平成26年9月4日 平成26年9月定例市議会補正予算等について

更新日:2022年2月22日

  • 日時 :平成26年9月4日(木曜日)午前11時から
  • 場所 :本館3階第1会議室
  • 記者数  :15人

議題

平成26年9月定例市議会補正予算等について

会見要旨

本日、9月定例市議会の招集告示を行いましたので、提出を予定しています議案について、補正予算案にかかる主要事業を中心に説明します。
今回の補正予算では、小・中学校校舎の耐震化の推進や災害用資機材の整備など災害に強いまちづくりの推進と市民の安全・安心を確保する施策のほか、予防医療や保育環境の充実を図るとともに、地域経済の活性化に向けた取り組みを推進することにしました。
まず、国の補助採択を受け校舎の耐震化が必要な余土中学校について、移転整備を行うことをはじめ、小学校、中学校、合わせて9校10棟の 耐震補強工事等を新たに実施し、小・中学校校舎の耐震化を引き続き推進するとともに、中学校の柔剣道場等に設置されている非構造部材である吊り天井の脱落防止対策を新たに行うほか、地震等の大規模災害の発生時に、地域の主要な避難所で使用する投光器や簡易トイレなどの資機材の整備や 長期的水需給計画の検証など、災害に強いまちづくりの推進と、市民の安全・安心の確保を一層図ることにしました。
また、水痘 及び 高齢者の肺炎球菌感染症が予防接種法に基づく定期の予防接種の対象疾病に追加され法定接種となったことに伴い、水痘の発生及びまん延の予防、あるいは高齢者の肺炎の発病や重症化の防止を図るため、それぞれ新たにワクチン接種を実施し、予防医療を充実することにしました。

加えて、待機児童対策の一環として企業等での事業所内保育施設の設置などに 補助するとともに、保育の担い手である保育士の処遇改善に取り組む私立の保育所や認定こども園等を支援し、保育士の人材確保を進めるなど 保育環境の充実を図ることにしました。
さらに、LCCの就航を契機とし、瀬戸内・松山の魅力を広く周知することで、関東圏からのさらなる誘客促進を図るとともに、新ゴールデンルートが旅行市場に定着するよう情報発信等の取組みを行うほか、柑橘有望品種の高品質生産体制の構築に必要な防風鳥(ぼうふうちょう)ネットや簡易ハウスの整備を支援するとともに、地域農業を支える集落営農組織の経営力強化のための活動経費や機械導入への補助などの農業振興に加え、幹線道路である中之川通線(なかのかわどおりせん)の整備、あるいは市民生活に関連の深い道路や下水排水路、農道等の市単独での公共事業にも所要の措置を講じるなど、地域経済の活性化に向けた取組みを 推進することにしました。
そのほか、コールセンター及び 総合案内運営の外部委託など次年度以降に予定している委託事業等について、円滑で効率的な執行を図るために必要な債務負担行為を設定することにしています。

以上が補正予算案についてですが、その他としまして、本日配布しました議案書の別号議案関係では、地方公務員法の一部改正に伴い、地方公務員に配偶者同行休業の制度が創設されたことにより所要の規定を整備する「松山市職員の配偶者同行休業に関する条例」の制定等について、ご審議をお願いする予定です。
それでは、補正予算案などの具体的な内容につきまして、担当の方から説明をしますので、よろしくお願いします。 

【配偶者同行休業条例】
(記者)
配偶者同行休業に関する条例とは何か?
(市長)
国で法律、県、市では条例が制定されますが、本件は、国の法律に基づいて、条例を制定するということです。
(総務部長)
市職員の配偶者が海外勤務する場合に、市職員が配偶者と一緒に海外で生活するのであれば、3年まで同行のため休業できるということです。
(記者)
全国的なものか?
(総務部長)
市長が申し上げましたとおり、国の法律の変更に基づく変更ですので、全国的にそのようになります。

【余土中学校移転整備事業】
(記者)
余土中学校移転整備事業の、今後のスケジュールは?
(市長)
今、設計しています。これは、今までになかったやり方でさせていただいているのですが、もともと余土中学校の移転は、土地の取得から考えると、確か20年動かない案件でした。
皆さんもご存知のように、余土中学校は、伊予鉄道の郊外電車の郡中線の余戸駅の近くにあります。非常に便利のいいところです。が、老朽化してきたのと、道路で学校の敷地が分断されているという状況があり、便の良いもともとの場所で改築をしてほしい、耐震をしてほしいという方々と、坊っちゃんスタジアムの入り口の辺りにある大きなグラウンドは、余土中学校さんのグラウンドなのですが、せっかくそこに用地を取得したのだから、そこに移転、新築をしてほしいという方々と、いくつかのグループに分かれてしまい、行政としてはひとつに意見がまとまらないと、事業に着手するというのはなかなか難しいですから、1回目のタウンミーティングでまとまっていただけないと、行政としては事業化するのは難しいということを申し上げて、タウンミーティングの後、皆さんで意見をまとめていただいて、今の用地取得している広いグラウンドで耐震改修することが決まりました。
そのように、タウンミーティングで市民の皆さんと意見交換をする中で、事業化してきましたので、設計もできる限り市民の皆さんの声を聞こうということで、中学生である余土中学校の生徒、また、将来、余土中学校の生徒になる余土小学校とさくら小学校の生徒や、地元のまちづくり協議会の方にも参加していただいて、例えば、トイレをどのような設計にするとか、そういう詳細を地元の方々といわゆるワークショップのようなものを作って、市民の声を反映した設計をしています。
(記者)
工事着手、完了の予定は?
(市長)
今設計中で、来年4月から工事着手、来年の12月に新校舎完成予定です。
来年の三学期から新しい校舎で授業を受けてもらえたらと思います。

【長期的水需給計画検証事業】
(記者)
いつ頃までに検討を始めて、いつ頃結果がでますか?また、その検討内容の範囲は?
(市長)
少しご説明をさせていただくと、現行の長期的水需給計画は、平成17年度に策定をされたもので、1日あたり不足水量を4万8千立方メートルと算出しています。
策定後、10年がたちました。目標年度が来年度(平成27年度)になっていますので、需要予測の検証を行うことにしました。
具体的には、平成26年度には、現況の水需要と水源水量の状況の整理、2つ目に予測フレーム、検討データの項目などの整理検討を行う。そして3つ目に、水使用量の実態の調査。これは市民だけではなく、企業などの詳細な水利用状態の調査などを行います。
また、調査した結果を分析しないといけません。そして、水需要の予測、水需給バランスの検証などを平成27年度に行う予定です。
(記者)
平成27年度中には、新たな数値になるということか?日量4万8千トンという数値も、見直しの対象か?
(理財部長)
今回の予算では、検証するということですので、その結果を見てみないと、今は、お答えはできませんが、それも含めて、検証をしたいと考えています。
(記者)
検証の結果によっては、見直しの可能性もあるのか?
(理財部長)
その検証結果を見てみないと何とも言えない状況です。
(記者)
日量4万8千トンという数値の変更によっては、松山分水の対応にも変化はあるか?
(市長)
これは、結果を待ちたいと思います。目標年度が到来したので、需要予測の検証を行うということですから、結果を待ちたいと思っています。
(記者)
水需給計画は、再度10年、15年など目標年度を設定して、検証するのか?
(水資源担当部長付課長)
現在の水需給計画は、先ほど市長が申し上げたとおり、平成27年度を目標年度にしています。今回の検証は、人口減少という状況もあり、目標年度自体をどう設定するかも、検討項目のひとつになるかと思います。水量の具体的な数値は当然として、目標年度の設定も含めて検討したいと考えています。

(記者)
以前から、議会では、この計画の見直しに関して、分水はいらないのではという意見があるが、そのような議会の意見は、検証作業にどのように反映されるのか?
(市長)
まず、先ほど申し上げたとおり、一定の検証が必要な時期を迎えています。わずか2カ月程度の少雨で、市民の皆さまに節水をお願いしなければならないほど、松山市の水源は脆弱です。まだ、水道が整備されていない地区、伊台地区ですとか、五明地区、市北部の山間地域、こういったところの人口を合わせると3万人に及びますが、その方々からは、早く水道を整備して欲しいという声が市役所に寄せられています。
しかしながら、やはり、新しい水源が確保できないと、その3万人の方々に上水道を引くことができません。
水資源に恵まれない本市では、これらに対応する大型の水源として、現在取り組んでいる分水か、高額の市民負担を伴う海水の淡水化か、この2方策しか残されていないことは、これまでも繰り返しお知らせをしてきました。
水需要量の算定は、今後、適切に検討したいと考えています。水源開発の方策は、これまで通り西条市さんの水を守ることを最優先に、黒瀬ダムからの分水を実現するよう、全力で努力していく姿勢に変わりはありません。委員会でも、各委員のご意見に耳を傾けながらご理解をいただけるよう、丁寧に説明をしていきたいと考えています。

(記者)
委員会とは?
(市長)
水資源対策検討特別委員会です。
(記者)
市が今回行う検証自体は、理事者が実施し、議員が入ることはないのか?
(理財部長)
これは平成17年に策定した計画の期限が終了するので、その検証を行うものですので、それとは別です。
(記者)
検証に関しては、外部の方や有識者を集めた組織を作り検証するイメージか?
(水資源担当部長付課長)
前回もやはり、市民の声を入れたいということはありました。今回の検証でも最終的に数字が出た後、パブリックコメント等を検討していますが、それ以外にも当然、市民の代表であるとか、各種団体、当然、学識経験者、そういった方も含めて検証していけるような組織を考えています。
(記者)
検証している間、西条市への要望は、中断するのか?
(市長)
姿勢は変わらずです。先ほど申し上げたように、黒瀬ダムからの分水が実現するよう、全力で努力していくという姿勢に変わりありません。
(記者)
見直しをしつつ、西条市との交渉を別で進めていくということか?
(市長)
検証と見直しは、違います。水問題、大変難しい問題、皆さんもよくご存知のとおりですが、「見直し」という表現は、方策なども含めて私ども松山市が、現在実施している新規水源開発の取り組み全体の見直しと誤解を受ける恐れがあります。
今回提出している予算案は、あくまでも需要量の検証です。人口減少や、節水機器の利用などの節水の進展も踏まえて、一定の検証を行おうということです。
(記者)
検証と西条市との交渉は別で進めていくということか?
(市長)
これまで通り、西条市さんの水を守るということを第一義にして、分水の実現に誠心誠意、粘り強く交渉させていただきたいと思っています。

(記者)
交渉は現在、止まっているようにも見えるが、さらに止まっている状態のまま、しばらく先延ばしになる懸念は?
(市長)
私は止まっているとは思っていません。
今、愛媛県、新居浜市、西条市、松山市でこの協議の場が設けられています。そして協議が行われて、進展をしていますので、私はとまっているとは考えていません。
やはり、水問題というのは非常にデリケートな問題ですから、即座に解決できるというものでもありません。なかなか進展していないように見えるかもしれませんが、この協議の場はできていますし、協議は重ねています。
(記者)
現実として、しばらく開かれてないと思うが、それでも止まっていないのか?
(市長)
はい。協議の場はありますし、協議を重ねていますので。
今、西条市さんの方々にお話を聞いている段階だと、伺っています。
(水資源担当部長付課長)
西条市さんからは、西条市さんが実際調査された地下水の調査結果や、4者で協議している協議結果などを市民の皆さまに、例えば町内会であるとか、各種団体であるとか、そういった会合でご説明をされているとお伺いしています。

【西条分水署名】
(記者)
分水を求める市民団体からの32万人の署名に関し、今の特別委員会がこの有効性を疑問視しているが?
(市長)
署名提出していただいてから4年の歳月が流れています。
なぜこの時期に、こういった話題、今まで4年なかったのに、なぜこの時期にこういった話題になるのか、その真意を少し測りかねているところです。
平成22年3月末に第三の水源の確保を求める市民の会から頂戴したこの貴重な書面は、現在も大切に保管しています。
私としては市議会側が望まれるのであれば、この市民の熱い思いを共有して欲しいという思いがありますので、閲覧要請には応じていきたいと思っています。もちろん、個人情報などの問題もありますので、この点は、議会も適切に判断していただけると思っています。
(記者)
直近の特別委員会では、32万人という数字を市側が確認せずに、主催者発表を鵜呑みにして議会答弁で使用したことに対し、非難の声があったが、どう思うか?
(市長)
私も、署名の中身を見ているわけではないでので、詳細には分からないですが、分量からして、かなりの量だということはお分かりいただけると思います。

(記者)
一部の委員、議員からは第三者委員会を立ち上げて検証する必要があるという声も挙がっているが?
(市長)
今のところ私が思っていますのは2つです。
これまで通り、西条市さんの水を守るということを第一義に、粘り強い交渉をさせていただくということと、今回の目標年度がせまっているので、検証を行わせていただくという、この2本柱で進めていきたいと思っています。
(記者)
32万人の署名を松山市で実際に数えるような指示は?
(市長)
まずは、今、議会のほうが閲覧をということですので、まずこれをしてということになろうかと思います。
(記者)
その結果を見てということか?様子を見るということか?
(市長)
まずは、そういう段階です。
(記者)
西条市と交渉することは、一方で必要水量も含めて検証を進めていては、理解が得られにくいのではないかと思うが?
(市長)
先ほど申し上げたとおり、たとえば五明、伊台ですとか、上水道を配備して欲しいという、あわせて3万人の方の切なる願いがあるわけです。
私が就任させていただいて、この4年のなかで、給水制限をかけた年は、4年のうち3年有ります。今年は雨が多く降りましたので、今年だけ給水制限をかけてないだけなんです。松山市の水源というのは、脆弱であるというのは分かりきっている事実なんです。
石手川ダムは37万人の設定ですから、石手川ダムと地下水、この2つしか水源はないわけです。一方に何かあれば、早速、都市の機能は麻痺してしまいます。多くの機関、病院がありますが、その医療現場に送る水も心配されるような状況です。
ですので、私としては、そういったことも踏まえて、粘り強い交渉に努めていきたいと思っています。

【中学校吊り天井脱落対策事業】
(記者)
中学校吊り天井脱落対策は、事故等を受けての実施か?
(市長)
そうです。東日本大震災などで、吊り天井など、いわゆる非構造部材といいますが、この落下による被害が多数発生したことによります。そうしたことから、天井落下防止対策について、国から平成27年度までの速やかな対応を求められていますので、対象になる学校の対策工事を行います。
(記者)
吊り天井があるのは、ここに挙がっている学校だけか?
(市長)
そうです。平成26年度整備予定が、道後、小野、西、桑原、城西。
そして、平成27年度整備予定が高浜、朝日、久米、南第二です。
平成26年度に行う5校は、国庫補助採択がされたものです。

【上甲監督ご逝去】
(記者)
今日、午後1時から上甲監督の葬儀が行われますが、改めて、上甲さんとの思い出があれば、聞かせてください。
(市長)
実は先週の金曜日の夜に連絡を受けて、お会いしに行ってきました。伺いましたら、ベッドに横たわっていらっしゃって、しんどいご様子でした。娘さん、息子さんがいらっしゃって、「上甲さん」とお声をかけました。ベッドに横たわっていらっしゃるので、私はひざをつくかたちでできるだけ目の高さあわせて、「上甲さん」と声を掛けましたら、最初は、上甲さん、あの上甲さんがしんどいって言っているんですから、ほんとお辛かったと思うんですよ、「しんどい」っておっしゃっていました。で、「上甲さん」と声を掛けると、私のほうを向いてくださって、くっ、とこう目を広く大きく開けられて、そこで私のことがわかったんだと思います。
私はもう、前の仕事の時から上甲さんとは、合わせて20年以上のお付き合いがありますので、一緒に食事もしたし、一緒に風呂にも行ったし、一緒に酒も飲んだし、上甲さんはあまりお酒は飲まないですけど、一緒に歌も歌いましたし、ほんとに日頃はおやじさんって呼ぶことも、カラオケ行ったときなんかにあるんですけど、ほんとに深く付き合わせていただいたので、上甲さん、私の顏を見て私だとわかったんだと思います。大きく目を開かれて、私は20も年下なのですけれど、あの人は礼節を重んじる方なので「ありがとうございます。感謝します。」っておっしゃいましたね。
もう、明らかにしゃべることもしんどそうだったので、「上甲さんいいですよ、もうしゃべらんでいいです、僕の話だけ聞いていてください。上甲さん、良くなって、また野球の話いっぱい教えてくださいね。」って申し上げましたら、うんうんってうなずかれて、手を握って話をさせていただいたのですが、上甲さんの手は、あったかかったです。
色んなことを教えていただきました。野球人として、どんなことが大事なのか、また、人間としてどんなことが大事なのか、いろいろ教えていただきました。

野球を愛して、選手を愛して、愛媛の野球を愛した方だったですね。
選手のことをものすごく思っている方でした。
グラウンドでは、もちろん大きなグランドですから、時折大きな声を上げることもありました。私たちが話を聞いていても、二人で話をしていても、様子が悪いことがありましたら、「こらーっ」って大きい声あげる、ほんとに選手のことを常に気にしている方で、「野志さん、15歳で親元を離れて、友達とも離れて県内や県外から来るんですよ、この子たち。お父さん、お母さんの作るご飯も食べたいでしょうけど、それが我慢して、この子ら、来るんですよ。」って言われていたこととか、上甲さん、ごみを拾う方なんですよね。「こうやって、いいことすると運がつくんですよ。だから僕はごみを跨ぐやつは許せないんですよ。それはね、ゴミがあるのをわかっていて、それも拾わない、っていう意思表示ですから。そういうのを僕は許せないのですよ。」人としてどういういうことが大切なのか。「毎年勝つのは大変なんですよ、選手たちは変わりますから。」とか、「第一シードに選ばれると、こどもたちは絶対勝つことを、勝って当たり前だと思われるから、それを勝つのは大変なんですよ。」とか本当にいろんなことを教えてもらいました。
今日は、本葬、全部出させてもらいたいと思っていますけれども、ほんとにいろんなことを教えていただきました。早く天国に召されて、悲しいというより、なんか悔しい気持ちですね。先に旅立たれている奥さんの節子さんが待っていらっしゃるので、本当に勝負の世界に生き方なので、言えない苦労もあったと思います。「お疲れさまでした、ユニフォーム脱いで、ゆっくりお休みください。節子さんとゆっくりコーヒー飲んでください」というような気持ちです。すいません、長くなりました。

【乳幼児医療費助成制度】
(記者)
市民団体から、乳幼児医療費助成制度について、中学生までの通院入院費を無料化にして欲しいというさらなる拡充を求める署名を1万筆あまりを添えて担当部長に提出されたが、改めて市長の考えは?
(市長)
これは、財源のことが問題になります。
できるだけ親切に、手厚いサポートができればと思っているのですが、国自体が1千兆円の借金を抱えている中で、これから地方に配分されてくるお金が増えるとは、とてもとても考えにくい。限られた財布の中でやっていかなくてはいけないわけです。確か中学3年生まで通院、入院を拡充すると億単位のお金、10億近いお金が、かかったのではないかと記憶していますが、これが、毎年、毎年の経費になるわけです。1年だけ支出したらいいわけではありません。一旦、開始すると、止めるという選択肢はまず無理です。財政的にどこの地方自治体も難しい運営を迫られていますけれど、財政のバランスを見ながらということにはなろうかと思います。やはり、財源を確保するというのが大事、松山市は中核市ですので、他の市町と県からいただく補助率が違うところがあります。
例えば、松山市でしたら5分の1、8分の1というのがあるのですが、周辺のほかの市町はもう少し補助率が高いということがあります。そこの財源の違いもありますので、財源の確保ができればというところですが、なかなか難しい財政バランスであると思っています。

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