令和4年4月12日 「松山市デジタル化推進方針の公表」についてほか

更新日:2022年4月13日

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

  • 日時:令和4年4月12日(火曜日) 午前11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:13人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/reiwa4/202204/15event.html)

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/reiwa4/202204/ninomaruevent.html)

議題

  • 松山市デジタル化推進方針の公表について
  • フィールドミュージアム構想の推進 フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジほかについて

会見要旨

 それでは、本日の議題2件について説明します。
 まず、松山市デジタル化推進方針の公表についてです。
 松山市では、第6次松山市総合計画に描かれた将来都市像の実現に向け、全ての市民の皆さんがデジタル化の恩恵を受けられる社会を実現できるよう、目指すべきビジョンを定めデジタル化を進めています。さらに効率的で効果的にデジタル化を推し進めるため、それぞれの取り組みの計画を取りまとめ「松山市デジタル化推進方針」を策定しました。市民の皆さんの利便性を高め行政運営を効率化するほか、新型コロナウイルス感染症の対策で非接触、非対面を原則とした「新しい生活様式」に対応し行政サービスを提供するため、行政手続きをオンライン化していきます。具体的には令和7年度末までに、法律でオンライン化できないものや、ほかの団体との調整が必要なものなどを除き、オンライン化に着手できると考えられる760の手続きを新たにオンライン化する目標です。既にオンライン化している129の手続きと合わせ、889の手続きがオンラインで申請できるようになり、これは年間の申請数全体の約54%に当たります。
 まず令和4年度は、介護認定の申請や戸籍の附票の郵便請求など160の手続きをオンライン化する予定です。また市民に寄り添い、市民目線を大切によりよいサービスを提供するためにはサービスを充実し改善していくのと合わせ、システムを安定して運用するのが重要です。国ではシステムの標準仕様の策定を進めています。松山市では中核市の中でも先駆的に、令和2年に倉敷市、高松市と県域を越えた3市で協定を締結し、住民記録をはじめ国民年金などで標準仕様に準拠したシステムを共同利用するよう進めています。加えてこの方針で、国が示す20の業務システムの移行を計画的に行い経費を削減し、またシステムを安定して運用できると考えています。その結果、削減された費用や人的資源を他の分野に有効活用し、質の高い市民サービスを提供していきます。

 次に、『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想の推進についてです。
 松山市は豊富な地域資源を生かし、市内全体を屋根のない博物館に見立て、回遊性の高い物語のあるまちを目指す「フィールドミュージアム構想」を進めており、その魅力を一層高めます。
 まず、その拠点である坂の上の雲ミュージアムは、4月28日(木曜日)に開館15周年の節目を迎えます。記念シンポジウムや特別展示を開催し、『坂の上の雲』の魅力に触れていただく機会をつくるほか、坂の上の雲ミュージアムの設計者である世界的な建築家、安藤忠雄氏を紹介するコーナー「安藤忠雄建築の軌跡」を2階ライブラリーラウンジに新しく設けました。坂の上の雲ミュージアムを設計した時の思いなど、安藤さんからのメッセージを撮り下ろしたオリジナル映像を放映しています。ぜひこの機会にミュージアムに足を運んでいただきたいと思います。
 また、松山城周辺センターゾーンでは、松山城二之丸史跡庭園が5月2日(月曜日)に1992年の開園から30周年を迎えることを記念し、4月29日(金曜日)から5月12日(木曜日)の2週間、記念行事を開催します。庭園の流水園に色とりどりの花を浮かべる花手水をはじめ、花のアーチの演出など、約1万2千本の花々で庭園を装飾し、お客さまをお迎えします。鮮やかに彩られた花の庭園を楽しめます。合わせて、恋人の聖地でもある、二之丸史跡庭園で撮影された結婚式の「前撮り写真展」を開催します。マスクの着用など感染防止対策をしてお越しください。
 加えて、市内各地のサブセンターゾーンで、地域の特性を生かした取り組みを進めます。里山の自然豊かな久谷ゾーンでは、新しく「フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジ」を開催します。久谷地区は市の南部に位置し、遍路文化をはじめ、数多くの地域資源が大切に守られています。遍路発祥の地や伊予八百八狸の伝承など、全国に知られる多くの宝が存在し、市民によるまちづくり活動がさかんな地域です。平成16年に地元住民の手でよみがえった旧遍路宿「坂本屋」のほか、大正期の建物でかつて芝居小屋として使われていた大黒座の修復や、国指定重要文化財「渡部家住宅」でのおせったいなど住民の皆さんの力で熱心に地域おこしが進んでいます。こうしたまちづくりが将来にわたり続いていくよう愛媛大学と連携し、久谷地区全体を「フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジ」と位置付け、大学生と地元住民との協働の場を作ります。久谷地区の地域特性や資源に関し、歴史や価値を研究して再評価し、有効に活用しながら地域を活性化するほか、若い世代が地元のまちづくりへ参画するよう促し、持続的な発展を目指します。予定している主な取り組みは三つで、一つ目、「くたに学」は、文化資源の利活用などを学んでいる社会共創学部の学生がフィールドワークを行い、地域の宝を再評価し、学生自身が講師役となって地元の小学生、中学生をはじめ、地域の皆さんに地域の宝の知識を伝えます。二つ目、フィールドミュージアムアカデミー大学祭は、地元住民のまちづくり協議会と大学生が協働し、里山の豊かな自然や食材、地域資源を生かし、地域のにぎわいを創り出せる交流イベントを企画、運営します。三つ目、「くたにラボ」は、地域資源の利活用策を若者と地元の住民が協働で研究し、アイデアを出しあって実現していきます。
 この久谷カレッジのスタートとして5月7日(土曜日)に開校式を行い、当日は久万高原町の三坂峠から旧遍路宿の「坂本屋」まで、旧久万街道の遍路道を歩く歩き遍路で、大学生の皆さんに遍路文化やおせったいの精神を実際に体験していただきます。地元住民の方々が一緒に歩き、正岡子規さんも通った遍路道に残る伝説やお遍路さんを守る地域の取り組みなどを紹介するほか、旧遍路宿「坂本屋」では、地元の有志の皆さんが心温まるおせったいを行います。私も皆さんと一緒にこの道を歩き、素晴らしい久谷の宝を共に感じ、まちづくりについて意見を交わし交流したいと考えています。
 そのほか三津浜地区では、去年「地域づくり表彰」で最優秀賞に相当する国土交通大臣賞を受賞した、全国に誇れるまちづくりを生かし、起業希望者向けのツアーやお試し移住を行い、新たな人の流れを生み出します。忽那諸島では去年制作し、YouTubeで発信した島しょ部のさまざまな魅力を伝える動画「里島ディスカバリー」でPRするほか、ほしふるテラス姫ケ浜を拠点に、ワーケーションなど新しい生活スタイルに合った島の魅力アップに取り組みます。詳細は決まり次第お知らせします。
 説明は以上です。

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