火災の原因と対策
更新日:2024年5月7日
火災の主な原因は、たき火、こんろ、たばこ、放火です。他にも、火遊び、ストーブや電気が原因の火災も毎年発生しています。なぜ、火災が起こるのか、その対策はどのようにしたらいいのか、ご紹介します。
たき火
たき火の主な原因は、乾燥した日にたき火を行い、炎が急激に拡大したり、火の粉が舞い上がることにより発生しています。また、残り火の処置が不十分で、数時間後に再燃するケースもあります。たき火をする際は、炎が燃え広がらないように注意しましょう。
- 空気が乾燥し、風が強い日には焼却をしない。
- 周りに燃えやすいものを置かない。
- 水バケツや水道ホース、消火器を準備する。
- 複数人で行い、万が一の拡大に備える。
- 焼却中は、その場を離れない。
- 焼却後は、完全に消火する。
- 事前に管轄の消防署へ電話又は口頭にて(実施場所・実施時間・燃やすもの・行為者の氏名・連絡先)連絡する。
※こちらも併せてご覧ください。
こんろ
台所で最も多い火災原因はこんろです。原因の多くは、高温になると発火してしまう天ぷら油の火災です。最近では、IHクッキングヒーターで天ぷら油を加熱中に発火する火災も発生しています。IHクッキングヒーターを使用していても、取扱いを誤ると、火災の原因になるので十分注意しましょう。
- こんろの側を離れる時は必ず火を消す。
- こんろの周りに燃えやすい物を置かない。
- こんろは壁から離して置く。
- こんろに衣服を近づけない。
- 天ぷら油の加熱に十分注意する。
- 天ぷらをするときは過熱防止装置がある火口を使用する。
- IHクッキングヒーターで天ぷらをする時は、IHクッキングヒーター専用の鍋を使用し、適切な量の油を使用する。
※詳しくはこちらを確認してください。
たばこ
たばこの火種は700~800℃もの高温です。炎が見えないため、たばこの火種部分を押しつぶしたぐらいで消えると思われがちですが、出火原因の多くは、たばこの火種の消し忘れです。たばこの火種は消したと思っていても、消えていないことがあります。必ず、たばこの火が消えたことを確認するようにしましょう。
- 灰皿にはいつも水を入れておく。
- 吸殻はこまめに捨てる。
- 吸殻は、水につけるなどして、完全に消えているのを確認し、捨てる。
- 歩行中の喫煙や、ポイ捨ては絶対にしない。
- 寝たばこは絶対にしない。
- 灰皿に火の点いたたばこを置いたままにしない。
- 灰皿の周りに燃えやすい物を置かない。
放火
放火は毎年、火災原因の上位に入っています。人目の付きにくい時間帯に屋外のごみや物品に放火されるケースが多く、放火を防ぐためには一人ひとりが防止対策を心がけることはもちろんのこと、地域全体が「放火されない環境づくり」に取り組むことが重要です。
- 建物に放火されたケースを見ると、建物外周部、倉庫、物置、車庫、共同住宅等の玄関ホールや階段室等の共用部分など、侵入されやすい場所や人気のない暗がりにおける放火が目立ちます。施錠管理をきちんと行い、外部からの侵入を防ぐなどの対策を取りましょう。
- 建物の周囲に燃えやすいものを放置せず、きちんと片付けておく。
- 暗いところや死角になるところに燃えやすいものを放置しない。
- 夜間にごみ捨て場のごみや放置された新聞・雑誌などに放火されるケースが多く見られます。夜間にごみを出さないこと。
- 照明器具などの設置により暗がりをなくし、放火されない環境づくりに努める。
※詳しくは、「放火火災の防止対策」を確認してください。
火遊び
子供の火遊びによる火災が毎年発生しています。子供は、火災の怖さを十分には理解できていません。普段の生活の中で、子供に火災の怖さを教え、子供が火遊びしないよう注意しましょう。
- 火災の怖さ、火の取り扱いについて、しっかりと説明する。
- 子供の手の届く範囲にマッチやライターを置かない。
- ライターはチャイルドレジスタンス(CR)があるものを使用する。
- 子供が火遊びをしていたら注意する。
ストーブ
ストーブを使用中に発生した火災の多くは、可燃物がストーブに接触したことにより発生しています。また、石油ストーブの場合は、それらに加えてガソリンの誤給油やカートリッジタンクの蓋が緩んだままセットしたことによる火災も発生しています。ストーブの周りには、燃えやすい物を置かないようにしましょう。
- ストーブの周りに燃えやすい物を置かない。
- ストーブで洗濯物を乾かさない。
- 石油ストーブの場合は、ガソリンと灯油を間違えないように注意し、必ず石油ストーブを消して給油する。また、カートリッジタンクの蓋をしっかりと閉める。
※詳しくはこちらを確認してください。
電気関係
電気に起因する火災は毎年発生しています。電気配線のショートやトラッキング現象など原因は様々ですが、日頃から電気の知識を身に着け、火災が起こらないよう注意しましょう。
- 電気配線の上に重い物を置かないようにする。
- コンセントとプラグの間を定期的に掃除する。
- たこ足配線をしない。
- アース線がある場合は、きちんと取り付ける。
※詳しくは四国電気保安協会の「電気の安全 守る主役はあなたです。」(外部サイト)をご覧ください。
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