平成23年7月12日 東日本大震災被災地支援「第7回サマーナイトフェスティバル」の開催について

更新日:2012年3月1日

  • 日時  平成23年7月12日(火曜日)午前11時から
  • 場所  本館3階第1会議室
  • 記者数  17人

議題 

  • 東日本大震災被災地支援「第7回サマーナイトフェスティバル(GII)」の開催について

会見内容

(市長)
 本日の議題、「東日本大震災被災地支援第7回サマーナイトフェスティバル(GII)」の開催について説明させていただきます。
 中四国、九州地区において初めてとなるナイター競輪の祭典、「第7回サマーナイトフェスティバル(GII)」が7月22日(金曜日)、23日(土曜日)の2日間、松山競輪場で開催されることになりました。松山競輪における特別競輪の開催は、平成21年にGIグレードレースを代表するオールスター競輪を松山競輪史上初めて誘致開催し、地元ファンはもとより、全国の競輪ファンの皆様に好評をいただいたことは記憶に新しいところであります。

 さて、今年度、競輪界ではすべての開催を東日本大震災被災地支援競輪として開催し、売上の一部を拠出することにしていて、今回の「サマーナイトフェスティバル競輪」につきましても、被災地支援として実施されます。被災地支援としては、日本競輪選手会愛媛支部の選手の皆さんによる街頭募金活動等もすでに3月から数回実施されていて、今回のイベントの中でも、これまでの募金活動に加え、チャリティーオークションが開催され、全額、義援金としていただくなど、さまざまな形で被災地支援に取り組むこととしております。レース内容につきましては、参加予定選手は競輪最高峰のS級S班選手18名を筆頭に、S級屈指の選手、全81名によって争われ、連勝した選手のみが頂点に立てる2日間の短期決戦となっております。

 また、売上目標は、松山競輪場以外に全国の27競輪場と場外車券売場50個所、電話投票などで発売し、トータルで25億円を目指します。
 今回の特色といたしましては、選手とファンとの距離をより一段と近づけ、迫力あるレースを間近で観戦してもらうため、松山競輪初、また、GI・GIIのビッグレースでは全国初の試みとして、バンク内観戦の実施をはじめ、女性専用のガイダンスコーナーや女性専用ゲートを設置するなど新たな取り組みも企画しております。
 さらには、カップルやご家族連れのお客様にも楽しんでいただけるように、「ごめんね、ごめんねー」で知られています、人気お笑い芸人U字工事さんによる爆笑ライブや屋外ではお子様向けのキャラクターショーなど、さまざまなイベントも企画しております。
 そのほかにも、「『坂の上の雲』のまち松山」の観光情報の発信やB級グルメの販売など、盛りだくさんの内容となっておりますので、この機会にぜひ夕涼みも兼ねて、ライトに映し出された幽玄な瀬戸風バンクでトップレーサーたちの熱いパフォーマンスを生でお楽しみいただきたいと思います。

(質問)
 売り上げの一部とはどのくらいになるのか。

(市長)
 売上額が25億円の場合は、売り上げの2.5パーセントが収益になりますので、およそ5千万円から6千万円を収益金と見込んでいます。

(質問)
 裏金問題で、専門委員の答申が出揃ったと思うが現在の状況を聞きたい。

(市長)
 委員からの答申がありましたら、その都度私に提出してもらっており、7月1日で全員揃いました。明日、議会特別委員会の後にレクチャーする時間を設けますので、それまでお待ちいただければと思います。

(質問)
 レクチャーは最終的な市の結論ということなのか。

(市長)
 はい。答申を受けた、われわれの方向性です。

(質問)
 13日の特別委員会での孫請社長の証言や、他にも証言してもよいという人が現れるなど状況が変化しているが、このようなことを考慮することはあるのか。

(市長)
 明日われわれの結論としてご説明させていただきます。

(質問)
 社会保障と税の一体改革のなかで、2010年代半ばまでに消費税を段階的に10パーセントまで引き上げることがまとまったが、市長の見解を聞きたい。

(市長)
 常々、申し上げていますが、松山市の歳出の中で一番大きなウェイトを占めているのが民生費です。およそ4割を占めていて、昨年から今年で50億円も増えています。もはや、地方自治体での努力の限界を超えていると思っていますので、社会保障と税を一体的に見直さなくてはならないというのは理解できます。しかしながら、消費税が上がれば、消費行動にもかなり影響があると思いますので、国に対して、時期などについて国民の声を反映しながら、しっかりとした議論をまとめていってほしいと思っています。

(質問)
 消費税が上がること自体に反対ではないのか。

(市長)
 いたしかたないと思っています。

(質問)
 福島県南相馬市産の牛肉からセシウムが検出された件で、幸い松山市には出荷されていないとのことだが、今後考えられる市の対応や既に実施している対応策を聞きたい。

(市長)
 5月と6月の出荷分で厚生労働省からのモニタリング検査の指示がなかったということで、出荷されてしまったと聞いています。皆さんがとても心配する食品のことですから、関係者にはしっかりとした対策を取っていただきたいと思っています。

(質問)
 裏金問題について、これまでの会見のなかで「来ていただけるのであれば話を伺う。」と言っていた。明日、孫請社長が市庁舎に来るが、何か対応する予定はあるのか。

(市長)
 特に予定していません。

(質問)

 話は聞かないということなのか。

(市長)
 私は、明日からサクラメント出張になりますので、対応はできません。

(質問)
 市として聞かないのか。

(市長)
 議会の場で話すということですから、特に予定していません。

(質問)
 市庁舎内で相手が話しをするというのであれば聞くのか。

(市長)
 予定していません。

(質問)
 レクチャーの内容について、出張中のため市長の考えを直接聞けないが、何か対応する考えはないのか。

(市長)
 結論はほぼまとまっていますので、明日、議会の特別委員会が終了後、公表したいと思います。

(質問)
 そこに市長の考えが入っているのか。

(市長)
 もちろん、入っています。

(質問)
 話しを聞いた後、直接市長の考えを聞けないのか。

(市長)
 サクラメントに出張いたしますので対応できません。申し訳ありません。

(質問)
 松山維新の会が政治団体の届け出を提出したが、市長の感想を聞きたい。

(市長)
 松山維新の会は、地域第一、政策中心、国政自由というのがキーワードだと聞いています。今後、このキーワードを掲げて活動の幅を広げるとともに、政策をより広く知ってもらうことを目的に政治団体の届け出をされるということは、地域主権改革をさらに前進させるものだと思いますので、私としてはますますの活躍を期待しています。

(質問)
 西予市でも同じ動きが見られるが、維新の会の全県的な広がりについて見解を聞きたい。

(市長)
 先ほど申し上げたことと同様、地域第一という動きが市民の声を届けるには一番良い動き方だと思っていますので、そういった輪が広がっているのは良いことだと思います。

(質問)
 鹿島での社会実験について市長の意気込みを聞きたい。

(市長)
 16日から社会実験が始まりますが、私はサクラメント出張があるのでいけません。今、鹿島は土壌の問題がありますので、島内を一周できないという大変残念な状況です。かつて、北条の鹿島というのは、海水浴客などで大変賑わっていました。その賑わいをもう一度再現するために、できる限り鹿島の魅力を増やすことで、皆さまに鹿島に渡っていただいて、楽しんでいただけたらと思っています。

(質問)
 社会実験によって大勢の観光客が来れば、周遊道整備の話が進展する可能性があるのか。

(市長)
 金銭の面で可能であれば、周遊道を整備したいという思いはありますが、とにかくお客様が増えないことには、前に向いて進まない話だと思っていますので、鹿島の魅力をアップさせるためにも、利用しやすい料金体系で社会実験をさせていただいて、多くの人に足を運んでいただければと思っています。

(質問)
 今後、鹿島に行く予定はあるのか。

(市長)
 正直、スケジュールがかなり詰まっていますが、現場・現地を大事にしたいと思っていますので、自分の気持ちとしては行きたいと思っています。砂浜が整備されたと聞いていますし、社会実験以降に実際に足を運んで、皆さまがどんな気持ちを持っていらっしゃるか現地で聞いてみたいと思っています。

(質問)
 サクラメントに行くのは初めてなのか。

(市長)
 初めてです。

(質問)
 姉妹都市提携30周年という大きな節目を迎えるにあたって市長の見解を聞きたい。

(市長)
 ちょうど30周年という節目ですから、ぜひとも伺わなければならないと思っています。松山の姉妹都市はサクラメントとフライブルクになりますが、例えばフライブルクからは、環境都市として日本にはない視点からいろいろなことを教えていただいています。サクラメントやフライブルク、また友好都市ピョンテクとの関係を大事にすることによって、日本にいるだけでは分からない部分、いろいろな「気付き」を得ていければと思っています。
 また、今回は松山聖陵高校、聖カタリナ女子高校の皆さんと一緒に行きます。若い世代が、国際感覚を身に付けることによって、将来、松山の国際交流の担い手になっていただけることを期待しています。

(質問)
 孫請社長の話を聞きたいという方向性は変わらないのか。

(市長)
 明日ご説明をさせていただきます。

(質問)
 話を聞けるなら、話を聞くという方向性は変わらないのか。

(市長)
 専門委員さんの答申によってそういうご指摘があればもちろん聞きますという話は、これまでもしてまいりましたので、変わっていません。

(質問)
 結論がでているのに今日発表できないのは、まだ、議会に報告していないからということなのか。

(市長)
 はい。

(質問)
 当初の予定より発表が遅れているが何か理由があるのか。

(市長)
 意図的に遅らせてはいません。

(質問)
 「えひめイズム」について、3年の事業期間が終了した後の構想を持っているのか。また、愚陀佛庵の復元時期について見解を聞きたい。

(市長)
 二つの質問は、観光、地域経済というキーワードでひとくくりにできると思います。「えひめイズム」はロープウェー街の大変良い場所に店舗があります。あそこがなくなってしまったら、ロープウェー街が大変寂しくなってしまいます。これまでも、地域経済と観光を元気にするために、いろいろなところに出かけて、企業誘致のトップセールス、企業トップとの交渉、観光の関連会社を集めてのプレゼンテーションなど、さまざまなことをしてきました。地域経済を元気にする、観光を元気にする、松山を元気にしたいという思いがありますので、ロープウェー街に空き店舗ができることは避けたいと思っています。
 次に愚陀佛庵の話ですが、現在、県市の担当者でさらに検討を進めております。県の事務局によりますと、3月に東日本大震災が発生し、愚陀佛庵復元議論を積極的に進める状況でなくなったことから、結論を出せる状況には現在至っていないということです。東日本大震災によって、ちょっとブレーキがかかったというのは理解できますが、復元は市民の期待も大きいですし、愚陀佛庵というのは大事な場所だと思っていますので、事務局はスピード感を持って取り組んでほしいと思っています。

(質問)
 「えひめイズム」のアンテナショップ事業は継続するのか。

(市長)
 総合的に判断していくことになります。

(質問)
 愚陀佛庵の復元について松山市としての見解を聞きたい。

(市長)
 松山市にとって大事な場所ですから、できるだけ早く復元できればと思っています。

(質問)
 伊方原発3号機の再稼動が見送られたが、節電対応が必要となった場合、松山市として対策を考えているのか。

(市長)
 先ほど、消費税のことについて「いたしかたない」と言いましたが、補足させていただきます。これまで43年間市民の一人として活動してきて、消費税が3パーセントから5パーセントに上がったとき皆さんがどんな思いをしたか、よく分かっているつもりです。上がる率によっても違ってきますが、経済に影響があるというのが一つ。そして福祉にかかるお金が増大していますので、税を上げなければ対応できないという思いも一つ。両方の立場によって、「いたしかたない」という表現になったということです。

 節電の件に移ります。これまでの対応としましては、例年6月1日から開始しているクールビズを2週間前倒しいたしまして、5月16日から実施しています。終了の時期も2週間延長いたしまして、10月14日までを現在予定しています。また、去年の冷房の開始日は6月2日でしたが、今年は6月24日といたしました。加えて、冷房の運転時間を短縮しています。去年の運転時間は7時30分から17時15分でしたが、今年の運転時間は8時から17時15分といたしました。さらに、皆さんご存知のように庁舎本館の北側のエレベーターを、7月1日から8月31日まで1台休止させていただく予定です。その他、職員への階段利用の呼びかけ、昼休みの消灯、廊下の照明の消灯や、パソコンを省エネモードに設定することの徹底を指示しています。そして、今後の節電対策につきましては、今年度中に庁舎本館の1階ロビーの照明を一部LEDに改修する予定です。仮に、四国電力から節電の協力依頼などがあった場合は、ピークの時間などを踏まえ、かつ、市民サービスの低下などを来さないように、必要に応じて有効な節電対策をしていきたいと思っています。

(質問)
 市民に対する節電の呼びかけはするのか。

(市長)
 必要に応じて適宜、やっていきたいと思っています。東日本大震災で一時自粛がかなり広がってしまったときに、自粛が萎縮になってしまってはいけないので、私からメッセージを出させていただきました。今も市役所のホームページで動画を見ることができますが、私からのメッセージも必要な手立てだと思っていますので、状況に応じて考えていきたいと思っています。

(質問)
 エレベーターの1台休止は今年からの対応なのか。

(市長)
 今年からです。1台止めるよう私が指示しました。

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