平成26年10月16日 まつやまお城下ウォークについて

更新日:2022年2月22日

  • 日時 平成26年10月16日(木曜日)午前11時から
  • 場所 本館3階第1会議室
  • 記者数 15人

議題

  • まつやまお城下ウォークについて

会見要旨

それでは、議題に入ります前に、2つご報告します。
まず台北市との友好交流協定の締結についてですが、10月13日(月曜日)、松山市友好交流訪問団の皆さまとともに、台北市政府を訪問し、カク台北市長ご臨席の下、台北市との友好交流協定に調印しました。
また、式典の中では、カク市長に対し、これまでの交流に関する感謝の意を込めて特別名誉市民の称号を贈らせていただきました。松山市では、松山(しょうざん)区や松山(しょうざん)空港、松山(しょうざん)駅など、漢字で同じ“松山”の名称を持ち、また、松山市には道後温泉、台北市には北投温泉というともに最古といわれる温泉を有することなどを縁(えにし)として、平成21年度から、台北市との交流に県とも連携し、積極的に取り組んできました。
そして、道後温泉旅館協同組合と台北市温泉発展協会の友好関係の発展に関する協定書の調印をはじめ、道後伊佐爾波・湯神社八町会による台北市での神輿鉢合わせや、台湾ドラマ「アリスへの奇跡」の松山ロケ誘致などの取り組みが実を結び、昨年10月には、世界でも珍しい同じ名称の空港間を結ぶ「愛媛・松山空港―台北・松山(しょうざん)空港」直行チャーター便が運航され、松山発 松山着という「夢の懸け橋」を実現することができました。
こうした交流の深まりに伴い、台湾から本市への観光客数も平成21年の2,300人から、平成25年には12,100人へと5倍以上の増加を見せ、国・地域別でも平成24年から2年連続で第1位になるなど、大きな経済波及効果が上がっています。
このたびの台北市との友好交流協定は、相互に有益なパートナーシップを築き、両市の友好関係の更なる発展、及び交流人口の拡大による共存共栄を目指すもので、人口約270万人を誇る台湾の中心的な都市であり、アジア有数の大都市でもある台北市と、友好交流協定を締結できたことは、本市の国際観光都市としての可能性を広げる意味でも大変意義深く、とてもうれしく思います。
それと同時に、その責任も重く受け止めており、この度の協定を基に、観光はもとより、文化・スポーツや青少年、経済など多方面へと交流を拡大していきたいと考えています。

内容としては、観光、文化・スポーツ、青少年、経済などの幅広い分野で交流を進めることにしており、具体的な交流は、両市で連携し、協議していき、昨年の新ゴールデンルートや、この秋のミシュラン・グリーンガイド四国WEB版の開設などを追い風に、まずは、観光誘客を進めたいと考えています。
さらに、経済分野では本年11月に台北市でのビジネスマッチングを、また、スポーツ分野では来年度、台北市の中高生の卓球チームの受入れを予定しています。
今後も、各分野での取り組みを拡大させ、多くの市民の皆さんが交流に参加する機会を提供するとともに、広域行政を担う愛媛県や、県内自治体とも連携しながら、交流人口の拡大につなげていきたいと考えています。

次に「ミシュラン・グリーンガイド四国WEB版」の公開について報告します。
昨日、「ミシュラン・グリーンガイド四国WEB版」が公開され、松山市では、これまでの道後温泉本館や松山城、石手寺などに加え、新たに「坂の上の雲ミュージアム」が掲載されました。
なお、四国全体では17カ所増えて、総数は75カ所になりました。その中で、松山市は四国最多である8カ所が掲載されています。WEBサイトを通して、松山や四国の観光情報が発信され、より一層多くの外国人観光客にお越しいただくことを期待しています。

それでは本日の議題、『坂の上の雲』のまちを歩こう、「まつやまお城下ウォーク」について、説明します。
来る11月29日(土曜日)、「湯の町道後 アートの旅」と題し、お城下ウォークを開催します。
15回目になる今年は、小説ゆかりの地をはじめとした魅力ある地域資源を訪ね歩いていただくもので、城山公園をスタートし、秋山兄弟生誕地や「道後オンセナート」で賑わう道後温泉を訪れた後、ロープーウェイ駅舎や二之丸史跡庭園を巡り、城山公園にゴールする、全長約8キロメートルのコースになっています。
歩きながら楽しめるクイズラリーのほか、道後温泉坊っちゃん広場でのアートに関するマル秘イベントや、堀内孝雄さんをお招きしたステージイベントも予定しています。
また、この事業は松山市と南海放送の共催事業として開催していますが、今年から、(株)伊予鉄道さんにもご協力をいただき、プレイベントとして、11月15日(土曜日)に、松山城の3つの登城道を巡り、松山城の魅力に触れていただく「お城めぐり いざ出陣」を初めて開催することになりました。
クイズラリーやお城山での忍者ショーなど子どもも楽しめる内容ですのでこの2つのお城下ウォークに1人でも多くの市民のみなさんにご参加いただき、地域資源を訪ね歩きながら、ふるさと松山のすばらしさを再認識していただきたいと思います。

【友好交流協定】
(記者)
台湾で締結された友好交流協定には期限があったがその理由は?
(観光・国際交流課長)
台湾と協定する中で、日程が決まりました。また、できるだけ早い段階で成果をだしたいということで、期限を設けています。
(記者)
中村前市長から交流を引き継いだ中で、締結までに最も大変だったことは?
(市長)
さまざま大変なことがあったと思います。
まずは、直行のチャーター便が飛びましたので、松山-松山という言葉が台北市内でぐっと広まりました。飛行機を飛ばすのには、皆さんこれまでの経緯をよくよくご存知の通り、人口270万人の大都市である台北市の中心部にある松山空港なので、キャパシティーが小さい、中心部から1時間の桃園空港のほうが、キャパシティーが大きい、ということで、松山-松山便を飛ばすのにはなかなか難しいところがありました。それをクリアできたということがあります。
また、道後伊佐爾波神社八町会の皆さんに松山から初めて国外に神輿を持って行っていただきましたが、あれも初めてのことでしたので大変でしたし、神輿の鉢合わせ、かきくらべをするのも大変でした。
その翌年には、経済界の方々のご協力もあり、子ども神輿が2体、台湾に寄贈されていますが、それら神輿の交流で「松山」の名前がさらに広まりました。神輿を持って行くというのが、またハードルであったと思います。
温泉同士の姉妹温泉の協定というのも、全国の他の温泉も協定を締結したがっている中、道後が協定をすっと結べたのも、大変難しいところを道後の方々にお力添えいただきできたものです。ぱっと、考えただけでもその3つは大きなハードルだったと思います。

(記者)
台湾側から、松山空港定期便化にいろいろ努力したいというお話が出たが、感想は?
(市長)
カク市長自ら、台北市としても努力をしたいというようなことを言っていただけたのは、そこまで言っていただけるとは思っていませんでしたので、非常にありがたいと思いましたし、今、実際に松山に来られる台湾の方がぐっと増えています。国全体としても、台湾からお越しになる方が非常に増えてきたと思います。
我々も県と連携しながら、できるだけ行き来ができるようにしていきたいと思っています。

(記者)
台湾からの松山への旅行客は順調に増えているようだが、この友好協定をもとに何カ年で何万人という目標値は設けるのか?
(市長)
今のところは目標値を設けていませんが、できるだけ多くと考えています。
観光だけではなくて、文化、スポーツや、青少年交流や、経済のこと、いろんな分野での交流が想定できますので、台湾と松山の往来が盛んになるようにしていきたいと思います。
(記者)
成果というのは、何をどこまでできれば成果と考えているか?ラインはあるか?
(市長)
数値で示すというのは、なかなか難しいと思います。とにかく絆を強めていきたいと思います。
例えば、2020年に東京オリンピックがあります。今、野球は正式種目ではありませんが、公開競技に復活するなどし、この度、近藤兵太郎さんの「球は霊なり」というモニュメントができた坊っちゃんスタジアムで、台湾の選手たちが坊っちゃんスタジアムで東京オリンピックに向けての事前合宿をされる、事前練習をされるなんていうのは、歴史的にも繋がりがある良い交流だと思っています。さまざまな形で絆を強めていきたいと思っています。
(記者)
先日、嘉義農林の方々が来られて、例えば、松山商業や新田高校と試合ができればと言っていたが、そのような働きかけを松山市はするのか?
(市長)
民間レベルで、そういう話もでていると聞いていますので、私どもとしてもできる限りのサポートをしていきたいと思っています。
とにかく交流人口を拡大して、地域経済の活性化につなげていきたいと思っています。
(記者)
具体的な話はまだでていないのか?
(市長)
そうです。私もとても夢のある話なのでできればいいと思っています。

【ミシュランWebサイト公開】
(記者)
四国全体の掲載数は?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
新たに17件加わって、75件になりました。そのうち松山市は最多の8スポットの掲載が決まっています。
(記者)
「坂の上の雲ミュージアム」が新しく選ばれた理由は?
(市長)
松山城のふもとに位置し日本を代表する小説家「司馬遼太郎」の代表作品を体感できること、また、建築が日本を代表する建築家「安藤忠雄」であることなどが評価を受けたと思われます。
(記者)
新しくまた1つ増えたが、所感は?
(市長)
大きく3つの取り組みをしていければと思っています。
1つは、これまでもやってきた広島地域と強力に連携していくこと。
2つは、宮島、広島、松山を結ぶ海上ルートの情報発信と船の中でのサービスの充実。
そして3つは、受け入れ態勢の充実をしていきたいと思っています。
昨年、国から「新ゴールデンルート(京都、広島、松山)」が提唱されました。この度のミシュラン・グリーンガイド四国WEB版の公開は大きな追い風だと思っています。
今後も瀬戸内松山構想を基軸にして、広島地域との連携、船舶会社やJR、航空会社や大手旅行会社と連携をしながら、全力で取り組んでいきたいと思っています。

【台風19号】
(記者)
台北友好交流協定を締結した13日(月曜日・祝日)は、ちょうど台風19号が四国を通過した時期と重なり、松山市も災害警戒本部を立ち上げていたが、市長が不在だったことは、台風への備えとして万全だったと思うか?
(市長)
今回の台北市への訪問は、これまで県や、また市民の皆さんと取り組んできた交流が実を結び、相互に有益なパートナーシップを築き、両市の友好関係をさらに発展させ、そして交流人口を拡大し、共存共栄を目指す友好交流協定を締結するためのものでした。
人口約270万人を誇る台湾の中心的な都市であり、アジア有数の大都市でもある台北市と友好交流協定を締結できたことは、松山市の国際観光都市としての可能性を広げる意味でも大変意義深いものであったと考えています。
災害対策はしっかりと遠藤副市長に、また松山市では危機事象に対し、しっかりとした体制を取るために危機管理担当部長を置いていますが、遠藤副市長と危機管理担当部長に引継ぎを行うとともに、いつでも情報伝達や指示ができるように、連絡体制を整えて万全を期して参りました。当日も状況の報告を受けて、遠藤副市長にも指示を出していました。

(毎日)
逆に、例えば副市長を台北に派遣して、市長が残るという選択は考慮しなかったのか?
(市長)
はい。さまざま考えた中で、このような形で行かせていただきました。災害対策はしっかりと実動ができていたと思っていますので、ご理解をいただけたらと思います。
(毎日)
市長は公約で「安全・安心のまちづくり」を掲げられているが、齟齬矛盾はないのか?
(市長)
ないと考えています。しっかりとした体制を築いて行くことが大事だと思っていました。
先ほど申し上げましたが、遠藤副市長といざというときにしっかりと対応ができるように、また、松山市では危機管理担当部長をおいており、遠藤副市長と危機管理担当部長に引継ぎを行うとともに、いつでも情報伝達、指示ができるように連絡体制を整えて万全を期して参りました。
当日も、朝、遠藤副市長に電話をし、これから来ることが想定をされているけれども、事前に広報をすること、市役所内も万全の体制をとって、市民の皆さんに被害がでることがないようにすること、そして、災害が起こってしまった際には、またその恐れがあるような場合はしっかりと避難を誘導することを電話で指示し、遠藤副市長も災害警戒本部に行き、私の指示を伝えてくれていますので、実動はできていたと考えています。
(副市長)
タイムリーな対応をしなければなりませんので、電話ではなく私も出て、市内各職員にもそれぞれ市長の意向をしっかりと伝えました。

【長期的水需給計画検証事業】
(記者)
9月議会で水の長期需給計画が補正予算から削除されたことについて、その後の松山市としての検討状況は?
(市長)
補正予算をご承認いただけなかったことは、本当に残念に思っています。
今回の事業は現在の長期需給計画が来年目標年次を迎えるので、その検証を行うものです。
検証に当たっては、市民アンケートやパブリックコメントなど、広く市民の皆さんからのご意見もいただいて、反映していく予定にしていただけに、分水ありきの事業であるということでご理解いただけなかったのは、本当に残念です。
また、分水ありきの事業であると反対理由の一つに挙げられていますが、検証事業による水量の算定とその後検討されるべき分水という、水源確保の方策は、同時に語られるべきではないと考えています。
さらに水量については市議会側からも度々見直しを求められて、丁寧にご説明してきた経緯もありますので、ご理解いただけなかったのは非常に残念だと考えています。
長期的水需給計画の目標年次が来年度ですが、検証には一定の期間を必要としますので、できる限り早期に再提案をしたいと考えています。これが水に対する考えです。
(記者)
できる限り早期に再提案とは、具体的に12月議会を想定しているのか?
(市長)
できるかぎり早く、ということです。

【東雲小改築・教育センター新築主体工事】
(記者)
東雲小の工事案件が否決されたことについて、その後の松山市としての検討状況は?
(市長)
東雲小学校について、否決後の対応ですが、やはり関係者の方が不安を持たれると思いましたので、教育委員会にできるだけ早急に関係者に説明を行うよう指示をしていました。
それを受けて、教育委員会が当事者である東雲小学校と、関連して影響を受ける東中学校、さらにこれら2校と学校連携をしている番町小学校と八坂小学校に10月8日(水曜日)と10月9日(木曜日)に否決の経緯、また今後の影響、対応策などを説明しに参りました。加えて10月9日(木曜日)の夜に東雲小学校、東中学校、番町小学校、八坂小学校の各学校長に加えて、それぞれの学校の各PTA会長や番町、八坂、東雲の各館長に集まって頂いて説明の場を設けさせていただきました。
これからですが、議会での否決を受けて、できる限り早期に再入札を行えるよう設計しているところです。準備が整い次第、速やかに入札したいと考えています。
(記者)
再入札の見直し、提案で変わったことは?
(教育委員会企画官)
現在、精査して早期に向けて準備しています。内容は入札案件ですので、まだ詳細は発表できません。
(記者)
入札の時期は?12月に向けてか?
(市長)
子どもが関わる案件ですので、準備が整い次第、速やかに入札したいと考えています。

(記者)
先日、否決を「政争の具にされた」「子どもたちの施設で申し訳ない」と言われたが、自民党との関係性を良くする努力をこの4年間されてきたのか?
(市長)
もちろん、直接、間接、また目に見える形、水面下、やり方はいろいろあります。さまざまな方策でやってきたつもりです。
(記者)
4月の市議選の後に、自民が最大会派になり、コミュニケーションを図るということだったが、9月議会まで短い間だったがコミュニケーションは十分だったか?
(市長)
はい。できる限りやってきたと思っています。

【タウンミーティング】
(記者)
タウンミーティングについて、2巡目がもうすぐ終わりだが、改めての感想と意義と、市長自身が思うタウンミーティングをやらなければ、できなかったような具体的な成果は?
(市長)
まず、就任した時に思っていましたのが、これから「市民協働の街づくり」ができれば、別の言い方でいうと「チーム松山」という形を構築できれば、この街はもっと伸びると思いました。
しかし、例えば、逆にこういう状態であったら良くないと思ったのですが、「市役所に言ったもののほったらかしにされとるが」とか、「なかなか変わらんのやね、どうなっとるんじゃろか」という状態では「市民協働のまちづくり」なんてできるわけがないと思いました。
市役所で待っている方が楽ですが、それではいかん、と。我々の方から、市内は41地区に分かれていますが、41地区に出向いて行こうと、タウンミーティングをさせていただきました。タウンミーティングで司会から、市民の皆さんができること、行政ができること、その間にある市民と、市民の皆さんと行政が協力してできること、この3つがあると申し上げていますが、このタウンミーティングをすることで、「行政任せじゃなくて、わしらも動かないかんのやね、動こうや」という雰囲気が出てきたことは非常に、これは将来の松山の街づくりを考えた中でものすごく大きなことだったと思います。
例えば、皆さん行かれたことがあるでしょうか。桑原地区に淡路峠(あわじがとう)といいまして、伊藤博文公ゆかりの場所がありますすが、大変景色が良い所です。城山も見えるし、総合公園も見える、その向こうの海も見えるという非常に景色がきれいな場所ですが、登山道を桑原地区の方々が自ら整備されました。そして松山市はそのサポートをしました。
垣生山という松山空港のそばにある山ですが、どちらかというとほったらかしのような状態でした。それを地区の方々が登山道を整備して、今、桜の園を整備しようと、桜の木を植えられています。
桜の園は、今、木を植えたからといってすぐに楽しめるわけではありません。桜は将来の子どもたちのために植えているのです。そういう行政、もちろんこの垣生山、行政もサポートさせていただくのですが、「わしらが動こう」という体制ができてきているというのは、ものすごく大きいと思っています。

ハード的なもので言いますと、余土中学校の移転です。
余土中学校の移転は平成6年に坊っちゃんスタジアム入口の国道56号のところに広い土地を確保していましたが、「折角場所を確保したのだから、あそこで校舎を新築してください」という方々と、「いや、今、余土小学校は駅に近い便利なところにあるんだから、ここで改築をしてください」というグループなど3つぐらいに意見が分かれていたと思います。
1回目のタウンミーティングで、「皆さん地区がバラバラだとなかなか行政として着手し難い、地元で1つにまとまってくださいませんか」と申し上げて、地元にまとまっていただきました。他にもいくつかハードルがあったのですが、決断させていただいて、20年なかなか動かなかった余土中学校の移転新築ができるようになりました。これは大きかったと思っています。
子ども関連が続きますが、味酒小学校の前の歩道橋も直接歩道橋から学校内に入れる形でとタウンミーティングでお話を頂いて、これも10年来、危険を感じていた案件だったようですが、JR前の道路なので、自転車の行き来が非常に多い、味酒小学校の正門の前に歩道橋があるので、子どもとしては正門にすぐにぱっと入りたいでしょう。
そこに危険性があったので直接歩道橋が入れるような形にした。そのままだと危ないので不審者が入らないように門扉を取り付けました。見守りの方にも見てもらうようにしました。10年危険を感じていた案件でありましたので、これもできて良かったと思っています。
その他、有害鳥獣対を山間部、島しょ部の皆さんのご意見をいただいて拡大できたこと、また島の方々が中島はすべての診療科がそろっているわけではありませんので、人工透析に松山に来られる方、また妊婦さんが受診に松山、本土と言いましょうか、本土に来られますが、その時のフェリー代金が負担だと伺い、フェリー代金に補助するようになりました。
最後に申し上げますが、どこの自治体も財政は厳しいです。財政が厳しい中で、市民の皆さんの声は確かにあります。それを聞かずして一方的に行政がしてしまうと効果が出ない施策というのはあるでしょう。
この予算が限られた中だからこそ、市民の皆さんの声を聞くという姿勢が大事なのではないかと思い参りました。市民の皆さんが動いてくれるようになり、また有効な施策ができていると感じています。

【知事要望】
(記者)
知事要望では、自民党の各議員に案内がないと、議員側から抗議があったことをどう考えているか?
(市長)
私も残念だと思っています。と言いますのは、やはり知事への要望ですから、知事が出てきてくれないことには我々側としては要望ができないわけです。これまでの経緯から、知事にご出席していただくことが最も大切である、松山市にとって効果を生み出すには、どうすることが一番いいんだろうと考えてなったのがあの形です。最大会派である自民党さんのことは、もちろん認識していますが、同席いただけない形になったのはとっても残念なことだと思っています。
(記者)
一旦自民の方々に案内を出し、知事が実際に断ったら、自民党の出席を断る、というような手法も取れるのでは?
(市長)
多くの議員さんに参加いただいて要望する形が理想的だと思います。これからもいい形を追及していきたいと思っています。
(記者)
関係改善という意味で市長から知事に具体的に何か働きかけたことは?
(市長)
今回のことは、これまでの経緯から最終的に私が判断させていただきました。

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