フレイルを予防するために
更新日:2024年8月30日
≪ フ レ イ ル と は ≫
フレイルとは、年齢とともに筋力や認知機能が低下し、介護が必要になる危険性が高い状態のことです。つまり「介護が必要になる一歩手前の状態」です。介護が必要になると、自立した状態に戻ることはとても難しいですが、その手前のフレイルは適切な対策をすることで予防も回復も可能です。「元気な内から早めのフレイル予防」が大切です。
フレイルのイメージ図
≪ フ レ イ ル の 種 類 ≫
フレイルの種類
フレイルは大きく
(1)身体的フレイル
(2)精神・心理的フレイル
(3)社会的フレイル
の3種類に分かれ、この3つのフレイルが連鎖することで、老い(自立度の低下)が急速に進みます。
≪ フ レ イ ル 予 防 の 3 つ の ポ イ ン ト ≫
フレイル予防は日々の生活の積み重ねです。大切なポイントは、「運動(身体活動)、栄養(食事・口腔)、社会参加」です。できることから今の生活に取り入れてみましょう。
※治療中の方は主治医の指示に従ってください。
運動
運動は、「代謝がよくなる」「心肺機能の維持改善」などの効果があります。生活の中でちょっと体を動かして、筋力アップを目指しましょう。
・高齢者の身体活動量の目安は1日40分以上(1日6,000歩以上)。
・座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにする。
・筋トレ、体操などの運動を週に2~3日実施する。
(身体活動・運動ガイド2023,厚生労働省)
おうちでできる簡単なトレーニングはこちら↓
まつやま週イチ体操まつイチ体操で健康づくりを! 【健康づくり推進課】
栄養(食事)
食事の例
身体を動かすエネルギーの源は食事です。
1日3食きちんと食べて栄養をしっかりととりましょう。
・主食、主菜、副菜を意識してとり入れる。
・たんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品、牛乳・乳製品)をしっかりとる。
【1日のたんぱく質の目安】 65歳以上男性60g、女性50g
(日本人の食事摂取基準2020年版,推奨量)
・1日10品目の食材を食べる。
フレイル予防の食事
栄養(口腔)
固いものが食べにくい、お茶や汁物でむせるといったことはありませんか。
身体の健康には、お口の健康も欠かせません。
・定期的にかかりつけの歯科医を受診し、お口の状態を見てもらう。
・食事の前にお口の体操や唾液腺マッサージをする。
後期高齢者歯科口腔健診事業 【保険給付・年金課】
歯科保健 【健康づくり推進課】
歯と口腔の健康づくり(外部サイト) 内“お口のささいな衰えに気付く”オーラルフレイル予防リーフレット 【愛媛県ホームページ】
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社会参加
年齢を重ねるにつれて、人との交流が減ってきたり、活動量が減っていませんか。
・買い物、通院、散歩など1日1回は外出して人との会話を楽しむ。
・趣味の活動や町内会、サロン等に参加する。
・ちょっとした挨拶や笑顔を心がける。
ふれあい・いきいきサロン活動支援事業(外部サイト) 【松山市社会福祉協議会ホームぺージ】
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お問い合わせ
保険給付・年金課
〒790-8571
松山市二番町四丁目7番地2 別館3階
電話:089-948-6490