第6回まちと文化とアートの学校「生きづらさと向き合うアート」を開催します

更新日:2019年11月29日

発表内容

目的

第6回「まちと文化とアートの学校」を開催します。「表現と文化」をテーマに、群馬県前橋市の公立美術館、アーツ前橋の学芸員の今井朋さんをゲストに招きます。
今井さんは美術館という、制度社会で役割が定義づけられ、制度化されている機能にいる立場から、社会包摂型のプログラムを企画してきました。具体的なプロジェクトの事例から、生活者が生きることとアートや、表現が重なり合うところをお話しいただきます。

日時

令和元年12月7日(土曜日) 14:00~16:00

場所

愛媛大学城北キャンパス総合研究棟2 3階・CRI-2
(松山市文京町3)

参加者

30名程度 ※当日参加できます。

内容

【テーマ】 生きづらさと向き合うアート
【スピーカー】 今井 朋 (アーツ前橋・学芸員)

今井 朋(いまい とも)さん

1980年前橋市生まれ。エコール・ド・ルーヴル(パリ)第一、第二課程修了、第三課程在籍。「極東のテイスト」展(2011年、フランス・ナンシー市立美術館)の企画、監修で第33回ジャポニスム学会賞受賞。2013年4月から現職。主な担当企画展に「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ」(2014年)、「表現の森 協働としてのアート」(2016年)、「ヒツクリコ ガツクリコ 言葉の生まれる場所」(2017年、アーツ前橋・前橋文学館共同企画)など。

「生きづらさ」とは何でしょうか? コンプライアンス遵守の社会のなかで、誰もが自分の判断や価値観だけでは行動できない不自由の中にいます。あるいは、学校で、必ずしも根拠のない不合理なルールに従わなければならないことで、感情を押し殺したり、あるいは全体のなかで溶け込むために従順を演じて生きている子どもたちもいることでしょう。物事に敏感であればあるほど、そして他人に優しければ優しいほど、大きくてひとつの色に染まった空気に耐えがたくなってしまう人たちもいます。このような人たちがいる社会の構図をマジョリティとマイノリティで分けてしまうことはよいことなのでしょうか?マイノリティのための手立てを講じれば、問題は解決するのでしょうか?

アートの概念を「表現する」という行為に拡張あるいは先祖返りさせ、「表現することそのものが生きること」であり、あるいは「生きることが表現となっているんだ」という眼差しから、誰もが少しでも生きやすくなる世界にするためのアート/美術館の取組みについて対話を重ねていきます。

まちと文化とアートの学校

「まちと文化とアートの学校」は市民と文化とまちをつなぐ支援事業「松山ブンカ・ラボ」が主催するスクールで、今年度は全9回を開催します。

松山市では文化芸術のクリエイティブな発想や価値観が、まちづくりや教育、福祉、産業などさまざまな領域に生かされることを目指しています。愛媛大学、NPOと連携し、公・民・学協働で松山市文化芸術振興計画を実現するため、「松山ブンカ・ラボ」を立ち上げ、芸術文化を通して、ひとりひとりの表現や生活を大切にする社会づくりを進める活動を行っています。その活動の一つ、「まちと文化とアートの学校」では、今年度、「まちと文化」「被災と文化」「表現と文化」をテーマに、ゲストと受講生の皆さんが一緒に考え、対話を重ねることでアートと現代社会の諸問題を考えていきます。

申込

【定員】 30人 ※先着順です。第6回からでも参加できます。
【料金】 無料
【申し込み方法】 メールまたは参加フォームで、メールアドレス、「まちと文化とアートの学校」への参加希望、氏名、住所、電話番号、年齢を入力し、お申し込みください。
メールアドレス:bunkamatsuyama@gmail.com

 (http://bit.ly/2QTO4zT)

お問い合わせ

課名:文化・ことば課
所在地:愛媛県松山市二番町四丁目7番地2
課長:大石 和可子
担当執行リーダー:池田 晋作
電話:089-948-6634
E-mail:bunkakotoba@city.matsuyama.ehime.jp

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2019年11月

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