【道後オンセナート2022】アクセシビリティプログラム「街歩きエンターテインメント MILLION GUIDES」のテストツアーを実施します

栗栖 良依

　「道後オンセナート2022」では、栗栖良依氏をアクセシビリティプログラムディレクターに迎え、障害などさまざまな個性を持つ人にもアート作品を楽しんでもらえるようプログラムを検討してきました。
　そして、障害者の鑑賞を支援するという考え方を一歩進め、「街歩きエンターテイメント MILLION GUIDES」を開発しました。障害者をはじめ多様な個人が、鑑賞者ではなくガイド役になる、多様で、楽しく、エンターテイメント性に富んだガイドプログラムです。
　そのテストツアーを、令和4年10月18日（火曜日）に実施します。テストツアーでは、モニターを招き、地元松山で障害者を支援するCIL星空の協力で、2名のガイドが「道後オンセナート2022」を案内します。個性豊かなガイドが提供する、多様なツアーの可能性を体験できます。

　日本最古といわれる道後温泉では、本館保存修理後期工事期間中「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を令和6年3月まで実施し、今年は「道後オンセナート2022」を開催しています。

アートプロデューサー、認定NPO法人スローレーベル 理事長。
様々な分野のアーティストと共に、対話や協働のプロセスで社会変革を試みるアートプロジェクトを手掛ける。2010年、骨肉腫を患い障害福祉の世界に出会う。翌年、SLOW LABEL設立。ヨコハマ・パラトリエンナーレ総合ディレクター。東京2020パラリンピック開閉会式ステージアドバイザー。
道後オンセナート2022アクセシビリティプログラム ディレクター。

柴田明寿

通称“柴ちゃん”は、生まれて間もなく脊髄性筋萎縮症(SMA) という全身の筋肉が動かなくなっていく難病を診断される。
現在は右手の親指だけで車いすやスマホの操作をして、24時間ヘルパーさんと一緒に重度障害者でありながら、地域で1人暮らしをしている。
2015年にインフルエンザと肺炎を患い、命の危機を体験したが周りのサポートのおかげで気管切開をして復活した。
そんな柴ちゃんは毎日外に出るのが恒例。しかし、電動車椅子や呼吸器があるので雨の日は苦手。