『坂の上の雲』のまちづくり
更新日:2012年3月1日
左から正岡子規、秋山好古、秋山真之
ときは明治。
当時、松山にも新時代を切り開こうと明るくひたむきに努力した人々がいました。
私たちの郷土には、彼らによって培われてきた誇るべき多くの財産が遺されています。
小説『坂の上の雲』とは
司馬遼太郎さんが四十代のほとんどをかけて完成させた小説『坂の上の雲』。物語は、正岡子規、秋山
何もかも新しくつくりあげねばならなかったこの時代は、学問さえすれば何者にもなりえた時代でした。貧しい下級武士の家に生まれた
東洋の小さな国に過ぎなかった日本が、西欧諸国に追いつこうと懸命に国づくりを行った姿から、多くのものが見えてきます。
『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくり
小説とまちづくり
『坂の上の雲』の主人公3人が抱いた高い志とひたむきな努力、夢や希望をまちづくりに取り入れたのが『坂の上の雲』のまちづくりです。松山城をはじめ、松山市内には小説ゆかりの地が各所に残り、または眠っています。それらを行政と市民が一緒に見つけ、活用し、一体となってまちを元気にします。
単に新しいものを作るだけではなく、地域で古くから培ってきた既存の地域資源を最大限活用し、主人公たちのように夢や希望を持ち、官民一体で「物語」が感じられるまちを目指す、それが全国ではじめて取り組む「小説を活かしたまちづくり」です。
『坂の上の雲』のまちづくりの詳細な基本理念、基本構想については下記をご覧ください。
『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくり 4つの基本理念(PDF:493KB)
『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくり 基本計画(PDF:368KB)
まち全体を屋根のない博物館に ~フィールドミュージアム構想~
『坂の上の雲』のまちづくりを進めるために「フィールドミュージアム構想」を掲げています。
これは松山市内に点在する小説ゆかりの地をはじめとした地域資源を一つの作品にたとえ、市内全体を「屋根のない博物館」に見立てて、まちの魅力を紹介し、高めていくものです。
具体的には松山城を中心とした「センターゾーン」、それぞれ地域特性を持った6つの「サブセンターゾーン」、個別の地域資源「サテライト」を市内に設定し、それぞれのゾーンで地域資源の活用、再発見に取り組んでいます。 『坂の上の雲』を通じて、歴史、文化、自然、様々な特色を持つ松山の魅力を引き出します。
『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想の詳細についてはこちらをご覧ください。
『坂の上の雲』のまちづくりPR動画
『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想に基づき、地域が一体で行う地域資源を生かしたまちづくりを紹介する動画です。まちづくりの主人公である市民へのインタビューで、各ゾーンの特徴や魅力を伝える内容となっています。
【動画内容】
(1)オープニング 小説『坂の上の雲』について
(2)『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想と坂の上の雲ミュージアムについて
坂の上の雲ミュージアム総館長が、『坂の上の雲』のまちづくりを説明します。
(3)センターゾーン(松山城周辺)の紹介
(4)サブセンターゾーンの取り組み
まちづくりに関わる市民の方皆さんが、各ゾーンでの取り組みを紹介し、まちづくりに挑む意気込みを語ります。
【サブセンターゾーン】 道後温泉、三津浜・梅津寺、忽那諸島、風早、松山総合公園、久谷・砥部
(5)エンディング
※この動画は、『坂の上の雲』のまちづくりの周知を目的とした内容であれば、どなたでも活用していただくことができます。
詳しくはお問い合わせ先までご連絡ください。
地域資源の再発見、再活用を通じた市民参加のまちづくり
「葉佐池古墳レンゲソウまつり」プレイベント
フィールドミュージアム構想の実現に向けて、地域住民及び市民団体が地域資源の活用、創出に取り組んでいます。そのような活動を支援し、官民が知恵を出し合い、協働してまちづくりに取り組んでいます。
主人公たちが抱いた高い志を多くの市民と共有しながら、一体となってまちづくりに取り組む『坂の上の雲』のまちづくりには、多くの「市民参加」が必要です。
※フィールドミュージアム活動支援事業は、令和3年度より市民活動推進事業へ統合しました。
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お問い合わせ
まちづくり推進課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館6階
電話:089-948-6996