、アートワークを使ったグッズなど時代のアイコンとなるような作品として世界に向けた展開がされている。2022年3月ホノルルヴィエンナーレに参加予定。 ※ラブはハートマークです。

●蜷川 実花 (にながわ みか) さん
写真家、映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか数々 受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヵ国で配信中。映像作品も多く手がける。
【受賞歴】
1996年、第9回写真3.3平方メートル展(ひとつぼ展)・グランプリ
1996年、第13回キヤノン写真新世紀・優秀賞
1998年、第9回コニカ写真奨励賞
2001年、第26回木村伊兵衛写真賞
2006年、第13回VOCA展大原美術館賞
2012年、新藤兼人賞銀賞(『ヘルタースケルター』)
2019年、エル シネマアワード2019 エル ベストディレクター賞

●隅川 雄二 (すみかわ ゆうじ) さん
up to you主宰、イメージビルダー。イメージを二次元化し、作り上げるテクニカルイラストレーター。

大竹伸朗さんコメント

愛媛県宇和島市に制作拠点を移して30年以上が過ぎました。こちらに越してきた当時まだ子供達が小さかった頃は家族でたびたび道後を訪れ、今はなき旅館含め多くの宿に泊まった懐かしい思い出があります。 今回、道後のプロジェクトのお話をいただき、若い世代の人たちが熱意をもって声をかけてくれたことがとても嬉しく、またありがたい気持ちです。お話を聞き、早速、道後温泉本館を覆う火の鳥の大テントを見に行きました。これまで経験したことがないスケール感を前に、道後温泉本館という大変歴史ある特別な場所を手がけるという緊張感がひしひしと迫ってきましたが同時に是非挑戦してみたい気持ちが湧いてきました。多くの人に喜んでいただけるよう、全力で取り組みたいと思っています。

主催

未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会

道後活性化事業受賞歴

●コンパクトなまちづくり大賞 (令和2年11月)
 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の整備など道後文京地区のまちづくりが第2回コンパクトなまちづくり大賞(個別事業部門)で最高位の国土交通大臣賞
●ふるさとづくり大賞 (令和3年1月)
 地域資源とアートを掛け合わせ、道後温泉の魅力を発信する道後温泉まちづくりアート事業が、令和2年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞
●文化ツーリズム賞 (令和3年2月)
 道後温泉本館保存修理工事を観光資源化し、工事中ならではの魅力を官民協働で発信した道後REBORNプロジェクトが、文化庁と観光庁とスポーツ庁の令和2年度文化ツーリズム賞(長官賞)

報道機関の皆さんへのお願い

アーティストへの直接の取材はお控えください。
取材を希望する場合は、未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会事務局(松山市役所道後温泉事務所内)まで連絡をお願いします。

お問い合わせ

道後温泉事務所
〒790-0842 松山市道後湯之町4-30
担当課長:山下 勝義
担当執行リーダー:菅 潤治
電話:089-921-6464
E-mail:dogojimu@city.matsuyama.ehime.jp

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2021年5月

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