令和3年新春 第66回特別企画展「子規の写真物語―古き新しき取り出して―」を開催します

更新日:2020年12月11日

発表内容

目的

 子規が生きた明治時代、海外から受容したさまざまな新しい文物が日本に普及しました。写真もその一つで、新しいもの好きだった子規は写真を愛好しました。
 子規は34歳11カ月という短い人生の中で、その姿を写した写真は現存するだけでも30枚を超えています。6歳の時に髷を結った姿で撮影した写真をはじめ、最晩年に撮影した有名な横顔の写真など、子規の写真はその足跡を知る上で貴重な資料になるのはもちろん、子規の人間としての魅力とドラマチックな人生を色あせることなく物語ります。
 子規は撮影した写真を手元で大切に保管し、折に触れて取り出して眺め、時には文学活動の題材にしました。晩年には、写真をもとに過去の出来事や友人たちとの交流を振り返りつつ、痩せ衰えた自身の病床での姿と対比した俳句や短歌を残しています。
 また、子規は秋山真之や浅井忠などの友人や知人らから贈られた写真や、学生時代に訪れた広島の厳島や岡山の後楽園などの名所旧跡、また女性の髪型など、多種多様な写真をコレクションしていました。これらの子規のコレクションは、晩年に病気のため外出が叶わなかった子規にとって、外の世界とつながる貴重なツールの一つで、写真をとおして見る外の世界は病床の子規を癒し、楽しませました。
 今回の特別企画展では、子規記念博物館で所蔵する子規の姿を写した写真や子規の写真コレクションなど、約80枚の写真資料を展示し、写真が物語る等身大の子規の姿や子規と写真との知られざる関係を紹介します。また、合わせて子規が生きた近代・松山の様子を伝える写真資料も紹介します。

会期

令和2年12月19日(土曜日)から令和3年2月1日(月曜日)まで

休館日

令和2年12月22日、令和3年1月5日、12日、19日、26日
(いずれも火曜日)

開館時間

午前9時から午後5時まで(展示室入場は午後4時30分まで)

会場

松山市立子規記念博物館 3階特別展示室

観覧料

個人400円、団体320円、65歳以上200円、高校生以下 無料
※常設展とセットで特別企画展の観覧券を購入する場合、特別企画展の観覧料は2割引です。
※子規博友の会会員が特別企画展の観覧券を購入する場合、特別企画展の観覧料は2割引です。

関連事業

【記念シンポジウム】
演題:「子規が生きた、近代松山の風景」
パネラー:松山子規会理事・伊豫史談会監事 二神將(にかみ すすむ)氏、当館総館長 竹田美喜(たけだ みき)
日時:令和3年1月11日(月曜日・祝日) 午後2時から3時30分まで
会場:4階講堂 ※入場無料
【ギャラリートーク】
日時:令和2年12月27日(日曜日)、令和3年1月9日(土曜日)
ともに午前10時30分から50分程度
会場:3階特別展示室
※聴講には特別企画展の観覧券が必要
【学芸員の関連講座】
演題:「子規の写真コレクションの魅力」
日時:令和3年1月31日(日曜日) 午前10時30分から12時まで
会場:1階視聴覚室 ※入場無料

※記念シンポジウム、ギャラリートーク、関連講座は、新型コロナウイルス感染症の状況で、中止または入場制限などを行う場合があります。

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お問い合わせ

子規記念博物館
松山市道後公園1-30
館長:河野 直充
担当執行リーダー:平岡 瑛二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp

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2020年12月

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